平凡で見逃されやすい日常の中にこそ

幸せや哀しみ、辛さを感じる若者たち。

深くて、涙が溢れる15話でした。

まずはジウンのナレーションから

始まります。

人生は1つの芸術作品だ。

12時過ぎにジウンの母は帰って来た。

母はジウンの顔を見ない。

俺の人生が未完成なのはーー

かけらが1つ欠けているからです

理由は分からなかった。

あるべきかけらは...

なぜ俺だけ持っていないのか

幼い頃の俺は常に...

1人でした。

友達も孤独でした(ウン)

 

時が経ちーー

思春期を過ぎる頃に

何も感じなくなりました。

ある学生も母と息子だけでしたが

仲がよさそうでした。

たった1人の家族だからと言いいます。

そのかけらが欠けている理由を

知りたくなりました。

ある日、ジウンは母に聞きました。

「僕がいなかったら...

1人で生きていける?」と。

「なぜ、こんな関係に?」ジウン

どうして互いに憎むように...

「あなたがいたから、こんな

ことになったの

私1人だったら...

こんなにーー

惨めじゃなかったはず」母

その時、気づきました。

彼女にとって俺は不必要なかけら

なのだと。

俺の人生は芸術じゃない。

誰も見ない

ドキュメンタリー番組に過ぎないから

お母さんの言葉は、思って

いても子供に

言うべきではありません。

私は、子供がいたから

頑張れましたグッド!

 

第15話3人の愚か者

「寒いから中で待ってて

もうすぐ帰るよ」と車の中からヨンスに

電話で話しているウン。

ジュエリーの店を車の中から見て

ヨンスにプレゼントをと

思い立ちましたハート

でも前にプレゼントは無駄な消費だと

言われたことを思い出し...

でも先日あんなにイヤだと言っていた

送り迎えが本当はイヤではなかった

ことが分かって、思い切ってプレゼントを

することにしました。

店員に「彼女はどんなスタイルですか?」に

「ええと...すごくきれいな人です」と

違う答えが、また微笑ましい...笑い

帰って来たら、ヨンスがソファで

眠っていたので

買ってきたペンダントをつけようとしたら

目を開けて「何?」

「猫に鈴を付けるんだ」と言って

ヨンスにペンダントを付けてあげた。

”猫に鈴”なんてこんな時に言うなんて

面白いウンくんですニコニコ

何かヨンスに言われそうと思って

バーゲンで買ったと言ったが

「ステキ」

「ありがとう」

とヨンスが喜んでくれたので

実は1時間悩んで、定価で買ったと

訂正するのも、可愛いウンくんです。

「ピアスもある。付けてみて」

「気に入った?」

「うん」

「今日は一日中、外に出ないで

家でゆっくりする?」ヨンス

「うん。僕が一番得意なことだ」ウン

本『夏の夜の夢』を一緒に読む2人

ヨンスは読むのが昔から早いので

「もう全部読んだ?」

「うん」

そしてちょっとしてから次のページを

めくるウン

「作りすぎだよ」ヨンス

スパゲッティをフライパンいっぱいに

作ったウン。

「大丈夫だよ。美味そうだろ」

2人は、「食べ過ぎた」と言って

全部食べ切りました。

犬のチョンチョンの絵を描く2人。

1 2 3でお互いの絵を見合うと

ヨンスの絵のチョンチョンが

ブサイクすぎるとケラケラ笑うウン。

怒って色鉛筆を散らかして

「やめた」と言って、その場を

去るヨンス。

その後を追いかけるウン。

前に見たような光景ですねビックリマーク

テレビを見ながら

「ドキュメンタリーはイヤだ」ウン

「ずっと見たかった作品なの」と言っても

別のチャンネルに回して、「これだ」と

言うウンの方に回してあげたヨンス。

 

レディース冬物を、タブレットで

注文しているウン。

「寒いからマフラーを買おう」とポチッと

押していた。

「何を?」

「何でもない」ウン

「君は男の家でも平然とシャワーを

浴びるんだな」

「あなたの家でしょ」

「よりを戻す前だっただろ」

「友達になろうと言った時?」

「あなたを誘惑してたの」

「メギツネめ」

「小悪魔って言ってくれる?

