『いちばんすきな花』は感想だけにしようと

思って観てました。

でも生方美久さんが醸し出す独特の

台詞に、心動かされて

久しぶりに、ドラマで最初の1分で

泣きました。

1話を、すこしまとめたいと思います。

 

潮 ゆくえは小学校の頃、学校の教室で

「好きなお友達同士で2人組を

作って下さい」と先生が言った。

でも、ゆくえには2人組は作れなかった。

春木 椿は、ファミリーレストランで

好きな子と待ち合わせを..

でも、そこに来たのは

2人プラスして

「2人じゃなくてもいいでしょ。

何でも奢ってくれるって」と

平気で言う女の子。

 

そのことに、何も反発することも

出来ない椿だった。

1人遊びが好きな深雪 夜々

お母さんが出掛けると

可愛い服を脱ぎ棄てて

将棋盤を出して、1人将棋をする夜々

子供の頃、佐藤 紅葉は公園で

シーソーに乗ったが

相手してくれる人がいなくて

遊べなかった。

美容師の夜々は

椿の来店で、カットの担当

することになった。

夜々は椿にカットクロスをかけた時

「苦しくないですか?」と言うと

 

「苦しかったんです。教室が嫌いで」

と突然、椿は話し出した。

「え?」夜々

 

「クラスというか、集団の単位。

みんな友達。

同じ地域に、同じ年に生まれただけで

寄せ集められて、みんな仲良し。

 

花屋も同じです。

花と言うだけで寄せ集められて

客の方に顔向けられて

綺麗でしょう~って」椿

 

「なるほど」夜々

「学校嫌いです。

同じくらい花屋も嫌いです」

椿を名字だと思って呼んでたことを

メンバーズカードで知って

謝る夜々。

「次回、これ使って下さい」と

20%オフのカードを渡す夜々。

 

「次回、また来ます」と椿

 

「わざと、下の名前で呼んだんでしょ」

と同僚の谷本杏里が言った。

 

「違います」と夜々

「やめな」と結婚指輪をしてたよと。

 

カラオケボックスに「ウィー」と言って

入ってくる赤田 鼓太郎

 

先に来ていたゆくえが

「そのネクタイ、ダサイよ」

「知ってる」鼓太郎

「やめなよ」ゆくえ

鼓太郎はネクタイに触って

「くれたやつ」

「ダサイからイヤと言えないの」ゆくえ

「言えなくないけど、今は

波風立てたくない、タイミングと

言うか..」

「え~~なに結婚とか?」ゆくえ

うん、と嬉しそうに頷いて..ニコニコ

2人で歓喜の舞で喜びを表現して..ビックリマークビックリマーク

「安室ちゃんと木村カエラ

どっちがいい?」ゆくえ

「カエラで」鼓太郎

「潮の結婚式で安室ちゃん、歌うわ」鼓太郎

「やっと、言えたわ。ドキドキした」鼓太郎

”永遠にともに” コブクロの歌

一緒に歌うゆくえと鼓太郎ルンルン

いい雰囲気で、相性抜群グッド!

 

このシーン、とっても気が合う大事な友だち

だということを、知らしめた

素敵なシーンでしたキラキラ

「電話、誰?」椿

「森永君」純恋

「森永君、最近仲いいね」椿

「うん、普通にご飯行くだけ」純恋

「そうだよね」

「椿君は、いないの?女の子の友だち」

「いるよ」とウソをつく椿

「だよね。いるよね」純恋

「お姉ちゃん、夜な夜な密室で密会」と

言う妹のこのみ(齋藤飛鳥)

 

「カラオケね」ゆくえ

「本当に友達なの?」このみ

「友達以外の何があるの?」

「両方、好きかと思った。ラブの方」このみ

「気持ち悪いこと言うのやめて」ゆくえ

「いびられてたね」相良大貴(泉澤祐希)

「慣れた」夜々

「慣れるの?」

「昔からそうだから。

勘違いされるのも、決めつけられるのも

全部慣れた」夜々

 

「傷つけられるのは慣れても

傷つかなくなるということは

ないでしょ?」大貴

「届くまでに変換されちゃうんだよ。

悩みとか、不満とか話しても

相手に届く前に、変換されちゃうの

嫌みとか、自慢とか..

