美鳥が4人と関わることによって

過去の壮絶な人生が見えて来ました。

まずは、ゆくえとの再会から

8話は、始まります。

その前に、4人は美鳥からの

電話を待ちながら

”嫌いなポジティブワード”

3人で言い合っていた。

 

「他人は変えられないけど

自分は変えられる」紅葉

ゆくえ「わあ~~私あれ」と

「死ぬ気で頑張れ。死なないから」

 

人は頑張りすぎると、人は死ぬと紅葉

夜々は、かすり傷、いっぱいつけられたら

死にますと夜々。

 

「生まれ変わったら、夜々ちゃんに

なりたい」と夜々。

 

「こっちの苦労も知らないで」ゆくえ

「不幸島の始まりだった」紅葉

「お前の不幸、私の幸福のせいに

するな」夜々。

 

椿も加わって

”嫌いなポジティブワード”を

椿に聞くと

”失敗は成功のもと”と言い

止まない雨とか、明けない夜とかは

ないが、咲かない花はある。

「咲いても、みんな枯れるし

置かれた場所で、咲きなさいとかね。

いい言葉だよね。

できれば、咲ける場所に置いて

欲しいけどね」と。

どんどん、ネガティブになって

いく椿のそばに3人がやって来て

「人生辛いね。苦しいね」ゆくえ

「ポジティブな人、怖いね」夜々

「泊まろうか?大丈夫?」紅葉

 

「大丈夫、いいかげん1人に

慣れないと」と言う椿だった。

 

帰り道で、ゆくえは美鳥さんから

電話があった。

椿は実家の花屋に来て

母の鈴子に

「中学の時、たまに遊びに来てたというか

店、手伝ったり..」椿

 

「美鳥ちゃん?」鈴子は覚えていた。

「そう、志木さん

志木さんって、転校して

それっきりだよね」椿

「う~ん、会ってないね」鈴子

夜々が言った。

「ホントにミドちゃんが4人の共通の

ミドちゃんだったとして

私がゆくえさんの立場だったら

先に、ミドちゃんと2人で会います。

他の3人に内緒で」と。

 

また、「好きな人と、久しぶりに会う時

他の別の人達が、一緒にいたら

感情出しにくい気がしません?」夜々

 

「それはもう」紅葉

 

「そうかも」椿

 

「ゆくえさん的にも

わあ、美鳥ちゃん、あの3人とも

知り合いなんだ。

じゃあ、5人で会おうよって

ならないと思うんです」夜々

2人は、同感した。

夜々の思った通り

ゆくえは美鳥ちゃんとファミレスで

会っていた。

「ほんとはね。美鳥ちゃんが

皆の美鳥ちゃんって分かって来たら

その時点で、皆に連絡するつもり

だったけど」とゆくえ

「皆の美鳥ちゃんって?」美鳥

「まだ、言ってない。

先に会っちゃった。

抜けがきしちゃった」とゆくえ

 

「まあ、まとめて4人来られたら

私も、なんというか..」美鳥

「その人の前の自分って

あるしね」ゆくえ

「あるある、ウソの顔ってこと

じゃなくて」美鳥

 

「分かる。だから久しぶりは2人で

会いたかったんだよね。

ごめんね、勝手に」ゆくえ

 

「ありがとう。ゆっくり話せたし

2人で良かったよ」と美鳥

 

椿の家にいた夜々に、ゆくえから電話が..

ゆくえと話してる途中で、紅葉の手を取って

引っ張っていく夜々。ヒソヒソ話する2人。

電話を替わって紅葉が話す。

 

「なに?」と不思議がる椿

 

急に2人は帰りますと言って

「代わりばんこ」と紅葉が言って..

 

「今晩、絶対家から出たらダメですよ」夜々

「お家でおとなしくしてて」と紅葉が言って

2人は急いで、椿の家を出て行った。

「ええ、なに?」とよく分からない

2人の行動に、唖然としていた。

「さりげなくフォロー」と言いながら

”みんな椿さんのこと大好きだよ”紅葉

「ささやかな気遣い」と言って

”今日もコーヒー美味しかったな”と夜々

2人からのメールを見て

「怖い。逆に怖い。何?」と

つぶやく椿だった。

 

その時、”ピンポーン”となって

あの2人だと思って、ドアを開けたら..

