乗馬をはじめて、かれこれ7~8年になる。
そもそも、週1回1鞍のレッスンなので、経験年数は長いが、上達速度は亀さん並み。
それでも、乗馬を始めた当初からの憧れ、「外乗」。
海岸とか、野山とか、いわゆる乗馬クラブの敷地ではない広い場所で馬に乗ること。
で、ようやく、念願の「外乗」の初体験!!
移住後、新しく入った乗馬クラブ主催の企画。
集合場所から参加者がレンタカーで目的地へ移動し、日帰りの「外乗」。
なので、実質馬に乗っている時間は2時間半程度。
参加者は8名。
私を含め、「外乗」初体験の人が3名いたので、ちょっと安心。
だって、ベテラン経験者ばかりだと、駈歩のスピード上げすぎたり、ジャンプもあったりすると、ちょっと怖いでしょう?
何せ、ビビりの私は、落馬してケガするのが怖くて、最初から障害馬術(バーをジャンプするやつ)をせず、馬場馬術(決められた図形を決められた歩様で動いたり、音楽に合わせて踊るように馬を自在に動かしたりするやつ)オンリーなのだから。
会場は、観光牧場のある所で、その地続きの広い野山をめぐる場所。
なので、ゴールデンウィークのせいか、朝からお客さんが多い!
私たちは、スタッフの案内で、観光牧場のずっと奥の方まで移動。
貴重品をロッカーに預け、着替え。
服装はいつもの乗馬レッスンの服装。
(拍車と鞭はもちろん使わないけどね~)
ただし、エアプロテクターは、万一作動すると馬が驚いちゃうそうで、牧場側が準備したものを着用。
配馬は、乗り手の技術に合わせてくれるらしく、付き添いの乗馬クラブの先生が順番に指名してくれる。
初めての人から順に呼ばれたけど、私は後半に呼ばれた。
「外乗」は初めてだけど、そこそこ乗れると判断されたらしい。
(それはそれで、ちょっと嬉しいような気もする・・・・)
スタッフさんが「初めての人もいるので、そんなにハードに行きませんからね~」みたいなことを言っていたので、ちょっと安心。
丸馬場の中を慣らしでぐるぐる回る。
普通、クラブでの練習では、馬の間隔を1馬身は離すように指導されるが、なんとこの牧場の馬たちは、前の馬のお尻に鼻先が付くんじゃないかくらいの勢いで近い!!
「え~!!これで大丈夫なの?」って思ったけど、どの馬もそんな感じだし、スタッフさんも何も言わないので、これが普通なのでしょう。
鞍が特殊で、木製で、前後に少し高めの立ち上がりがある形。
なので、乗り方も特殊で、速歩と駆歩の時は鐙に立ち上がって、お尻を鞍の後ろの立ち上がりに、寄りかかる感じで乗るように説明された。
話の内容からすると、モンゴル流なのかな~?
お馬さんたちもそんな感じだから・・・・。
モンゴルの人たちも、スタッフで来ているらしい。
モンゴルの調教は、人が近づくと逃げるような馬を、数時間で乗れるようにするそう。
そのコツは、どんなに馬が嫌がって暴れても、絶対落ちないそうで・・・。
要するに馬が、疲れてあきらめるまで、裸馬に乗り続ける技術ってことね~。
すごいね~。
で、この牧場のお馬たちは、もちろんちゃんと調教されているので、しっかり先導する馬についていく。
ちょっとでも離れようものなら、馬が慌てて追い付こうとする勢いよ~。
(中には、のんびり屋の馬もいて、少し離れちゃう場合もあるんだけど・・・・)
で、私が乗った馬は、イケイケな感じで、すぐ前の馬を追い抜こうとする感じ。
何か所かある休憩タイム(道草そのもの)では、どんどん前に行って草を夢中で食べるし。
写真は、その道草タイム。
一番手前が私でございます。
何度も、「こらこら、君はその順番じゃないから~。」って抑える場面も。
後で、スタッフさんが「皆さんのように経験者が乗ってくれると、よい調教になるので助かります~」って言っていたので、
「あ~、私が抑えながら乗っていたのは、あながち間違いじゃなかったのか~。」と思ったのでした。
広い草原を駈歩!
とにかく気持ちよかった!!
まさに「爽快!!」
人が立ち入れないような山の中も。
小川が流れていたり、クマザサ(?)がうっそうとしてる中を歩いたり、ごつごつした足場の悪い、起伏のある場所を歩いたり。
山桜がきれいな場所進んだり。
道路際の山の中を歩いていると、車に乗ってる人がこちらを見ているのがわかる。
コースの終わりには、観光牧場のレストラン、売店の前を通るので、もう注目の的になってしまった。
子供連れが多かったので、「かっこい~!」の声もたくさん聞こえて。
中には、写真撮ってる人もいたし・・・・。
なんか、ちょっとスターになった気分よね~。
いや~、とにかく楽しかった!!
「外乗」、すっかり気に入ってしまった!
帰りに道の駅で、遅いお昼ご飯。
長野県なので、「そばでしょう!!」
山菜が大好物の私としては、「山菜天ぷらでしょう!!」
ってことで、ざると山菜天ぷらを注文。
そばはおいしかったんだけど、山菜天ぷらが、ちょっとだけ残念な感じ。
ボリュームは、たっぷりなんだけどね・・・。
なんかね、衣がさ~。
余計な味が付いてるような・・・。
ちょっと重たいような・・・。
なので、しっかり山菜の風味を味わいたくて、お土産に、こごみとこしあぶらを購入。
翌日の自宅の夕食で、こごみのお浸し、こしあぶらのてんぷらで大満足。
おまけ・・・
特殊な鞍と乗り方のせいで、お尻の少し上あたりが、少しすりむいて痛いのよ~。