女の子には特にね」夜々

「じゃあ聞くよ。

俺、女の子じゃないし」大貴

 

カラオケボックスで室内にいるゆくえ に

入らずの鼓太郎は

「今日は、別れ話をしに来て」と。

「私たち、付き合ってたっけ」ゆくえ

「付き合ってない」鼓太郎

 

「結婚することになって

だから、潮とは、もう会えない」鼓太郎

「結婚する人が、会うなと。

2人で会うな。密室で会うなと」鼓太郎

 

友だち!」とゆくえ

「ちゃんと説明した。潮は友だちだって」

「なんで」ゆくえ

「女の子だから」鼓太郎

「なにそれ」ゆくえ

 

「価値観って、それぞれだから

自分にはしょうなくても

誰か的には、常識で、正義で

絶対ってことあるんだよ」鼓太郎

 

「私と赤田は、一緒じゃん。

常識とか正義とか一緒」ゆくえ

 

「でも、これから一緒に生きて行こうと

思ってる人は違くて

こういうの許せない人で」鼓太郎

 

「しょうもな」ゆくえ

「しょうもないけど、好きだから

価値観が違うのは、どっちかが

寄り添うしかないというか..

だから、ごめん」鼓太郎

 

ゆくえは、友だちやめたら

スタパの新作は誰と飲めばいいか?

 

髪切ったあと、変じゃないか

誰に聞けばいいか?

 

新しく買ったスタンプを

試しに送る相手は?と

 

今まで、鼓太郎にして

もらったことを聞くゆくえ。

 

「赤田が女の子だったらよかった。

赤田が女の子なら..

ええ、私が男ならよかったのか」ゆくえ

 

「今度、生まれ変わったら

女の子になるから

また、友だちになろうね」鼓太郎

「それは、ちょっときもいな」と

笑うゆくえニコニコ

鼓太郎も笑って。。爆  笑

 

想像したら、とってもキモくて

ふふふ~と、私も笑ってしまった。

 

ゆくえは鼓太郎の結婚式に歌おうと

思ってた”Butterfly” (木村カエラ)

歌い出して、鼓太郎にバイバイと

手を振って..

泣きながら、歌い続けたゆくえ

切なくて、辛いね泣

一緒に泣いたよ~悲しい

 

椿は、純恋と住む家に引っ越しをした。

だが、純恋はその家に来なかったし

連絡もなかった。

夜になって、やっと連絡が来た。

そこでショックな言葉が..目

 

「友だちでなくなっちゃった。

森永君、友だちだったけど

もう、友だちでなくなっちゃった」純恋

 

「結婚は?」椿

「出来ない。

ごめんなさい。

ほんとにごめんなさい」純恋

 

「俺のこと、好きだった?」椿

「いいなあって、思ってたよ。

本当にいい人だなあって」純恋

「そっか」

「ごめん、愚痴ばっかりで」夜々

「全然いいよ。また、2人で飲みに

行こう」大貴

 

さよならをしようとしたら

大貴が夜々の腕を掴んで

家がすぐ近いから行こうと言った。

 

「何で、2人で会ってくれたの?」大貴

「相良君、普通に友達だし」夜々

「軽い気持ちで、男と2人で会うの

よくないよ」大貴

 

「私は、普通に自分が友達だと

思って」夜々

「友だちって、男と遊ぶ言い訳に

するのよくないよ」と大貴パンチ!

どうして、夜々の思いが

伝わらないんだろう..悲しくて

悔しいね。

 

ゆくえが塾の生徒・希子(白鳥玉季)に

高校の時、塾が一緒だった友だちで

2人で何でも話せる友だちがいて

その友だちにフラれたと漏らした。

 

「それは辛いね」希子

「辛いよ。これ失恋より辛いよ」ゆくえ

「その友だちと会えたから

塾の先生になったの?」希子

 

”元トモ”ばかりの理由

じゃないけど」ゆくえ

友だちを訪ねるのに

花屋さんに行って、ちっちゃめな

花束を頼んだ。

 

ゆくえは「ガーベラが好きです。

好きな人の一番好きな花です」と

花屋さんに言った。

”好きな人”って、誰なのかな?