「春木」と呼ぶ美鳥が立っていた。

椿の家に入る美鳥。

 

「変な感じ。違う家みたい。

でも、なんか、ちゃんと帰って来た

感じある」と美鳥

「何も聞いてない?」美鳥

「何か、ゆくえさんから、電話

来たと言って

夜々ちゃんと紅葉くん

何も教えてくれなくて、そそくさと

帰って行ったけど」と椿

椿の夜々ちゃん、紅葉くんの呼び方に

笑っちゃう美鳥さんでした。

「変な感じだよね」椿

「でも、納得ではある。ゆくえとか夜々と

仲いいって。

わあ~佐藤君って意外かな

色々記憶たどって、思い出が繋がって

楽しくなっちゃった」美鳥

「よかった。どうしてるかな~って

たまに思い出して

ここ買う時とか、店手伝う時とか。

 

あの3人と志木さんの話になって

よけいに色々思い出して

勝手に心配して、今さらなんだけど」椿

「あの頃も、あの後も

色々あったけど

でも、こうやって昔の友達に会って

こういう家、自分で買ったり

そういうの1人で出来るようになった」美鳥

「けが、もうしてない?」

「してない。もう、喧嘩してない」

「そっか、よかった」

あの時の美鳥の辛さや哀しみは

もう、ないと言うことに

涙ぐむ椿と美鳥だった。

 

”学校では、いつも怪我をしてて

中学の皆から嫌われていた

 

ガーベラが好きで、椿の店で

花を眺めている美鳥(上坂樹里)を

椿から呼び止めた。

ほっぺに血が出てると言って

鈴子が手当してくれた。

「甘いもの好き?ちょっと待っててね」

と鈴子

 

甘いものを待ってる間

椿は将棋しようと言った。

美鳥は椿を同じクラスだと

知っていた。

 

美鳥は、この傷は喧嘩だからと

強調した。

 

でも椿は、皆が言ってるけど

見た人はいないし、志木さんから

聞いた人も多分いない。

うわさ話だと思ってたからと言った。

将棋の駒を並べる時

美鳥は自分に向けて

駒を並べてたので、椿が

「こっち向き。相手と向き合うように

置く」のだと言った。

 

”それから志木さんは

時々気まぐれに、家にやって来ては

一緒に将棋をした。

 

僕が学校へ行ってる時は

店の手伝いをしたり

母から料理を教わったりしていた”

 

「将来の夢ってある?目標だけでも」と

椿は美鳥に聞いた。

 

「家が欲しい。自分の家

帰りたい家」と美鳥は答えた。

 

椿は、「どんなの?」と

紙を渡して描いてもらった。

絵を描くのが上手だったし

この間、見つけた絵は

美鳥が書いた絵だったのですね。

 

来るたびに、怪我をして

かならず、喧嘩したと言っていた。

一方的な暴力でも

喧嘩というのだろうか?

 

志木さんは、突然来なくなり

それからすぐ、転校したと知った。

 

会えなくてもいいから、もう怪我を

していないことを願った。

いつか、帰りたい家を持てるようにと”

「お邪魔しました」美鳥

「お邪魔しました?

でも、また志木さんの所に戻るし」椿

「それは、今度、ちゃんと話そう」美鳥

「じゃあ」美鳥

「またね」椿

椿の家を出た2人は、ゆくえの家に

行っていた。

カップアイスを出して「おわびの品です。

ごめんなさい」とゆくえ

「別に全然」と紅葉と夜々

 

「2人ずつで、正解だと思う」紅葉

「だよね。よかった」ゆくえ

「ほんとに、皆のミドちゃんでしたね。

ビックリ~目」夜々

 

「何か反省した。

自分の知ってる美鳥ちゃんだけで

こういう人って決めつけて」とゆくえ

 

ゆくえに「会うのが楽しみだね」と

言われた紅葉は

「会いたかったけど、俺は皆みたいに

仲よかったとかはないから

向こうも別に会いたいとかないと

思うし」と紅葉のネガティブ発言が..

 

ゆくえから、本当は数学得意なのに

わざと悪い点取って

美鳥先生の補習受けたくて..

そんなことしたと、美鳥から聞いたと

夜々に話したら

「佐藤君、可愛いと」夜々に

茶化されちゃって..

「佐藤君、やめて」と紅葉あせる

 

ゆくえの妹、このみが帰って来た。

このみに、会いたかった幼なじみが

来てるよとゆくえ

「久しぶり」と紅葉

「お風呂入れてくる」と笑顔のこのみ

 

仕事が終わって帰ようとした

夜々は、「夜々ちゃん

この後って時間ある?」相良

「ごめん、約束あって」夜々

「友達?」

「友達じゃなくて..