メギツネはひどい」

「髪を乾かしてくれる?」

「そんなことも1人で出来ないのか?

まったく困ったやつだ」と言って

急いでドライヤーを取りに行くウン

「お客様、終わりました」

「右耳が熱いけど、ありがとう」

「今日も何だか変だぞ」ウン

「穏やかだ」ヨンス

「ケンカしなくていいだろ」ウン

「こんな時、あなたはどう思う?」ヨンス

「特に何も”幸せだな”と思う」ウン

「あまりに幸せだとーー

不安になる」ヨンス

「なんで」

「また私が

すべてを台なしにしそうで」ヨンス

「そんなことはない。心配するな」ウン

「ヨンス」と呼んで

何かを言おうとしたが

「やっぱり今度な」ウン

 

「個展のパンフレットだ」ウノが

ウンに手渡した。

「ヨンスさんは?」ウノ

「初日は記者が来る。

”下手に注目されて迷惑をかけたくない”と。

僕はいいのに」

「そこまで気遣うとは

さすがヨンスさんは

大人だ」ウノ

「ウノ、個展が終わったら話がある。

まずは個展を成功させよう」ウン

 

チェランはジウンが今まで見た中で

一番深刻だと、作家先生に話した。

「なぜキムPDがAD時代を乗り切れたと?」

2015年10月12日、ジウンがADの頃

「本当に使えないヤツだな」と言われてる

ジウン。

そこにパクPDが来て

「一旦、休憩して。メシでも食おう

インスタントラーメンを買ってこい」

そして出来たラーメンにワカメを

入れたパクPD

「誕生日にはワカメを食べないとな」パクPD

今日はジウンの誕生日だった。

「”新市場オープンに対しーー”

”デモが激化”とずいぶん騒がれているが

当事者は普通の毎日を過ごしている。

平凡で見逃されやすい日常を撮るのが

俺たちの仕事だ。

変わらない生活を送る人々に

自分の姿を重ねることでーー

”これが生きるってことか”と

気づかされる」パクPD

「ラーメンにワカメを入れるのって

ADの時に、先輩がやって

くれました」チェラン

 

”都市が眠っている間 私たちは”

展示時間9:00PM

~2:00AM

 

「最終日に来てくれる?」ウン

「うん、盛大にお祝いしてあげる」ヨンス

「会いたい。クク・ヨンス」

 

ヨンスがウンの個展会場に向かっている

途中に、電話が来て、急いで別の方向に

車を走らせた。

何があったのだろうか?

最終日、ヨンスを待っているが

来ない。

どうしたのか心配するウン。

「誰か...待ってるんですか」

「ヨンスさん?」

「はい」

「私がチケットを買い占めました」

エンジェイ

「はい?」

「全部私が」

「友達を作るためにはーー

時間を割くか、感動させるか

どちらかだと言うので”感動”を

選びました。感動した?」

「友達になりましょう」とエンジェイ

「友達なら割引も?」

「はい」ウン

「夜間展示とは相変わらず

変わってる。

さすがだ。絵はうまいが進歩がない」ヌア

「盗作疑惑については何も

言わないんだな」

「ああ、興味がない」

「じゃあな」

「何様なんだよ。そうやって人を

見下して、自分は特別だとでも?」

「なに?」

「俺が盗んだんだよ」ヌア

学生時代に、ウンの作品を盗んで

書き、ウンは締め切りは明日でも

書き直して違う作品を描いていたのだ。

それも何一つ騒がずに...

