2021/09/14 手術日
手術前夜は3時半ぐらいに目が覚め
その後はあまり寝れなかった。
ウトウトし始めた頃 ふと時計を見ると6時過ぎ。
最後の水を飲みました。
この後は飲食いっさい禁止です。
6:40
ベテラン看護師さんによる
朝の検温、血圧、酸素濃度測定。
座薬を入れる段になり
座薬を入れたことがないというと
「じゃあ、入れちゃっていい?」
「…お願いします」
と言うと あっと言う間もなく一瞬。
さすが
。
それからは同室の人が緊張をほぐそうと いろいろと話しかけてくれました。
一人の方は私と同じように卵巣ガンの疑いで手術したのですが、開腹して取り出した卵巣を簡易検査をしたときにガンの判定とならず、そのまま終了となったそうです。
手術時間は2~3時間。(ガンの場合はその後、他の臓器を取り出すためにさらに数時間かかる。)
開腹範囲も半分で おへそから下だけで済んだそう。
〇〇さんも そうなる可能性があるからね。
希望をもって!
と励ましてくれました。
可能性は薄いとは思いつつ
私も実はそうなんじゃないか、とどこかで期待してしまう。
私の場合は、9時からの手術で
早ければ(良性だったら)お昼前に終了。
ガンだったら 最長で午後5時までとのことでした。
8:30
立ち会いのため、夫が病院に到着。
立ち会いといっても話ができるわけではなく、結果を聞くために待機してもらうだけなのだけど
入口で看護師さんを呼ぶ時に ガラス戸越しに姿が見えました。
「頑張ってくるね~」と手を振って ちょっと気持ちが落ち着いた。
8:45
手術着に着替えて いよいよ出発。
同室のみんなが送り出してくれた。
付き添いの看護師さんと歩いて手術室に向かいます。
看護師さんも緊張をほぐそうといろいろと声をかけてくれました。
手術室のフロアは無機質で宇宙センターのような感じ。
(行ったことないけど)
緊張感が高まります
。
8:50
手術室に入ります。
上にライトのあるドラマで見るような手術室。
私の体の幅ギリギリぐらいの狭いベッドに横たわって温かいエアーマットのようなものに包まれます。
主治医のO先生
が明るい顔で
「体調は変化ないですか?よろしくお願いします。」
頼もしく聞こえる。もうお任せするしかない。
まずは麻酔。
麻酔の先生と助手の方3人で 手順を説明してくれながら作業が進んでいく。
残念ながら 噂のフェミンニン男子看護師さんではなかったです。
背中に管を入れる時はさすがに緊張したけど 思っていたほど痛みはない。少しずつ管を入れていって、少し響く感じがする時には痛いと言うと位置を調整してくれて無事に完了。ちょっとほっとしました。
次は腕を左右に固定されて 酸素マスクを装着。
いよいよだ。
深呼吸して~
なんか 少しぼーっとするかも・・・・
ふっと意識が遠のいた。
・・・・
「〇〇さ~ん」
私を呼ぶ声が聞こえて目を開けた。
一瞬、自分がどこにいるのかわからなくなったけど、
あ、手術だった、と思い出す。
私にとっては一瞬のできごと。
とっさに「今、何時ですか?」 と聞くと
「5時20分です」。
予定されていた最長時間だ。
ああ、やっぱりガンだったか・・・
O先生が「手術は無事に終わりましたよ」と声をかけてくれた。
そのままベッドに乗せられたまま運ばれて行きました。
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【続く】