(ちょうどメールが来て)

お疲れ様でした」と夜々は

楽しそうに去って行った。

美容院の階段上に美鳥が

待っていた。

「久しぶり」と言って

抱き合う夜々と美鳥だったキラキラ

夜々のアパートで、美鳥は

ロールキャベツや他の家庭料理を

作って、一緒に食べた。

ロールキャベツは、鈴子から教わった

料理ですね。

「これだ。ママよりママの味」と喜ぶ夜々

「一応、連絡もらって

来なくていいって言われたんだけどさ。

わざわざ、塾閉めて、家売って、帰った。

帰ったんだけど、全然帰って来たって

感じがしないの」と美鳥

「分かる。意地っていうか、分るよ。

親とか家族とか関係ないよって

言われることあるけど

関係あるもん。

意地でも関わらなきゃって思う。

分かる」夜々

 

「ありがとう」美鳥

「1人暮らし、寂しくない?」

「全然、東京の方が友達いるもん」夜々

「なら、よかった」美鳥

”私の知ってる頃の美鳥さんは

いつもポアポアしていて

穏やかで”

 

「ミドちゃん、今の電話、お母さんから

夏休みの間は、ここに泊りなさいって」

沙夜子

「はい」美鳥

 

”大好きな従妹のお姉ちゃんだったけど

親戚の中から、嫌われていた

 

美鳥は将棋盤を見つけた。

夜々は、女の子だから

将棋はしなくていいと

言われたと、美鳥に言った。

「教えてあげる。ママには内緒で」と美鳥

椿から教わった将棋を

美鳥は、今度は夜々に『おすそわけ』

して、教えてあげた。

 

”6歳の私は、遊びに来てくれたんだと

喜んでいたけど

実際は、親戚にたらい回しされたあげく

たどり着いたのは、家だったらしい。

 

ミドちゃんは、親戚中から厄介者に

されていて、中でも特に厄介に

思っていたのがミドちゃんのママだった。

 

ミドちゃんは、最終日に、新潟に帰った。

そこには母も兄もいない1人で

愛着のない場所、誰も待っていない場所へ

帰っていった。

ミドちゃんがいつか、自分のいたい場所に

帰れることを願った”

 

「お邪魔しました」と言って帰ようとしたが

振り向いて美鳥は

「佐藤君ってさ、あの子さ

なんか言ってた?会いたくないとか

そういうの」と夜々に聞いた。

「皆、ミドちゃんがいたことを

知らずに集まったのね。

あの家、でも、紅葉くんだけは

ミドちゃんに会うために行ったんだよ」夜々

 

「うん、ありがとう」美鳥

「また、来てね」夜々

椿の質問に「う~~ん」と答えるだけで

「すねてる」と言う椿。

 

実は、紅葉は美鳥と

どんな顔して会おうか、何話そうかと

考えていたのだった。

 

「でも、あれじゃない。

そもそも、会いに来たんじゃ

なかったっけ」椿

「他に話せる人がいなかったから

その時はまだ..」紅葉

「なるほどね」椿

塾で希子と話するゆくえ

「答え合わせしたのね。

同姓同名の知り合いが、友達の間で

その人が同一人物かかどうか

結果、同じ人だったんだけど

そこにたどり着くまで全然違ってて

同じ答えと思えない所が

いっぱいあって」ゆくえ

「円すいみたいな感じ?

丸にも角にも見える。

人によって見え方が違う」と希子

 

「でも、円すい、丸でも三角でもないし

そもそも平面じゃないし」ゆくえ

「見える方向が違うだけの人がさ

奥ゆき無視して、勝手に丸だ三角だって

言い合って。

それって、円すいからしたら

どう思うんだろう」ゆくえ

 

急に時計を見て、急いで帰って行った希子

 

その後、穂積が部屋に入って来た。

ゆくえは、穂積に

「何か言われた?

保健室に来るなと言われた?」

穂積はうなずいた。

「それね。保健室に来ることで

穂積君が、嫌な思いするくらいなら

私、1人でも大丈夫だよって意味ね」ゆくえ

 

穂積は、クラスの皆から嫌われていると。

 

わざと希子に聞こえるように

コソコソ話したり、はっきりさせないように

していると。

「いじめじゃないってと

言い訳できる程度に

してるんだ」ゆくえ

うなずく穂積だった。

「学校の先生って、相談したら

何とかしてくれるんですか?」穂積

「穂積君もクラスメートでしょ」

「はい」

「じゃあ聞こう。皆に嫌われているわけ

じゃないよね」

「はい」

「学校の先生はね。

何とかしてくれる人も

いるし、してくれない人もいるよ

先生とか、クラスメートとか

そういう呼び名じゃ、分かんないんだよ。

その人がどうかでしかないから

 

希子のこと、皆から嫌われてるから

嫌いって子いるでしょ。たぶん」ゆくえ

 

「ほとんど、それだと思う」穂積

「教室へ行けたり、皆に好かれたり

それが出来たらすごいけどさ

でも、皆があの子のこと

嫌いだからとの理由で

皆にならなかったのは凄いよ。

 

