いつも楽しみにしていた『silent』が

終わってしまいました。

作り手のメッセージがあちこちに

散りばめられた素敵な最終話でしたグッド!

最初は辛い涙から

ラストは嬉し涙で、心が温かくなり

想と紬の嬉しそうな笑顔も見れて

最高のドラマでした拍手拍手

 

我が家ではテレビが壊れて

録画していた『silent』の録画も

消えちゃって

このブログを書いたおかげで

言葉は残りました..良かったビックリマーク

最終話、とても素敵なシーンと言葉が

あるので、長くなりますが

書き残したいと思います。

 

高校時代、想と紬は日直でした。

黒板に、”青羽紬”と書くと

紬、めずらしいよね」想

「そうかな」

想は”青羽紬”の隣りに

”佐倉想”と黒板に書いた。

「佐倉君も漢字めずらしいよ。

妄想の”想”」紬

「他にもあるでしょ」想

「私の何がめずらしい?」紬

「名前」

”紬”って呼んでもらったので

もっと呼んで欲しくて..お願い

想は、それを察して

「ねえ」と言って、紬を呼び寄せた。

「ねえ」が現在に戻りました。

想を見ても、紬をみないので

伏線とペンを持って来て

”声出さない”

”笑わない”

”電話しない”

”音楽きかない”

”つらくなくなら"

”ぜんぶやめる”

”それでも一緒にいたい”

想の前に置く。

紬が泣いている想を見る。

想も泣いてる紬を見る。

”一緒にいたい”と書いた伏線を

想の前に置いた。

想も伏線に何か書こうとしたが

書けなかった。

そして、紬のそばから去って行った。

ドアの前で、想が泣いている姿を

光は見てしまった。

きっと、光は気になって湊斗に

「パンダのぬいぐるみを持って来て」と

頼んで、紬の様子を知りたかったのでしょう

湊斗はマンションにあった

沢山のパンダのぬいぐるみを

持って来てと

光に頼まれたと。

「光にはめられた」と湊斗

1個だけ、想ってだめな所

1個あって、想の見てる青羽って

高校生の紬ちゃんで止まってんだね。

青羽の変わってない所だけ見てる。

 

逆に青羽は、今の想のことを受け入れて

今の想のこと、ずっと、ちゃんと見てるのに

見てる時間だけ、違ってる。

8年分ズレてる」湊斗

 

湊斗がどこに呼び出せばいいか聞くが

紬は「大丈夫だし、自分で出来る

と言った。

「うん、無理しないでね。じゃね」と

湊斗は帰って行った。

奈々は想から借りていた本を返して

「じゃあね」と言って帰ろうとしたら

想から引き留められて

「手話の先生」と。

 

「なんで、気にするの?

私と彼が上手くいかなかったのは

聴者とろう者だからじゃないよ。

私はそう思い込もうとしただけ

昔の似ている誰かじゃなく

今のその子をちゃんと

見たほうがいいよ。

私たちはうつむいていたら

優しく声かけてもらっても

気付けないんだよ。

見ようとしないとダメだよ」奈々

 

想には奈々が、紬には湊斗が

アドバイスをしてくれて

それも適切な言葉と、その思いやりが

素敵ですキラキラ

紬よりLINEが来た。

”もう1回、ちゃんと話したい”

”それで最後にするから”

”どこなら話しやすい?”紬

”一緒に行きたいところがある”想

光に週末実家に帰ると言った紬。

紬は、手話の本で勉強していた。

「何で、それ見てるの?」光

「話したいこと、話せるように」紬

紬は、奈々に会う時もしっかりと

準備してましたね。

古賀先生の所に来て

学校で話したいとお願いをした。

古賀先生は職員室に声かけて

くれたらいいと。

「お前ら、いつも放課後残って

ず~~っとしゃべってて

何イチャついてるか聞き耳を立てたのに

大したことない、しょうもない話ししか

していなくて」と古賀先生

「ありがとうございました」紬

「いってらっしゃい」と古賀先生

これから、何人かがこの言葉を

言っています。

私には紬と想への”エール”

のように

聞こえてきます。

「青羽さん、社員になるんですか」田畑

「受かったらね」紬

「気にしないですか。この前の人」田畑

「可哀想だから?

