”ある日、ヒドのお父さんは椅子を
3脚作り、庭に置いた。
両親私、家族3人のための椅子。
お父さんが死んで、お母さんは
忙しくなった。
いつしか私だけの椅子になり
1人に慣れて行ったの。
1人で生きる道を早く教わった。
こうして海に来るのも、 実は初めてで”
「どう?」イジン
「すごく楽しいよ
今まで知らなかったのが悔しい」
貝殻を、イジンとヒドが交互に重ねて
遊んでいる。
お父さんのことをイジンは
インタビューで
金メダルを取って誰の顔が
浮かぶかに父親だと
言ったので推測してたと...。
ヒドが貝殻を重ねた時、倒れてしまった。
「イエスやった」イジン
「本当にやるの?」
「ゲームだから当然だ」イジン
イジンはヒドのおでこにデコピンを
やった。
「これが愛なの?」
「よしもう1回やろう」イジン
怒ったヒド。
「すねた?
分かった。俺にもデコピンしろ」
仕返しにイジンに向かって走るヒド。
額が腫れていたので、ヒドは
何をしたのでしょうね
公衆電話ボックスに入って
イジンは小銭を5枚置いて来た。
「なぜ、小銭を?」ジウン
「誰かが、立ち直れるように」イジン
あの小銭をジウンは取り、持ち帰った。
みんなで、記念写真をパチリ
その他にも写真が沢山、アジトに
張られていた。
”欲しいい写真の下に、名前を書いて ”
ジウン
ヒドは写真を見て、1人で写ったイジンに
ヒドと書いた。
金曜日から2泊3日の合宿があると
急にコーチから言われた。
でもユリムはジウンから
バンド公演の誘いがあった。
合宿で行けなくなったと
ガッカリするユリム。
ジウンはスンワンにバンド公演の
アンコールでユリムに告白すると。
ユリムはジウンに「合宿が入って
公演を見に行けない」
「本当に?」ジウン
「うん、ごめん」
庭にある椅子が、カビが生えて
ボロボロだと母に言うヒド。
「木工所なら、塗り直してくれるかも。
明後日、一緒に行こうと」お母さん
ヒドとユリムは、2人の関係をゆっくり
話していた。
「こんなに優しいのに、なぜ最初は
冷たかったの?」
「怖くて、実は昔から知ってたの
転校してくる前から」ユリム
「私のことを?」
「少年体育大会に初めて出て
8対0で負けたのよ。
あの日以来、あなたのことばかり
考えてた。
いつか勝とうと...
あなたが勝てないことに腹が立った。
なぜか”いい気味だ”とは思わなかった。
私は勝つために、頑張って来たのに
あなたは、何してるの?
そう思っていた。
そんなある日、私の前に現れた。
今や私はあなたに完敗した子ではなく
金メダルなのに
なぜか怖かったの」ユリム
「幼い頃の記憶は長く残るのね。
もう怖くないでしょ?仲良しだもん」ヒド
「いいえ、私は今でもあなたが怖い」
(私が怖いと言った。妙な気分だ。
私はーーユリムが怖くない)
ヒドはイジンに誘われて
高級な店の前で待っていた。
慣れない店で、イジンの袖を掴んで
席に座るヒド。
「なぜ、おごってくれるの?」ヒド
ヒドに名刺を渡し、正式にスポーツ記者
になったと。
「ここまで来られたのは
お前のお陰だから、遠慮なく
食べろ」イジン
今日は大事な日だから
思い出を1つ追加しよう
文房具店でーーー」ヒド
「何するんだ?」イジン
”運試し”
大きな紙にくじ引きが
いっぱいあって
チャンスは6回だと...
