小林麻央さんが乳ガンのため死去されました。最期はご自宅で家族とともに過ごすことが出来たことだけが救いです。冥福をお祈りいたします。

私の母も、乳ガンを患いました。発病は20年以上前のことです。私はまだ中学生で、高校受験生でした。

麻央さんの死去を知り、大人になったいまだからこそ、思うことがあります。

幼い子供を残して旅立った麻央さん、どれほど心残りだったことでしょう。

また、お母さんに甘えたい盛りの幼いお子さんの気持ちを考えると、胸が張り裂けそうになります。

そして、私の母も闘病中、こうやって私達子供たちのことを思ってくれていたのかな、と考えます。

母の闘病を支えた父、働き盛りの中での看病は大変だったでしょう。ありがとう。

母不在の中で家事を手助けしてくれた祖父母。ありがとう。ご飯に文句を言ったりして本当にごめんなさい。

小学生だった妹たちも、母の入院中は寂しかったことでしょう。お弁当を作ったり、お洗濯をしたり、お皿を洗ったり、お手伝いをしてくれたね。

入院中、たまに泊付き外出が許可され、家に帰って来てくれました。私はその帰宅をいつも楽しみにしていました。

高校入試の合格発表の日、合格を確認したその足で、母の病室に報告に行きました。とても喜んでくれました。

あれから20年以上たちます。妹たちにカワイイ子供たちが生まれ、母はおばあちゃんになりました。これからもずっとずっと元気でいてね。

こうして振り返ってみて思うのはやっぱり、生きていてくれるだけで素晴らしいということ。

麻央さん、闘病お疲れさまでした。安らかにお眠りください。