聞こえないって可哀想だから

歌詞カード読みたいと言っても

タワレコへ行きたいと言っても

音楽だから触れさせないの?

可哀想だから。

そういう耳聞こえないのは

そうだと考え方しか出来ないのが

よっぽど可哀想だよ。

私もそうだったけど」紬

「私が出来ることある?」真子

「ありがとう。泣いて帰って来たら

背中さすって」紬

「分かった。さする練習しとく」真子

「泣いて帰る前提やめて」紬

「いってらっしゃい」真子

2人目の”いってらっしゃい”です。

紬の髪をとかしてあげる和泉。

お別れをするときは、全部相手に

渡さないとだめだと。

中途半端にすると思い出が残る。

思い出が残ると、厄介だから

投げつけて来いと言う和泉。

 

出来なかったら、お別れしない方が

いいってことだからと。

お母さんは、とってある。

すっごい美化されてるから

思い出す度に、楽しいと。

「それはそれでいい」紬

「行ってきます」

「いってらっしゃい」和泉

3人目の”いってらっしゃい”です。

 

高校3年生の時の教室に

紬が来て、想を待っています。

想が入って来た。

「なんで?」紬

黒板の前へ行って

”なんで教室?”とチョークで

書いた紬

想も黒板にチョークで

”なんとなく”

”来ないと思った”

”来るよ”紬

”一緒にいるの

つらいなら、会うのやめる”

”再会できてよかった”

”また話せてよかった”

”また、好きになれて、良かった”

 

涙を浮かべて想を見る。

想が悩んでいる。

想の方に”元気でね”

大きく書いて..

紬が部屋を出ようとした時

想が黒板に書き始めた。

”人の声が聞こえないこと

当たり前になってたのに

青羽の声が聞こえないことだけ

受け入れられなかった”想

 

”声出さないよ”と紬が書くと

想が手で一生懸命消す。

でも紬はその上に

”笑わない”と書く紬

また消すと、その上に”電話しない”

消すとまた”音楽きかない”と紬

また消す想

想がチョークを紬から

取り上げた。

紬は、想の手に付いた

チョークの粉を取ってあげて。

 

紬が黒板に書いて

真剣に想が消した言葉は

伏線から2度目で

想が8年で変わってしまったこと

出来なかったこと

ではないだろうか?

その苦しみを知ってるから

紬にはさせたくなくて

必死に消したのでは…?

 

もう、辛くて涙が止まらない泣

 

想は紬に目を合わせて

「一緒にいると辛いことがある

きっとこの先も、一緒にいれば

辛いと思うことが増えていくと思う

その度に、この前みたいに

青羽に当たるかもしれない

次は本当に、もう会いたくないと

思うかもしれない

 

長く一緒にいれば、青羽の周りの人を

巻き込むことになるし、それで青羽が

傷付くこともある

そういうこと、青羽と会って話すたびに

考えて、悩むことが増えて

一緒にいていいのか、迷う」と

想は初めて自分の今の思いを

紬にぶっつけた。

「言いたいこと全部言えた?」紬

「それでも今は、一緒にいたい」想

紬もうなずいて

「私も」紬

「いつもゆっくり私に分かるように

手話してくれるの

すごくうれしかった

でも、本当に言いたいこと

ちゃんと言えてるのかなって

不安にもなる

佐倉くんが言いたいこと

全部言えるまで待つし

 

手話ももっと覚える

受け取れるように頑張るから

伝えるの諦めないでほしい」紬

「人それぞれ違う考え方があって

違う生き方をしてきたんだから

分かり合えないことは、絶対ある

 

他人のことを可哀想に思ったり

間違ってるって否定したくもなる

それでも一緒にいたいと思う人と

一緒にいるために

言葉があるんだと思う

たぶん全部は無理だけど

できるだけ、分かり合えるように

たくさん話そうよビックリマーク

言葉にできないときに

黙って泣いてもいいよ

私も黙って背中をさするから」と言って

想の背中をさする紬

 