それだけで、その子は救われてると思うよ」

 

「辛いんだよね。

皆の違うこと思ったり、考えたりって

辛いよね」と言って

穂積の前にテッシュの箱を置くゆくえ

涙ぐむ穂積だった。

仕事の帰りに、穂積への辛さへの

対応が正しかったかと

美鳥に電話していた。

 

「うん、間違ってないよ」と美鳥

美鳥はゆくえの先生をしてた頃

塾の皆から嫌われていたと。

 

「皆じゃないよ。

私と赤田は好きだったよ

好きだよ」ゆくえ

 

「その2人かーー」美鳥

「そこ?」ゆくえ

「はい」紅葉

「こんばんは 小花です。

もう、違うけど」美鳥

 

ゆくえから、番号を聞いたと。

ちょっと間があって

「嫌いなポジティブな言葉って

あります?」紅葉

「沈黙破りって、それ?」美鳥

「佐藤君は?」

「他人は変えられないけど

自分は変えられる」

「ああ、なんか、相変わらずっぽい

もんね」美鳥

「俺自身は、何も..はい

相変わらずです」紅葉

「うん、それは良かった」美鳥

「まだ、東京にいますか?

会って、喋ったりできますか?」紅葉

 

「うん、補習紙とかある?」美鳥

「ないですね」紅葉

「ないか..」美鳥

「なんか、きげんいいですね」紅葉

「えーー何それ」美鳥

美鳥も、紅葉も、絵を描きながら

話していたねビックリマーク

 

美鳥ちゃんは、やっぱり4人の大事な

美鳥ちゃんでした。

ゆくえは、美鳥から、電話をもらって

皆には言わないで、抜けがきして

2人で会いました。

でも、夜々は、ゆくえだったら自分も

2人だけで会うだろうと想像していた。

そのことについて、3人は話し合いしてたので

抜けがきしても、誰も怒らなかった。

 

そこが4人のいいとこで

また、急に椿に美鳥を会わせる時の

素早い行動と、気遣いは完璧でしたねグッド!

 

一番印象に残っているシーンは

椿と美鳥の会ってるシーンで

美鳥の言うセリフ

「あの頃も、あの後も

色々あったけど

でも、こうやって昔の友達に会って

こういう家、自分で買ったり

そういうの1人で出来るようになった」

と言った美鳥の表情が

”沢山苦労したけど、1人だけで

何とか、出来るようになったよ”と

椿に言ってるようで

とっても良い表情で、忘れられません。

 

そして椿が言ったセリフ

「けが、もうしてない?」

「してない。もう、喧嘩してない」

「そっか、よかった」

椿の優しさが、心に響いてきて

涙が溢れてくる素敵なシーンでしたキラキラ

 

また、夜々に作ったロールキャベツが

椿のお母さんからの伝授だったのも

いいですね!!

 

美鳥は、母親から厄介に思われて

いたことを夜々のナレーションから

分かりました。

 

椿の家に来た頃は、中学生だったので

もうそこで、喧嘩だと言いながら

実は、暴力を受けていたのです。

 

美鳥にとって家が自分の居場所では

なかった。

だから、自分の家、帰りたい家が

欲しかったのですね。

 

それでも、母の介護に、家を売り

塾を辞めて、北海道へ行ったことは

凄いですね。

夜々が、意地でも関わらなきゃって

思うと言ってました。

ミドちゃんの気持ちが

よく分かるんですね。

 

希子が学校で、嫌われていて

いじめにあってるのを見る穂積は

ただ、1人の味方だった。

 

希子は自分に関わると

嫌な思いをするからと..

早く、塾から帰ったのですね。

 

皆の違うこと思ったり、考えたりって

辛いけど、希子のために

穂積君は頑張れると思います。

 

希子も学校が辛かったら

無理しないで、塾でゆくえ先生に

話せば、楽になると思うよ。

 

美鳥は中学校でも、親戚からも

高校の非常勤でも嫌われていた。

 

でも、それは平面的で

実は、立体的にみると

また違ったいい面が、沢山見えて来る。

人の噂や固定観念で、本当の姿は

見えにくくなってるのでしょうね。

 

最後になった紅葉と美鳥の再会も

楽しみです!!

”小花美鳥”の時の、美鳥先生は

どんな姿で、紅葉と関わったのか?

 

美鳥の登場で、ますますドラマが

広がって、面白くなりました。

田中麗奈さん、途中からの登場で

大変だったと思いますが

役柄にピッタリと合って

とっても素敵です拍手

 

にほんブログ村 テレビブログへ
にほんブログ村