 

”桜新町”へ行くと聞いて

花屋さんに、花束を安くするから

お使いを頼むと言われ

花束を持って、そこへ探して行った。

「ピンポーン」と鳴って

玄関へ行く椿。

「先生の旦那さんですか?」紅葉が

椿の家にやって来た。

「旦那さんじゃない。

旦那さんになれませんでした」椿

 

「春木さんのお宅ですか?」と

ゆくえが訪ねて来て

”フラワーショップ春木”から

頼まれて花束を渡しに来たと。

あの花屋は春木の母鈴子の店だった。

ゆくえは、鈴子から結婚すると

聞いていたのでしょう。

「おめでとうございます」と言って拍手を。

 

ゆくえと紅葉は幼なじみで

偶然、ここで出会った。

 

また、夜々は、椿が美容院に

忘れていった社員証を

連絡がつかなかったので

ここまで来たと。

 

偶然過ぎる設定でもあるが

まあ、よしとして4人全員、そろったのだ。

そして、帰ろうとした時

後ろから椿に呼び止められた。

椿は母からの電話で

花束を届けてくれたお礼に

お茶でも出してと

言われたので、時間があったら

お茶でもと3人を誘った。

 

そして、「じゃあ、コーヒーがいいです」と

言って、入ろうとした時

椿が突然「付き合ってる人、いますか」

ゆくえに聞き

「いません」と答えた。

「そうですか。僕もです」と椿

 

そのやり取りに不審に思った夜々と紅葉は

なぜ、確認したんですか?」夜々

そこから、噛み合わない会話が続いて..

 

「奥様に何と説明するんですか?

奥様、混乱しますよ」夜々

「奥様に、ご迷惑でしたら

私は全然..」と去ろうとするゆくえ

 

「奥様に、ご迷惑だと思う

めっちゃ、嫉妬されちゃうと思う」紅葉

「いません」椿

「奥様いて、彼女いないのは

当たり前です」夜々

「奥様、いません」椿

「奥様、お買い物中ですか?」ゆくえ

「住んでいません」椿

「単身赴任?」紅葉

「独身1人暮らしです」椿

「ええ、でも」と指輪を指す夜々

「忘れてた。ちょっと失礼」と言って

玄関へ出て行き、土の中に指輪を外して

入れ、土をかけて..。

椿は、その前で拝んだ。

そばにいた3人も、つい一緒に拝んだ。

 

アイスを食べ始めた時

純恋から別れの電話で、溶けていった

アイス棒に、”オクサマ”と書いて

立てかけた。

 

指輪をしたことを忘れた椿のせいで

奥様がいるとの確信から

会話が嚙み合わない面白さが

コントのようで、面白かったグッド!グッド!

椿が入れたコーヒーを飲みながら

ゆくえの男友だちに結婚が決まって

もう、会えないと言われたことに

賛否両論が飛び交って..

 

ゆくえは、学校の先生にならなかった

理由は、学校はお友だち作って

人間関係を学ぶ所だから

教えてあげられないと思って

学校の教員へは、上がれなかったと

告白した。

 

「あれ、こわいですよね

いつも必死でした」椿

 

「仲良しグループが奇数の時の

心理合戦で、寿命大分縮んだと

思います」夜々

 

ゆくえは紅葉は幼なじみで

昔から誰とでも仲良くなれて

縁のない話だねと言った。

縁ないんだよね。2人組。

大人数で、ワイワイ、楽しく

薄っぺらい話する友だちは

いっぱいいるけど、2人ってなると

嫌われているわけじゃないけど

でも、誰も好んで、自分のことを

選ばないし、興味すらもたれない。

 

いてもいなくても、同じで

いると便利な時だけ使われる。

同窓会の幹事してれば

皆と、友だちでいられるんで」紅葉

「小5だったかな。

1番仲良しだと思ってた女の子に

ペアになろうと声かけたら

もう引き立て役、やりたくないって

断られたことがあります。

 

1人で残っちゃうのが嫌で

自分のことを好きな男の子に

絶対に断られない子に

こっちから、声かけてペアになって

もらいました。

 

女の子達が、こっち見て

何か言ってて、聞こえないけど

何言ってるか分かるやつでした」

と夜々が告白した。

「僕は、ペアを契約した後に

やっぱり、あの子にすると言って

契約破棄されたことがあります。

何度もあります。

皆のいい人にはなれるのに

誰か1人の一番好きな人には

なれなくて」椿

「2人組作れの命令、もうないのに

なのに、上手に2人組作れないと

大人になっても....