辛い時、スキンシップが、どれだけ

慰められるか、私は実感したよ。

紬も一緒に行きたい場所があると言って

学校の体育館にやって来た2人。

想がここで”言葉”の作文を高2の時

壇上から発表した場所だった。

紬は”好きな声で好きな言葉を

紡ぐ人だった”と思っていた。

この時、想は知っていたと。

1人だけ、まっすぐこっちを

見てる子が

いて、ずっとその視線が

気になっていたと。

3年になって、同じ視線を感じて

仲良くなったら

あの作文が欲しいと言われて

やっぱりあの子が青羽だってと。

紬にとって、初めて聞く話だった。

 

こっちも、ええ!その時知ってたんだ

とビックリでしたびっくり

 

「読んで」

手話で拍手する紬拍手

”言葉”佐倉想

”言葉”は何のためにあるのか

なぜ生まれ、存在し続けるのか..

今は、手話で作文を読んでいた。

紬は高校時代の想の発表を

思い出していた。

なぜこの1つの星に複数の言語が

存在するのか

中略

僕がこうして言葉への考えを

文章にするように

伝えたい相手によって、その思いによって

言葉がどんな形にも変わってくる

手話での現在に変わって

言葉が生まれたのは

きっと想いの先にいる誰かと

繋がるためだ

生徒達と交じって

手話で拍手する紬

「ありがとう」と想は伝えた。

夕焼けを見ながら

歩く二人

二人で手を繋いだ場所で

自然に手を繋いで..ラブラブ

想は実家に帰って

「持って帰るものがあって寄った」と想

外にもしかとして紬がいるかと出て来た

律子。

律子は想に手話で話するけど

想はちゃんと答えてくれなくて

ちゃんと伝わっているかなぁってと。

心配なる時があると紬。

「何かを楽しむより

何かに傷つかないことを優先して

欲しかったの

でも楽しそうなの見るのが

結局、やっぱりホッとする。

楽しそうでよかった。紬ちゃんは?」律子

「楽しいです」紬。

「ならよかった」と律子

「いってらっしゃい」と律子

4人目の”いってらっしゃい”です。

駅のホームで

家から持ってきた”ipod"を出して

紬の耳にイヤホーンをつけてあげて

「壊れてないか確認して」と想

曲は”魔法のコトバ”だった。

「大丈夫、聞こえる」紬

2人だけの思い出だね音譜

 

光は萌から手話の本を借りていた。

萌は、お兄ちゃんの病気が分かった

時から、手話を勉強していたと

光に話した。

 

想は湊斗が自分を待ってる姿を見た。

「湊斗」と声を出して呼んだ想。

「大丈夫?」湊斗

音声認識アプリを出そうとしたら

止めて「大丈夫」と声を出した想。

 

わぁ、一歩も二歩も前進してる。

嬉しいですグッド!

湊斗がバスを待ってると

大きい花束を持った奈々に会った。

これから花束を渡しに行くと言った。

奈々はこの花束の中から

口パクで”おすそ分け”

言って湊斗に

”カスミソウ(かすみ草)”

一輪をあげた。

かすみ草は花束を作る時

どうしても必要な脇役の代表。

ふんわりとした優しさが出るし

ドライフラワーにもなってくれる。

 

花言葉は「幸福」「感謝」です。

また、その他にも

「清らかな心」「無邪気」「親切」

などもあります。

居酒屋で待ち合わせた奈々は

花束を、正輝にプレゼントした。

「おめでとう!通訳士になったでしょ」

「ありがとう」正輝

”お花は音がなくて、言葉があって

気持ちが乗せられる”と店員さんから

聞いて思わず買ってしまったと。

「お返しが欲しい」奈々

「一方的に渡しておいて?」正輝

クリスマスだから

欲しいハンドバックが

あると言う奈々。

きっと、あの

”ブルーの手さげバック”

でしょうね。

 