「選んで」ヒド
「これで?」イジン
1回目・・「どれどれーーこれだ」
“ハズレ”
「2回目、心を込めてよ」
「これだーーバッチン留め」
ヒドもイジンも頭に付けた。
最後6回目
筆箱が当たった
「イェーーーそう、来なくちゃ」
”筆箱を下さい”
こういう子供じみたことを
楽しくやる感性が、2人とも持っていて
相性ピッタリだね
局長から、ペンを貸せと言われて
カバンから筆箱が...ピンクで、女の子用
で、あの時の筆箱でした。
局長に「大事な筆箱です」とイジン。
ジェギョンが会食で、酔いをさますために
外にいた。
そこでイジンから”二日酔い止めドリング”
をジェギョンに差し出した。
「ヒドの旅行を許して下さって
お陰でいい画が撮れました」
「結局、スポーツ記者になったのね。
とにかくおめでとう
記者が夢だったの?」
「僕は与えられた仕事をやり遂げたい
だけです。
それが今の夢です」イジン
「先輩の夢を伺っても?」
「私の夢?」
「はい」
「私の伝えるニュースが面白いこと
それが私の夢よ」
「私のライバルは、私のニュースを見ない
人達がしてること、映画、ドラマ、本
オンライン、チャット、飲酒、歌
ダンス、おしゃべり
その全てが私のライバルよ」
「ああ、カッコいい」イジン
”脱獄囚が捕まった”との速報のニュースが
入り、酒を飲んだのに、毅然として
ニュースを報道するシン・ジェギョン
がいた。
その姿をイジンは、生で見ていた。
ヒドは木工所に、椅子を1時間の間に
持っていくと約束したのに
母は帰ってこないし、ヒドは雨の中を
1人で持っていこうとしたが
落としてバラバラに...
母が帰って来て
「雨の中1人でやるのはバカよ」
ヒドはあの椅子に未練がある。
今日は約束したから、早く帰るべきだと
言った。
帰れなかったのは、速報が
入ったからだと言った。
「ニュースが私と何の関係があるの」ヒド
「ならどうしろと?
娘との約束のために、速報を無視するの?
私は母親でもあるけど、キャスターなの」
「あなたは、理解する気すらない」と母
「私は今も13歳のままなんだけど。
仕事でお父さんの葬儀に来なかった
お母さんをどうしても許せなくて
私は大人になれずにいる。
確かにーー
私は理解する気がない
そんなことは、13歳に理解出来ないの」ヒド
お父さんが亡くなった時の事情が
明かされた。
局長からキャスターの座が
危ういことを告げられた時
速報が入った。
同時に病院から電話があった。
彼女は「局長、私にやらせて下さい。
その座にいるべき理由を
照明します」と言ってお願いした。
”控室”ではジェギョンは涙をこらえて
心を落ち着かせようとしていた。
この時、これから娘を自分が育てて
行かなくてはいけない。
悲しい感情を抑えて、仕事を選んだのでは。
「あんたは、父親が恋しいだけでしょ。
私は違う。8割は恨んでた。
あんたを育てながらね。
避けてこそ生きられ
忘れれば救われた」
ユリムからジウンに花束が...
「カッコよくて、目が離せなかった」ユリム
「何の話だ?」ジウン
「カッコよくキメるでしょ?
私は見とれるはずだし、いけなくてごめん」
「こんなのずるいよ。泣きそうだ」ジウン
「受け取って。心は必ず会場にいるから」
「ありがとう」
公衆電話ボックスがあったので
ジウンは、イジンが置いて行った小銭で
イジンに電話していた。
「立ち直る勇気が欲しくて」と...
「バンドの公演でユリムに告白しようと
思ったら、来れなくなりました。
こんな僕でもーー
ステージでは人より輝けることを
見せたかったのに」ジウン
「ヒド、何があった」
「お母さんが椅子を捨てちゃった。
お父さんが作った椅子を
お母さんが捨てた。
どこにも見当たらないの」
泣くヒドをイジンが抱きしめて
「一緒に捜そう。泣かないで」
「泣くなよ」
「大ゲンカした?」イジン
「うん」
「脱獄囚逮捕の日
シン先輩はカッコよかった。
入社して初めて思ったよ。
”わあ、あの人みたいになりたい”と
でもその状態が、お前を傷つけたとは
複雑な気分だ」
「不思議だ。私を傷つけたお母さんは
あなたに夢を見させた。
それはそれでーーいいかも」ヒド
ヒドは木工所に行って
「椅子の作り方を教わりたいんです」
豚の貯金箱のお金で、作りたい椅子が
ありますと、頼んだ。
”豚の貯金箱”懐かしい~~
昔のドラマによく出てきたよね。
フェンシングの合宿に、イジンが来て
「2人をお貸しできますか?
