「いじめをしてるやつより

いじめを見て見ぬふりをするより

誰よりも最低のやつは俺なんだ」

こう思って罪悪感の中で

抜け出せないでいる紅葉の話が

5話の中心です。

 

誰とでも、仲良くなれて、誰からも

好かれて、明るくて、優しいと言われていた。

頼まれれば、「うん。いいよ」と

断れない紅葉だった。

友達がいなくて1人でいるやつを

見つけては、一緒にいてあげた。

篠宮とブランコに乗りながら

「描けた?」紅葉

「うん」篠宮

2人で、絵を見せあった。

「やっぱ、うまいね」紅葉

紅葉は、急に椿の家にやってきて

だらだら飲んで、そのまま寝たと。

「リビング、寒くなかった?

お腹減ってる?

これ食べてと紅葉に渡す。

シャワーあびる?」椿

紅葉がはいとは言ったが

やっぱり、椿が入れてるコーヒーを

飲みたいと言う紅葉。

 

昨日の記憶があんまりないと紅葉

椿「大丈夫、何もしてないし、されてない」

 

「お邪魔しました」と紅葉

「また、おいで」と手を振る椿

「紅葉ちゃん、これゴミ。ここに捨てるね。

はい、捨てました」九条

「はい。捨てた所、見ました」と紅葉

九条がコンビニの、消費期限ギリの

パンやおにぎりを持ってきたのだ。

それを貰う紅葉だった。

 

紅葉のスマホに高校時代の友人

伊田からナンパに行こうと

突然連絡が入った。

仕方なく“ナンパの手伝い”に行く

紅葉だったが、何とかその場を抜け出そうと

ナンパしている場所に夜々を呼んだ。

 

井田に「あの子可愛くない?」と

紅葉は夜々を指さした。

 

何も知らない夜々は

「いた、いた紅葉くん」と夜々

「初対面に男に声かけられたいう顔

して」と紅葉が頼んだ。

 

「『イケメンだからついてこー』って

バカな顔して」と紅葉。

「ごめん、私もっと薄い顔の人が

タイプなの」と言い返す夜々。

薄い顔って、椿がタイプなのねビックリマーク

そうして友達のナンパを手伝うのを

やめて、2人で逃げて来た。

「紅葉くん、ゆくえさんのこと

好きですよね」と言った夜々。

椿さん、夜々ちゃん、さっきの友達も

みんな好きだと紅葉は言った。

「皆好きの好きと、違う好きだと

思いますけど」夜々は突っ込んだ

 

「違うよ。幼なじみだから、友達とは

違うでしょ」紅葉

このみちゃんはと聞く夜々に

どうして知ってるのかと驚く紅葉。

夜々は、ゆくえの家に

泊まったことを話した。

 

ゆくえを好きな”好き”と

このみを好きな”好き”は

同じなのか?と聞いた夜々

「このみちゃんのことは、そもそも

あまり好きじゃない」と紅葉。

 

ゆくえの家で

「沈めたね。市民プールに紅葉くん。

人を水に沈めたい

年頃だったのよね」と言うこのみ

このせいで、あまり好きじゃなかったのねあせる

「ねぇ、夜々ちゃん

また、泊り来る?」と聞くこのみ

「聞いておく」とゆくえ

 

喫煙所の前で、紅葉に電話する椿。

「ヒマかな?ちょっと耳貸して

欲しいだけなんだけど..。

今日、仕事中にね」と

喫煙所のおじさんでなく

紅葉に、聞いてもらっている椿だった。

会社では、いい人で

何でも引き受けてる椿は

変わってないようですね。

紅葉は、夜々に椿からの電話で

何も用がないけど

おしゃべりを聞いただけだと話した。

「ホント!よくしゃべるね」と紅葉。

 

「そうですか」と夜々はスマホを見て

椿からメールが来てないか見ていた。

「嫉妬の顔、してますけど」と紅葉が

不意に言うと、「してねいし」

動揺する夜々だった。

ゆくえはインテリアショップで買い物中

峰子と鼓太郎が、新婚の買い物をしてる所に

遭遇して、2人を眺めていた。

 

「見て!可愛い」峰子

「可愛い」鼓太郎

「ちょっと、お手洗いに行ってくる」と

その場を去った峰子。

ゆくえは鼓太郎へ

「元気。毎日ハッピー」と。

「ハッピーなんて、似合わないよ」鼓太郎

「ハッピーな買い物かごだな」ゆくえ

 

「4つも買ってどうするの?」鼓太郎

「4人で仲良しの友達がいるの

会社員の男の人と、美容師の女の子と

あと紅葉。

 

その4人で、一緒にピザなんか食べたりして」

「ピザ!!」とビックリする鼓太郎

「潮が、友達と」と..はてなマーク

鼓太郎の他に、友達と一緒に

何かしたことなかったんだね。

 

2人の会話からゆくえの前の職場に

問題があって

相談に乗ってた感じだし、希子のことは

よく話してたことが分かった。

 

