母が脳梗塞で入院して2週間

毎晩を自分の家で過ごすことができました。

夜の3~4時間だけのことですが、

日中働いている私にとっては、この3~4時間を

自宅で過ごすことは

とてもリラックスできる時間でした。

もちろん、兄と母の病状は心配でしたが、

専門家の方が見て下さっているという心強さと

自分が見なくちゃと思わなくてもよい安心感が

ありました。

ちょっとした休暇になりました。

 

金曜日、母が退院してきます。

言葉がでにくい、足が動かしにくいと

訴えていますが

とにかく自宅に帰りたいと

言うので

帰ってくることになりました。

 

再び、入院前のように19時頃から23時頃までは

食事と母のお風呂のサポートのため、

実家で過ごすことになります。

そして週末には、お泊りとなるのです。

 

どれほどのフォローがいるのか

日中は自分一人とヘルパーさんで大丈夫なのか

まだまだ、未知ですが、

出来る範囲でサポートしていきたいと思います。

 

でも、

あんまり、母の言葉をまともにうけとめすぎて

強く、言い返さないように気を付けます。

 

年齢と病気が関係しているのだと

自分に言い聞かせて

おおらかになろうと思います。

 

8月には92歳

何をするのも、しんどいのは当たり前

そんな中、生きていてくれているのだから

そのことに、感謝して、

あと、どれだけ一緒にいることができるのかわからない時間を

大切にしなければと思います。

 

空っぽの実家は

玄関扉を開ける度に、

寂しさが押し寄せてきます。

「じいちゃん、ただいま。一人で寂しかったでしょ」

「じいちゃん、誰もいないと、暑いねえ」

そんな独り言をいいつつ、

祭壇の花の水を変えます。

いつも、ばあちゃんが入院したときは、

じいちゃんが植木の水やりをしてくれていました。私の書いたレシピをみながら

台所で晩御飯を作っていました。

その姿がどうしても脳裏に浮かびます。

母も兄もいない空っぽの実家は、

じいちゃんの事も思い出させます。

 

やっと母が帰ってくる。

私の1人の時間が減らされても、

母が帰ってくることは、

慌ただしいけれども

大変だけれども

あとから、きっと幸せだって思う日常が

戻ってくるということです。