ドキュメンタリーの編集中ですが
追加の撮影が必要でしてーー」イジン
「明日の午前中に練習があるけど
試合もないからいいわよ」ヤンコーチ
実はジウンのために、嘘をついたイジン。
「ありがとう イジンさんは最高」ユリム
バンドの公演が終わって
”アンコール”が叫ばれた。
ジウンはこれから大勝負だと。
ところが、ギタリストがいなくなったので
1年生の制服を着て
14期ギターペク・イジンが登場します
曲は「スターライト」
「僕はただ1人にとって特別な存在
になれれば、それで満足です。
(ユリム 好きだ。 付き合おう)
声を出さずにユリムに告白したジウン
うなずくユリム。
古いテープの中に閉じ込められてた子が
今、私の目の前にいるイジン
「3年の時何組だった?」ヒド
「6組だよ」イジン
「3年6組 ペク・イジン
私は3年3組ナ・ヒド
一緒に遊ぼう」と手を差し伸べて
彼を引っ張っていくヒド。
「早く来て」
「今更できないよ」イジン
「あのテープに勇気づけられたの」ヒド
「びっくりした」
放送室にはスンワンがいた。
「スンワン、ここで何してるの?」
「FMラジオを聴いてる。
先輩は何を?」
「昔、放送したやつの台本を
くれる?
イジンが実際に読むのを聴きたいの」
スンワンはこれはみんなに
聴かせないとーー
ON AIR にライトがついて
校内に流されたイジンの声。
ヒドは辛かった時、イジンのテープで
癒されたから
その声をライブで聴けて、嬉しいよね
花火が上がった。
「私たち付き合うことにした」ユリム
「何だって?」
「先輩ありがとう」ジウン
「ジウンはユリムが好きだったけど
ユリムも本気だったの?」ヒド
「正統派のイケメンじゃないけど
私のタイプ」ユリム
「人生は長く、花火は一瞬だから」イジン
「ありがとう
今日みたいな日をくれて」
頭をヒドにつけて素敵な笑顔を...
イジンはヒドが1人で写っている写真に
イジンとサインをして注文。
木工所で、父の作った椅子を発見。
「なぜ、ここに?」
「キャスターのシン・ジェギョンに
修理を頼まれた。
大事な椅子らしく色々と要望を言われた」
「いつですか?」
お母さんが修理に出したと
確信してましたよ。
お母さんに墓に行くからと...
父の命日だった。
「何を着ればいい?」
「普段着でいいわ」
ヒドとお母さんは墓の前でお辞儀して
そのまま、お母さんは顔を上げずに号泣
して、しばらく顔を上げなかった。
「オンマ」
「ヒド、あんたは本当に今も13歳なの?」
あんたが大きくなったら、話したかった。
私...本当はお父さんにすごく会いたい
ものすごく恋しいの」
お母さんの手をとって
「お母さん、私も...
お父さんに会いたい」
ヒドはお母さんを抱きしめてあげた。
キャスターと母の両方は
難しく、感情を出しちゃうと
続かないし、気を張って生きて
来たのでしょうね。
お母さんの号泣に
一緒に泣けました
だから母としての本音を聞けたのは
初めてで、やっと心が通じたのでは
ないでしょうか。
ヒドも、何の不自由なく、好きなことが
出来たのは、お母さんに感謝ですね。
ユリムは、常に貧しさに苦労してたし
でもヒドは一人ぽっちで寂しかったね。
このドラマは、ただ青春物語ではないと
思えます。
その時代の社会性もあるようで
その辺はよく理解できないかもです。
色々なことが起きる中で
成長して行く5人の物語を見続けたいと
思います。