ああ、そっか..だから学校で

それやるのか

なるほど。

それが上手に出来なくて

こぼれ落ちちゃったんですね

私たち」ゆくえ

椿は言います

「忘れ物、気をつけて下さい。

二度目、苦手なんで。

こんなに、こんな話したのは

初対面で、二度目がないからです。

もう、会わないと分かってるから

しゃべれるんです。

どう、思われてもいいから。

はい、なので忘れ物しないで下さい」

 

夜々はゴミ箱に、美容院の

メンバーズカードと

割引券を捨ててあるのを見つけて

拾って帰って来た。

二度目がないということだと感じて..

 

ゆくえは、桜新町にいる

友だち・みどりちゃんに電話したら

北海道へ戻って、そこにはいないと。

 

あげるはずの花束を

カラオケボックスで1人で

水の入ったコップに入れるゆくえ。

 

夜々は友だちのゆりに電話すると

彼氏が一緒だから、会えないと。

「1人、ひまして」夜々

 

「夜々が会いたいと言えば

喜んで来る男いっぱいいるでしょ。

初回無料トライアルみたいなストックがさ。

自分のステックなんだから

有効活用すれば..」ゆり

 

「だよね。ありがとう」夜々

自分のことが理解してもらえなくて

泣いている夜々に見えます泣

 

そんな時、「おねえさん1人?」と

何度も声かけて

誘って来るチャラ男が..

限界に来た夜々は..

「2人に見えんのかよ!」

と大声で、感情むき出しで

叫ぶ夜々だった。

紅葉は友だちから久しぶりに

電話があって

「さしで飲もう」と言われて

喜んでいこうとしたら

”いいお水がある”と言いだして

電話を切った紅葉だった。

 

感想

「好きなお友達同士で2人組を

作って下さい」と先生

の出だしの言葉で、一人ぽっちの

ゆくえを見て

もう、泣けてしまいました。

 

”2人組”を作れない子供のことは

考えないのだろうか?

必ず、うまく出来ない苦手の子は

いるはずなのに..はてなマーク

苦手な子が、身近にいたので

辛かっただろうと思い

泣きました泣

 

1話は、ゆくえと赤田の男女の友情は

赤田の婚約者白石峰子の常識と正義で

親友を失うことになった。

 

人それぞれの価値観から

どっちが良いとは、言えないが

ゆくえと赤田を見ると

何でも話せる大事な友だちだったし

失うことは、大きな喪失感だったと

思うし、とても切ないですねあせる

 

逆に、純恋と森永君の友だち関係は

一線を越えてしまって

椿と純恋の結婚は、叶わぬ結果に

なってしまった。

 

好きだったかと聞かれた純恋が

”いいなあって”との答えは

弱いですね..好きと言わなかった。

 

夜々は異性と二人になると

“勘違い”される 。

美人であるがゆえに

理解されない理不尽さに悩む夜々

 

大人数で、ワイワイ騒げるが

濃い関係を作ることが出来ずに

悩む紅葉

 

1話で、過去の話も4人から聞けて

情報がいっぱい出て来て

混乱しそうですが

これから、どう4人と絡んでいくのか

とても楽しみです。

 

”2人組”と”奥様”のワードが

もういいよと言うぐらい

出て来ましたね!

”奥様”の話は、噛み合わないように見えて

絶妙に、話が繋がっていくのです。

 

性別が違うだけで、ややこしくなる現実。

世の中の常識が正義になって

スルーされてきたことに

このドラマがスポットを当てて

生方さんの独特の、鋭く、繊細な台詞が

出来上がっていくのです。

 

1話は、ずっと心動かせられて

時には笑ったり、泣いたり、怒ったりで

ぐちゃぐちゃでした。

 

俳優陣も、この独特な台詞を

自分のものにして、上手に演技して

くれるので、生方ワールドが

続けられそうです。

 

楽しみなドラマが出来て

嬉しいですニコニコ

 

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