バイオリストの
Atef HALIM さんの
演奏会に
行って来ました。


















デビュー65周年

ユダヤ人のお母様と

エジプト人のお父様の下に

カイロで生まれ育ち

13歳で一人

故郷を離れ

パリまでの渡航中

船の甲板でバイオリンを

弾いていたら

船長に

気に入られ

一番安い部屋から

一等船室に

変えてくれたそうです。

船から降りて

行く当ての下宿先に

辿り着いたら

当時の郵便事情の

手違いで頼りにしていた

叔母さんが前日に

田舎に引っ越した後

泊まる所が

無くなり

子供だったので

心細かったが

靴の底に入れて置いた

少しのお金を出して当日は

宿に泊まり

翌日さてこれから

どうしようかと

途方にくれたいたところ

親切な方々の

ご縁に恵まれ

アルバイトをしながら

パリ音楽院で

学び様々な演奏活動と共に

今日に在られる


コンサートが終わり

皆さんでお茶していたら

ご本人が来られて

波瀾万丈の人生の

一端をお聴きしました。


音楽は全ての人が

分かり合える唯一の

言葉

そして平和に繋がる

確かな『希望』











心に残る音色

聴き入りました。


ご本人の動画が

見当たらなかったのですが

アンコールには

シンドラーのリストの

テーマ曲を選ばれて

とても響きました。


エリザベス・キューブラー・ロス


〜今の人生とおなじ人生は二度と手にすることができない。この人生ではたしてきた役割をもう一度演じることも、もう一度これまでと同じように

人生を経験することも、けっしてできない。あの両親のもとに生まれ、この家族をもち、このこどもにめぐまれ、この環境、この状況のもとに生きて来たように、この世界を経験することは二度とできない。同じ顔ぶれの友人を持つことも、

今回の生かぎりである。あの海、あの空、あの星

あの愛する人を、最後にもう一度だけみたいと

願うようになるまで待つ必要はない。

いまこそ、それを、しみじみみてほしい。


      〜ライフレッスンより抜粋〜