12年前だったかな・・・
入院していた母に「テレビのスイッチを押すのにちょうどいいから持ってきて」って言われて家から持って行った孫の手きらきら

あまりにも古くさくてイケてなかったので、アクリル絵の具でキュートにしてあげたの。
裏も表も、隅々までデコって、名前まで可愛らしく花柄で入れてあげた。
ちゃ~んと、アクリル絵の具の上にはエナメルトップコートを塗って、
濡れても絵が消えないようにしたんだよ。グッド!ラブラブ




さっき、テレビのはなまるマーケットで言ってたんだけど・・・
「孫の手」じゃないんだってね。
びっくりした~!!


「麻姑の手」なんだって。
昔、むかし、中国に麻姑っていう名前のと~っても爪の長い仙女?が居たんだって。
その長い爪で背中を掻いてもらったら、さぞかし気持ちいいだろうってことでできたらしい。

へ~ ショック!  知らなかったな~。ニコニコ
てっきり、孫に背中を掻かせるおじいちゃんの姿を想像していたよ。
あ~この話、もっと早く知っていたら母に教えてあげたのにな~ しょぼん汗







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これを病院に持って行ったとき「何これ~ビックリマーク」って母は大笑いだった。
「ちょっと、見たってよ。これ。こんな派手な孫の手みたことないわ~」って、まわりのベッドの仲間達にまわして見せてたな~。
お見舞いに来てくれた妹に「ちょっと、姉さん、こんなんどこに行ったら売ってるの?」な~んて言われて
「これ?こんなもん、売っとるかさ。この子が描いたんさ」ってこともあったな。
あたしには、嬉しそうに見えた。にひひ



母は亡くなる直前までこの「孫の手」を大切にしてくれてた。
「孫の手」が「麻姑の手」だと知ったら、今すごくおしゃれなものに見えてきたよ。
・・・・・思い出の「麻姑の手」だ。