「昔から偉そうなんだよ」

「興味も野心もないフリか

確かにーー

お前は何もかも生まれ持っている

もんな。

それでも少しは頑張るフリぐらいしろよ

必死に努力してる人の身にも

なってみろ。

最悪な気分だ」

「その努力の結果が盗作か?」ウン

「お前がどんな顔をするか

見てみたかった

でもーー

顔色一つ変えないお前を見て

思ったよ。

哀れな人生だな」

「なに?」

「全部簡単に捨てられるほど無意味な

人生なんだろ

そんな生き方でお前の人生に何が残る?」

「退屈な絵ばかりだ。空っぽだ」ヌア

ヌアには才能がなかったので

多くの努力をしたのでしょう。

それに比べてウンには才能があった。

ウンの生き方は、父に捨てられて

人生が変わったのでしょう。

そのことは最終話で語っています。

ヨンスに電話しても繋がらない。

電話が来た・・・ジウンからだった。

 

ヨンスは急におばあさんが倒れて

病院にいた。

「どうしてまだいるのよ

ウンの所に行きなさい

この年になれば珍しくも

何ともない。

心配しないで行きなさい」

「行けるわけがない」ヨンス

「ヨンス」

「私を置いてどこかに...

発つ準備を...」

「よく聞きなさい

これからも長生きするわ

でもね、万が一が怖いの

もし万に1つでも、あんたを1人残して

しまったらと...」

「そんなこと言わないで。

私1人じゃ生きられない」

「生きるのよ。

私がいなくても

ちゃんと食べて

好きなことをしてーー

生きて行くの

あなたを見ると、いつもこう思うの

あんたが、私みたいに生きるのはーー

私への天罰だと」

「老いて行くだけの私にはーー

あんたさえいればいい

でもあんたはーー

私みたいに生きないでほしい

周りの人たちと仲良くーー

やりたいことをやって

楽しく生きて行ってほしいの

私のために生きないでちょうだい

そうでなければーー

あんたの両親に会わせる

顔がない」

ハルモニはヨンスのために

自分の人生を、歩いて行って欲しいと

言いましたね。

なかなか言える言葉ではありません。

これからの孫の幸せのために...

親目線で、泣けました泣

ジウンは屋台で、飲めない酒を

少し飲んでいました。

ウンがやって来て

「なあ、2人で飲むのは久しぶりだな」ウン

「ああ」

「なあ、母さんが死ぬそうだ。

でもーー

少しも悲しくない」ジウン

「哀れだよな」

「誰が?」

「誰って...みんなだ」

「僕たち...全員」

酒を注いで、乾杯して

2人は飲んだ。

 

病院からヨンスはウンに電話をしたが

繋がらない。

 

会社の前に、ジウンのお母さんが

ジウンを捜していた。

そこへパクPDが通って

「どうしました?」と声をかけた。

ウンの家の前にうずくまっているヨンス

を見つけた。

「何してるんだ」ウン

「私がーー

また何もかも台なしにして

しまったかと...

 

「どういうこと?」ウン

「また私が壊してしまったかと...」

「ごめん」

「本当にごめん」

「ごめん」

「そんなことないと言っただろ」

「ウン」

「うん」

「辛いの」

ヨンスをハグして

「私...

辛くてたまらない」

「ああ...」

ヨンスがウンに向けて

初めて心を開いた瞬間でした。

そしてそのことは、ウンにとっても

嬉しいことだし、慰めでした。

この後、書きますが有名な評論家に

酷評されて、ウンはボロボロな

状態だったのです。

”自分の世界に捕らわれた

ままの画家”

”技術力の裏にーー”

”大人になりきれない幼稚さが

見え隠れする”

”感情を羅列したような絵はーー”

”殻に閉じこもった子供の

落書きに過ぎない”

 

「入ろう」

 

エピローグ

14話で検索していた、フランスの大学の

建築学科への

留学のパンフレットをヨンスに見せて

”君と一緒に行きたい”

 

ウンもヨンスもジウンも、平凡に見えても

それぞれ家庭環境は辛いもので

孤独でした。

誰かに辛くてハグして欲しい時は

私にも多々ありました。

このドラマに感情移入している

私は涙が止まりませんでした泣

”15話 3人の愚か者”ではなくて

”3人の哀れな者”のようで

愛おしい3人です。

最終話も観ましたが、想像通りの

終わり方でとても満足です!!

生きていれば必ず来る自分の選択。

4人はどんな選択をするか?

最終話も、また書きたいと思います。

 

 

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