1月15日に観に行った「眠りの森の美女」の記録です。


アンフィシアターのレストラン前には妖精達の衣装が飾られていました。これは多分、Fairy of the Woodland Gladeの衣装。 日本語だと「鷹揚の精」って言うのかな? 日本語で「眠り」の妖精の名前調べてみたら、なんだか英語とはかけ離れた名前になっているので、どれがどれなんだかよく分からん〜。私だったら「森の陽だまりの精」って訳すけどなぁー。長すぎるか?


これは「元気の精」。英語だとFairy of the Enchanged Garden 「魔法のお庭の精」


配役表と一緒にパチリ。詳しいキャストは一番下に貼ってあります。主な役どころは、

オーロラ姫:マリアネラ・ヌニェス
フローリムンド王子:ヴァディム・ムンタギロフ
カラボス:エリザベス・マクゴリアン
リラの精:ジーナ・ストーム・ジェンセン
フロリン王女:マヤラ・マグリ
青い鳥:ヴァレンティーノ・ズケッティ などなど。

青い鳥は、配役表ではセザール・コラレスとなっていて、おお〜っ。楽しみ‼︎っと喜んだのも束の間。当日、代役になっていました。ええ〜、またですかー。セザール・コラレス、土壇場の代役多すぎる〜。でも怪我でないと良いのですが…。

他にもいくつか当日の役替えがありました。


席からの眺め。

最近、若手の配役ばっかり観に行っていたので、マリアネラ・ヌニェスとヴァディム・ムンタギロフなんていう大御所の配役で観るのは久しぶり。いやー、やっぱマリアネラ凄いわ。ポワントで立ってる時の安定感半端無い。ほんとに安心して見ていられる。体の線も伸びやかだし、観ていて気持ちが良い。彼女、もう多分30代半ばも過ぎた頃なんじゃないかと思うけど、いつまで彼女を観ることが出来るんだろう? って思うと、ちょっとこれから集中的に彼女の配役で観ておきたいかも。

ヴァディムも相変わらず美しいよねぇ。ソロは前半、優雅で美しいけれど100%出して無いね?って思ったけど、最後のグランジュッテで舞台を一周する所が素晴らしかったので、そのために体力温存してたのか?

カーテンコール 

妖精達の中では、アナ・ローズ・オサリバンがすごく良かった。

リラの精のジーナ・ストーム・ジェンセン。色白で背が高めなので、雰囲気として良く合ってると思った。指先の表情がとても綺麗でした。けどソロは、フェッテ→アラベスクx3回からのダブル・ピルエット、結構失敗してた。まぁねー、これむちゃくちゃ大変だもんねー。軸もぶれずに完璧に回れる人の方が少ないかも知んない。聞いた話によると、金子ふみさんは出来てたって話。うわー、彼女のリラの精、綺麗だろうなぁ。観てみたいわー。

脇を固める人達のカーテンコール

カラボスは、キャラクター・ダンサーとしてはかなりキャリアの長いエリザベス・マクゴリアン。彼女は王妃役とかでしか見たこと無かったけど、カラボス、すっごい良かったー。チョー怖かったー。でも気品もあった。カタラビュットをいじめるところが心底楽しそうで、でも同時に高貴な品も漂っていて素晴らしかった。


主役二人のカーテンコール。私めっちゃ叫んでますけど、気にしないで下さい。笑笑

色々なキャラ者が出てくる第三幕。白い猫が可愛いかったー。ちょっとした間の取り方や首の動かし方で、表現って全然変わってくるんだなぁ。

赤頭巾ちゃん、オオカミがめちゃくちゃ元気良くて笑ったわー。あんな元気なオオカミ、見たこと無いわー。赤頭巾ちゃん食べる気満々!っていうのが痛いほど伝わって来たわ。オオカミの中身誰っ⁈って、速攻チェック入れました。デービッド・ドネリーでした。あんまり知らないダンサーだ。これから注目してみよ。



主役のカーテンコール2回目

青い鳥は、急な配役変更だったのか、パ・ドゥ・ドゥの部分はヴァレンティノのサポートが若干不安定な部分もあった感じがしたなぁ。ヴァレンティノもマラヤも、ソロの方が良かった。

最後のグラン・パは、もう言うことないっす。神々しいよね、二人とも。こういう逸材って、今の若手から果たして育って来るのかな?と思うと、ちょっとその辺、なかなか難しいモノがあるような気がする。

マリアネラはインスタのアカウントで、「オーロラ姫、こんな大きな幸せをありがとう。あなたを創り上げるために、毎日毎日ものすごく練習させられるけど、純粋なバレエの形を教えてくれるあなたが大好きよ。」みたいな事を書いていた。…あぁーーー、すっごくラクそうに踊っているみたいに見えるんですけどー。そーだよねー。全然楽ではないんだよねー。死ぬほど練習するんだよねー。ほんっと、バレエダンサーってすごいわ。って思いました。