5/1(日) 雨 ときどき曇り

夜中から 激しく降り始めた雨は
明け方になって勢いは落ちたものの降り続けていました。

気持ちもまったり。

今日は寒河江あたりを観光してみます。

まず向かったのは『本山慈恩寺』。
あいにくの天気のせいか、
訪れる人も少ないです。

立派な山門を抜けて




階段を上がると正面が本堂です。


茅葺きの立派な本堂。
圧倒されます。


拝観料500円を払って本堂の中に入ると、
ガイドの方が説明をしてくださいます。

ここは、聖武天皇の時代に建てられた1300年の歴史ある 由緒正しいお寺だそうです。

当時の高級官僚達の学舎としても用いられたそう。

中には国宝、及び国宝級の仏像がたくさんあります。

何体かは 上野の国立博物館やイタリアとの文化交流で貸出しされるそう。

パンフレットの写真ですが、
国重要文化財の十二神将。

それぞれ小さな干支が頭に乗ってます。
いかついお顔と とぼけた表情の干支とのミスマッチになんだかほっこり。



こちらも国重要文化財の薬師三像。
先日の強風で 日光菩薩の持っている飾りが折れてしまったとかで 日光菩薩様は手ぶらでした(^_^;)。


山門を本堂側から見たところ。
5/5には門に仮設舞台が設置され、
舞が奉納されるそうです。
雅楽も演奏され、格式高いものだそうです。
観てみたかった~。


薬師堂。
十二神体はこちらの小さなお堂の中に納められています。


手水に花のあしらい。
こんなところも風情があります。


天皇から賜ったという
こちらも由緒正しき八重桜。
つぼみが開き始め。
見頃は間もなく。


そして、三重の塔。見事です。


こんなに立派なお寺ですが、
訪れる人はあまり多くないようです。

格式が高すぎて門前町もなく、
檀家がいるわけでもないので、
国の援助がなくなった今は 拝観料だけで維持しないといけないとか…。

私個人的には 有名な山寺よりも見応えがありました。
(仏像好きなので)

静かな雰囲気を保ちつつ
このまま守られていてほしいなぁと思いました。