私、お宝好きで(自分の所有は0だが)
王室や教会などの宝物を観るのが大好き。

今回はアフガニスタンの黄金の宝飾品が展示されているとのことで、
上野の国立博物館へ行って来ました。

博物館も立派です。


アフガニスタン展はこちら。




今回のこの展示は 単に宝物、というだけではないのです。

政情の安定しないアフガン地域、
破壊や略奪の危険を感じた 国立博物館の職員たちが 秘密裏に展示品を運び出し、
ある場所に隠して守り抜いた貴重な品々です。

文化遺産を守るための命懸けの行為、
職員たちは 尋問を受けても口を割ることなく、
また 家族にも秘密を話すことなく
十数年間 隠し続けたそうです。

でも、こうして守られたのは ほんの一部。
多くは 破壊や略奪で失われました。

宝物の繊細な細工に心を奪われつつ、
これらを簡単に踏みにじる行為に憤りを感じたり、いろいろと考えさせられました。

時を同じくして芸術大学では
バーミヤンの壁画の複製や
略奪等で海外に流出した彫刻などが展示されていました。

こちらは無料!!

ここが芸大だ~お願い
ちょっと入るのにドキドキしました。




復元…ちょっと ガッカリ…

でも、これを復元したのには
文化を破壊しても その心は伝えていく、という思いがあるそうです。



NHKのプロデューサーの方の解説で見学。
文化遺産を守ろうという熱意と
細かい解説で 分かりやすくて
とても興味がわきました。





祖国に帰ることが決まった彫刻。
二度と持ち出されることがありませんように。