想と待ち合わせしてたら

湊斗がやって来て

「これ、渡しに来ただけ」と言って

かすみ草を紬に..。

奈々からもらったかすみ草だった。

「え、ありがとう

どうしたの?」紬

「おすそ分け」湊斗

「戸川君は?」

「俺はいい」湊斗

「そういう人だね。戸川君は」紬

「可愛い。雪の結晶みたい」紬

「いってらっしゃい」湊斗

5人目の”いってらっしゃい”です。

奈々は想に”かすみ草”をあげた。

”おすそ分け”だと。

「ありがとう」想

想から電話がかかってきた。

紬がビデオ電話がしたいと

言ってたことを思い出したのかな。

「待ってるね」想

「行くね」紬

『世田谷代田駅』の前で待っていた想に

「佐倉君」と呼んでも気が付かず

「想君」と呼んだら気が付いた想

想は奈々から、紬は戸川君から

かすみ草を”おすそ分け”

してもらったと

このホームは紬が想を8年ぶりに

見たホーム。

そこで、クリスマスだから

プレゼントの交換しようと

2人は、お互いのかすみ草を

交換した。

「ほんとに交換しただけだね」想

 

高校生の時

クリスマスプレゼント交換も同じで

色違いのイヤホーンだったね。

「青羽の声思い出せないし

もう聴けない。

でも、青羽の言葉が見える

ようになってよかった」想

「私も」紬

「今、何か言いたいことある?」紬

「ううん」と言いながら

紬の手を握って歩いて行く2人

想は分かっていた。

紬が言って欲しい言葉を..ラブラブ

高校時代紬を呼んだように

紬を呼び寄せて、

紬に想は、きっと”紬”と呼んでいるよね。

うれしそうな紬ちゃんですねドキドキ

8話で「もう少し待ってて

聞かせたいことあるから」と

想が言ったことは”紬”と呼ぶこと

だったのでしょうね。

ようやく叶いましたねキラキラ

観てる私たちも一緒に

聞きたかったなぁと、思ったけど

二人だけの”魔法のコトバ”なんだね。

高校時代も、”紬””想君”と耳元で

ささやきあっていたんだね。

最終話は高校生で始まり

耳元でささやく2人で終わりました。

 

想は音のない世界は大丈夫だけど

紬の声を思い出せないのが

辛かったのですね。

今まで、紬と想の会話は

手話が中心でしたが

紬の手話では、まだ繊細な心情を

表すことには十分ではなかった。

常に自分の手話は相手に伝わってるのか

不安だった。

 

だから、紬は黒板に文字を書き

言葉を正確に伝えようとした。

2人にとって青春だった学校で

お互いの気持ちを

話すことが出来たのでしょうグッド!

 

10話では、想の思いが辛すぎる..

で終わってどうなるのか

心配しました。

でも、2人が向かい合って言葉を

紡ぐことで、紬の声が見えたと

想は言います。

 

このドラマは、紬と想のドラマだけじゃなく

2人に関わる湊斗や、奈々、春尾先生

佐倉家の人々、青羽家の人々、古賀先生

全てが主人公であることを

丁寧に、リアルに描かれていて

良かったです。

 

特に5話での実際に電話で繋いで

2か所で撮る方法が

初めての挑戦でしたね。

特に紬の心情がリアルで

温かくて、川口春奈さんの演技もよくて

特に印象に残っています。

 

今回は、耳が聞こえない役の目黒蓮さん

夏帆さん、手話は大変だったと思いますが

素晴らしかったです。

聴者の世界で生きて行くことの難しさ

偏見、辛さ、悲しみ、楽しさなど

また、心に刺さってくることもありました。

 

紬は伝えることを諦めないで欲しいと

想に言います。

自分も受け取れるようにしていくからと。

私たちも、自分の思いを分かって

もらうために

伝え続けるし、違った考え方でも

受けとめていく姿勢が大事だと思いました。

 

手話と手話で話すとき、無音になりますが

ドラマでも、あえて無音の時間が

ありました。

でも、だんだん違和感なしに観れて

集中出来る空間になって

心地よさに変わった自分がいました。

 

手話も一つの言語ですね。

時々、ドラマを観ながら

ああ、そうするんだと納得して

マネしたりもしました。

 

このドラマの世界観大好きです!!

また、生方美玖さんの脚本の

ドラマ、楽しみにしています。

 

3か月間、ありがとうございます。

俳優さん、作り手の皆さん

お疲れさまでした。

十分、楽しませてもらいました拍手拍手

 

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