2023年9月24日(日)
東北旅行4日目。今回の旅行はこの日が最終日である。
仙台駅近くの宿(快活CLUB)を8時頃にチェックアウトした後、まずは仙台城(青葉城)に行くため仙台駅から電車に乗って国際センター駅まで移動した。
もう何年も前の話であるが、私は中学生の時に歴史に興味を抱き始め、その当時は特に伊達政宗が推しの戦国大名であった。その後、興味の対象が色々と移り変わったりして今では生粋の弥生時代オタクなのだが、まぁ今でも伊達政宗にはそれなりに敬意の気持ちを抱いている。だから、機会があれば一度は彼が築いた仙台城を訪れてみたいと思っていたのである。
もし中学生の頃の自分が仙台に来ていたら、さぞかしウキウキしていたことだろう。勿論大人になった今でもウキウキする心はあるのだが、歴史をより深く知り多角的に物事を見るようになった今では、戦国大名・伊達政宗のこともより冷静な目で見るようになっている。彼に対する感情は、単純な憧れや敬意だけではない。
そんなことを考えているうちに、国際センター駅に到着した。
国際センター駅で降りた後は、10分ほど歩いて仙台城の麓まで到達した。
麓から更に仙台城の本丸エリアを目指して、モクモクと坂道を登っていった。
9月の下旬でまだまだ暑さが残っていたため、日傘をさしながら歩いた。
↑このような立派な石垣が現存している。この整然と積まれた石垣の規模やクオリティからも、城の往時の威容が窺い知れた。
麓からおよそ15分ほどで、本丸エリアに到着した。
↑本丸の広場はキレイに整備されており、人も多かった。
↑本丸で伊達政宗の有名な騎馬像と対面した。政宗が仙台の中心地を向いており、今でも政宗が仙台の街を見守っているような配置になっているのが良い。
↑本丸からはこのように仙台の街を見渡すことが出来た。
↑本丸の施設内にある売店では様々な土産物が売っていた。自分は諸事情あってこういった物は買わないが、まぁ眺めているだけでも楽しいよね。
続いて、本丸跡に鎮座している宮城縣護國神社に参拝した。キレイに整備されており、なかなか立派な社殿であった。
現在の本丸エリアには、多数の飲食店や資料展示館などが存在していた。そこでとりあえず名物のずんだ餅を食べた後、資料展示館で仙台城や伊達家に関する様々な資料を見てきた。
仙台城の本丸の見学を終えると、そこに待機していた個人タクシーに乗って次の目的地・瑞鳳殿まで移動した。
瑞鳳殿は仙台藩祖・伊達政宗の霊屋(おたまや)である。仙台城の本丸跡と向かい合う経ヶ峯に位置する。より詳しいことは瑞鳳殿 - Wikipediaを読んでね。
↑瑞鳳殿は派手好きの政宗らしい色鮮やかな建物であった。この瑞鳳殿の前で、心の中から伊達政宗にご挨拶をしておいた。自分の他にも多くの観光客がいたからあまり長く語りかけることはできなかったが、まぁヨシとしよう。
瑞鳳殿の見学を終えると、また電車に乗るため最寄りの駅である大町西公園駅へ向けて歩き始めた。
↑途中、橋を渡っていた際に広瀬川の川幅に目を奪われた。これは確かに仙台城にとっては天然の濠ですわ。
電車に乗って仙台駅まで戻ると、次は楽天モバイルパーク宮城で楽天イーグルスの試合を見るために電車で宮城野原駅まで移動した。都内在住の自分はプロ野球を見に行こうと思えばいつでも気軽に見に行けるのだが、せっかく仙台に来ていたため楽天モバイルパーク宮城で観戦してみたかったのである。
↑楽天イーグルスの本拠地の最寄り駅だけあって、宮城野原駅は内部から出口までイーグルス仕様であった。
↑駅からしばらく歩くと楽天モバイルパーク宮城に到着した。球場の外からして既に多くの人で賑わっていた。
球場に入る前に、まずは大事な予定がある。それは、球場前にある楽天イーグルスのグッズショップで買い物をすることだ。
今回自分がここに来たのは、単にプロ野球の試合を見るためだけではない。楽天の公式キャラクターお買い物パンダのグッズをゲットするためでもあった。私はこのお買い物パンダが大好きなのである。
↑店内ではお買いものパンダのぬいぐるみやキーホルダー、タオル、Tシャツなど、様々なグッズが販売されていた。Tシャツやキーホルダーは既に持っていたため、とりあえずタオルと帽子を買った。
ショップで買い物をした後は、チケットを買っていざ球場に入場した。この球場には観客席の後ろに子供向けの遊具や観覧車などがあり、家族連れが楽しめるようになっていた。初めて見るそんな独特な球場の光景に「ほえ~」となった。
そんな光景を横目で見つつ、人混みをかき分けながら、自分の外野指定席…ではなく球場内にあるお買いものパンダカフェに到着した。
↑楽天のお買いものパンダとコラボしたお店。店舗の外観のいたる所にお買いものパンダのイラストがあり、率直に言ってカワイイ。そして、なんとこちらのお店で商品を買うと、お買いものパンダの限定グッズが貰えるのである。それなら買うしかない。
お買いものパンダカフェでご飯を買った後、ようやく自分の指定席である外野の芝生席まで到達した。芝生席は開けた感じがして、なかなか気持ちの良い場所だった。
この日の試合は楽天vs日本ハムの試合であり、楽天にとってはCS出場がかかっている大事な時期であったため、外野席の楽天イーグルスの応援もかなり気合いが入っていた。まぁそうは言っても、流石に阪神の応援団ほどではないけどね。
自分の指定席で試合を見ながら、先ほどお買いものパンダカフェで買ったご飯を食べた。
試合は9回表まで1ー1の同点スコアであり、延長戦に突入する可能性も考えられた。「もし延長戦になると時間が圧してくるから、試合途中でも切り上げないといけないなー」なんてことを考えていると、なんと9回裏に楽天の島内選手がまさかのサヨナラホームランを放ってくれた。
↑楽天のサヨナラ勝ちが確定した直後、バックスクリーンには「EAGLES WIN」の文字が大きく表示され、球場は大盛り上がりであった。
↑お買いものパンダのグッズ欲しさからフラリと軽いノリで試合を見に来ていたのだが、劇的なサヨナラ勝ちの瞬間に立ち会えて、けっこう良い試合を見れたものだ。よし決めた。これからセリーグは阪神、パリーグは楽天を応援しよう。
その後、また宮城野原駅から電車に乗って仙台駅まで戻った。仙台駅に着いた時には既に17時を過ぎていたため、あとは晩飯を食べてから東京に帰るだけである。
↑せっかく仙台に来ていたので、最後に牛タンを食べた。
その後、18時頃に新幹線に乗り、22時頃には東京の自宅に帰宅することができた。楽しい4日間であったが、旅行疲れしていたこともあり、無事に帰宅した時には強烈な安堵感が湧いてきた。まぁ今回に限らず、旅先から帰宅した時はいつもそうである。
ちなみに、お買いものパンダカフェでご飯を買った時に貰ったグッズは、このランチョンマットです。ちょっと使うのが勿体ない気もする。
今回の東北旅行では主に遠野と仙台を見て回ったわけだが、有名な観光スポットを見学して楽しむだけでなく、現代の街の雰囲気を肌で感じ取ることができたのも収穫であった。またそのうち東北地方へ行こう。今度は青森や秋田に行ってみたいものだ。