「希子ちゃん、指図されると

反発されるタイプだからな」鼓太郎

「分かった。この世で希子のこと

私の次に理解してるよ。絶対!」ゆくえ

「会ったことないけどね」と

鼓太郎は笑った。

「それが凄い。

会ったことないのに、その解像度が

凄い」ゆくえ

 

「自分でもそう思う。

カラオケ行く?なんか食う?」と

2人の関係が

あっという間に、戻っちゃって..目

「間違えた」鼓太郎

「ううん、大丈夫」ゆくえ

「奥さん、戻って来るから、じゃあ」鼓太郎

バイバイと手を振る鼓太郎

ゆくえも手を振った。

 

奥さんの峰子は、ゆくえは

元カノでしょうと。

「昔の人とか、負ける気しないし

2人で一緒に幸せになろうね」と

鼓太郎の手を握った峰子。

「幸せになろうね」と作り笑いをする

鼓太郎だった。

 

椿さんの家にやって来たゆくえと夜々。

椿はまだ仕事中で

紅葉はイラストの仕事だと。

 

ゆくえは、マグカップを4個買って

持って来ていた。

「はい、夜々ちゃん。紫」と

紫色のマグカップをあげた。

「紫好きです。一番好きですビックリマーク」夜々

「ゆくえさんは?」夜々

水色

「椿さんが赤で

紅葉さんは黄色ですかね」夜々

ゆくえは、4つ並べて

好きなのをどうぞって

やろう。

もしかぶったら、ジャンケンか

会議でと。

 

椿が帰って来て、2人がいなくて

キョロキョロするが

リビングのテーブルの上にある

マグカップに気づいた。

2人は、どれを取るか隠れて

見ていたが、椿は、想像通り

赤のマグカップを取った。

「可愛い」と椿

 

彼が著名な画家からコラボ

したいという申し出を受けて

後日、画家のアトリエを訪れると

「佐藤君」篠宮

「篠宮」紅葉

 

「佐藤君には、ホント感謝してて

2年の時、優しくしてくれた。

3年で離れた時もさ、黒崎君紹介して

くれたでしょ。

仲良くなれると思うからって」篠宮

「うん」紅葉

 

「黒崎、今でも仲いいの?」紅葉

「今でも友達」篠宮

「そっか」

「今でも佐藤君の話になるよ。

友達が多くて、明るくて

でも僕たちみたいな

日陰にも、気づいてくれるの

佐藤君だけだったよねって」篠宮

「お前らみたいな1人で可哀想なヤツ

余ってるやついると、ありがたかった。

 

ほんとの友達なんかいなくて

目立つやつと一緒にいて

いいように使われただけで

それが続くのしんどいから

たまに、あーやって

1人のヤツ見つけて

近づいて、優しいフリ

ほっとけないみたいな

そういうフリして」と

告白する紅葉だった。

「何でもいいけど、よくないけど

そっちの罪悪感で

こっちのいい思い出

塗り潰さないでよ。

優しいフリしていればいいじゃん

まだ、アルバイトしてる?」篠宮

「してるけど」紅葉

 

篠宮は、他の案件を紹介して

もらえるように

坂田さんに頼んでおくね。

出来るだけ、わりのいいやつ」篠宮

「なんで、なに、優しさ?」紅葉

「優しいフリ?

佐藤君1人で、可哀想だから」と

紅葉がしたことを、やり返す篠宮だった。

「お邪魔しました」紅葉

「バイバイ」と篠宮

泣きながら歩く紅葉泣

「間違った」と言った紅葉。

そこは椿の家の前だった。

 

ちょうど、椿から電話があって

「今日、うちに来れる?」

「もう来ています」

「すいません。

なんか耳貸して欲しくて」紅葉

「ごめんね。今、仕事終わったところで」椿

椿は、ポストに鍵があるから入って

待っててと。

紅葉は家の中へ入った。

「すいません。じゃあ、切ります」紅葉

「駅まで、もうちょっと歩くから

耳貸せるよ」と椿

「お腹が痛い時に

お腹が痛いんだと

言える人がいなくて

1人で薬局へ行って

薬買って、飲んで寝て

痛くなくなるのを待つ

だけだという、そういう感じで」

「うん」椿

「お腹痛いの人に言っても

治んないし、だから別にって

思ってたんです。ずっと」紅葉

「うん、そっか」

「でも前住んでいた人

その人だけは、聞いてくれる人

だったから。

そういうの今

椿さんに話せてる感じです」紅葉

 

「うん、よかった。話す人いて」椿

椿は「 紅葉くんは

今おなか痛いんだなって

分かった人がいて

分ってる人がいると

ちょっとだけマシみたいな

ことだけは、あるから 」

と慰めた。

 

自分の孤独を言えずに

耐えて来て、切々と打ち明ける

紅葉を見てると、涙が止まらなかった悲しい

 

決して器用でない生き方を

してきた紅葉に耳を貸して

聞いてくれる椿がいてくれて

ホント良かったと思った。

 

牛丼2つ買って帰るから

お湯を沸かしておいてと言う椿。

 

椿が牛丼4個持って帰ってきた。

紅葉は味噌汁椀を4個用意して..

