IBMで学んだことアスキーで得たことセガで考えたこと
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IT時代の生き方についての本。

仕事対する意識が衝撃というか・・・。
//抜粋
「仕事をする側」は「させる側」から見れば商品である。自然なのは、相手の期待値と自分の脳浴が一致しているケースで、これが一番うまく行く。だから、仕事をする、または職を変えるときには、相手の評価方法を知ると同時に、相手が評価しやすい部分を持つということも大切だろう。

仕事は「自己満足・達成感」と「評価」のバランスで選ぶ
キャリアを捨てる技術、エッセンスを生かす技術。
今の自分の場所、ベースラインを冷静に見極める。それと目標とのギャップを埋めるアクションプランを作ることから、始めてみてほしい。新しいビジネスでも基本は変わらない。自分のキャリアからエッセンスを抽出して次の仕事に生かせばいい。終身雇用の終焉とIT革命、今はチャンスの時でもある。
//抜粋ここまで

なお、アスキーネットの閉店を決定するに当たり、「インターネットとはどういうものか。ISPとは何か」という分析を行ったそうです。
原点に戻って考え「ISPというのは基本的に、鉄道タイプのサービスなのか、電力タイプのサービスなのか」という問いかけを行ったとのこと。
もし鉄道タイプのサービスならば、中小鉄道会社として生き残れる。(新幹線と箱根登山鉄道が時を同じくして日本に存在できるように。)
しかし電力タイプのサービスであったら、中小の事業体は生き残れない。ユーティリティである電力事業には、日本中に均一なサービスを届けなければならないという基本的な性質があり、そのために巨大な設備投資と一貫したサービスが必要になる。
ISPはいずれ電力タイプのユーティリティ・サービスとなると考え、撤退したそうです。

こういう、この事業はどのような事業なのか、何かに例えて考えるのって重要と思いました。
先日読んだ「新世代ビジネス、知っておきたい四賢人版マーケティングの心得」にあった、「賢い将軍は、損害量ではなく、今やっている戦術が成り立つのか成り立たないのかというのを見ている。これ以上行くと戦術自体が成り立たないと思ったときにぱっとやめてしまう。」という部分を思い出しました。