いつもの4人が集まって

牛丼を食べるのだった。

椿はなりたかったのは

「ミュージシャンです。

歌う人になりたかったです」

 

「私、棋士です。

将棋のプロ棋士です」夜々

 

「普通に学者になりたかった。

数学の学者に」ゆくえ

 

「何で本気に、なろうと

思わなかったの」紅葉

 

「自分の能力に限界を

感じたからかな」ゆくえ

 

「世間体を気にしたからです」椿

 

「手遅れになると思ったからです。

目指して、いざ無理な時、

怖いなあ~って」夜々

 

ゆくえは塾講師もなりたかったし

椿は就活の時に

第一志望は出版社だったと。

夜々も、美容師になりたくてなったと。

 

ゆくえは紅葉にマグカップを持って来て

お好きな物を選んでと

じゃあ、黄色と黄色のマグカップを

取ったら、皆で拍手拍手

 

ゆくえは「ずっと黄色の心配してました。

皆、選ばれて良かった。

誰も、余ってない」

 

篠宮は、黄色の絵の具がついた絵筆で

あのブランコの時に書いた絵を

塗りつぶしていた。

 

黒崎は電話で「牛丼とか

買って行こうか」と

椿と同じことを言って

篠宮を心配していた。

「よかった。黒崎君いて。

会わせてもらえたから

余っててよかった」

と泣きながら言う篠宮だった。

 

夜々と椿はパソコンの将棋アプリで

対局して、椿が負けた。

「ガチじゃん」椿

「ガチです。椿さん、ガチ言うんですね」夜々

「今、初めて言った。

思わずに言っちゃった」椿

 

アイスが食べたいのは口実で

夜々は椿と2人でコンビニへ

行きたかったので、椿を誘った。

「コンビニ、行って来るよ」椿

「最近、自分がそういうの目指すのは

間違いだったのかなって」紅葉

「紅葉が間違いと思うなら

間違いだったんじゃない?」ゆくえ

 

「見てこれ。高校生の時同級生が

書いたやつ」と篠宮のインスタに

上がってる絵を見せた。

 

「えーー優しいね」ゆくえ

「うん、うまいよね」紅葉

「上手いかは、よく分かんない。

素人だから。

紅葉と同じタイプだよね。

優しい感じ。

 

優しいと思った人には

優しいんでいいんだよ。

 

きれいなお花だなと

うっとりしている人にさ

それとげがありますよ。

毒ありますよって

わざわざ言わなくていい。

 

その人がどう見てるかで

いいんだよ」とゆくえ

「そうだよね」紅葉

「うん」ゆくえ

 

ゆくえが解いてる問題に

ここ間違ってると

指摘した紅葉。

「ほんとだ」ゆくえ

「よく出来ました」と言って

”よく出来ました”スタンプを

紅葉の手に、スタンプを押した。

「何これ?」紅葉

「はなまるあげる」ゆくえ

「可愛い」紅葉

「夜のコンビニに、アイスを

買いに行く行為が好き」夜々

「今度は、4人で来ようか」椿

 

ゆくえは鼓太郎と偶然に会って

10年以上の付き合いがあり

何でも鼓太郎に話して

コミュニケーションがあっただろうと

と思った2人だった。

息ぴったりで、ゆくえも他の人との

会話より、自然だった。

 

鼓太郎と峰子の夫婦は

椿と純恋のような感じがして

椿のように、嫌われない配慮を

鼓太郎はしてるようで気になる。

6話も鼓太郎が出るようで

どうなるか、楽しみです。

 

紅葉がなぜ、篠宮に会って

過去の告白をしたのか

さだかではないが

私は、篠宮が自分のことを

間違って、明るくて、優しくて

感謝してると言われると

あの頃のことで、罪悪感で悩んでる

自分を告白して、楽になりたいと

思ったのではないかと..?

 

自分の本性を出すことで

相手が傷つくと思っても

言わずにいられない

ものがあったのでしょう。

紹介した黒崎と篠宮は

友達になったことや

自分よりはるかに

有名な画家になってたことも

バランスを崩してしまったようで..

 

そして、逆に優しいフリをされて

屈辱的な対応を受けてしまったことは

紅葉は傷つくことになります。

 

いつも明るいフリをしながら心は孤独で

寂しい思いを、椿が慰めてくれました。

”耳を貸してくれ”は椿や紅葉、黒崎が

言ってますが、いい言葉ですね。

 

夜々は、椿が好きになってますねラブラブ

紅葉もゆくえが好きですねラブラブ

 

4話からラストに流れる藤井風さんの

ピアノの弾き語りが素敵ですよ音譜

 

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