考察()シリーズ第2弾です。

LTP09に収録されている木下ひなたのソロ曲「あのね、聞いてほしいことがあるんだ」についてです。

 

最近この曲について色々考える機会があったんですが、何度も登場する『キミ』って一体誰なんだろうと考えた結果、1つの結論が出ました。

あくまで僕個人の考えということで受け取ってもらえると助かります。

 

 

まずこの曲には全部で10か所『キミ』というフレーズが登場します。

※秒数にするとこんな感じです。みんなも聴いてみよう!↓

1番:①0:35~0:36 ②0:53~0:54 ③1:09~1:11 ④1:24~1:25 

2番:⑤2:17~2:18 ⑥2:37~2:38 ⑦2:57~2:58 ⑧3:24~3:25

大サビ:⑨3:44~3:45 ⑩4:04~4:05

 

僕のこの曲の最初のイメージは「ひなたが遠く離れた地元の友達から電話を通じて元気をもらう曲」というものでした。

北海道から一人で上京しアイドルを頑張っているひなたのキャラクター性に合った素晴らしい曲です。

 

ということで『キミ』とは「ひなたの地元の友達」という解釈でいいのかなーと漠然と考えていました。

しかし歌詞を見ていて、『キミ』は一人のことを指しているのではないということに気づきました。

「1番の『キミ』は地元の友達のことを指しているが、2番の『キミ』はプロデューサーのことを指しているんじゃないか」ということです。

 

まず1番の歌詞を見ていきます。

 

どうしたらいいか分からない
ひとりで悩んで空回り
そんな時 ほら 弾むように
私を呼ぶベルが鳴る

大好きな①キミの声がする
何気ないことが嬉しくて
今日の出来事 涙の理由
聞いて欲しいな

 

受話器の向こう うなずく②キミ
優しい声 あったかいね
不思議 胸の奥がふわっと軽くなる
「大丈夫だよ!」
魔法みたいな③キミのひと言で
元気になれる!

 

言葉ではなんとなく照れるけど
出会えたんだよ 最高のマイ・フレンド
④キミもきっとおんなじ気持ちでいるかな?
いつだって通じあう この心
見えなくても ここにある友情
ずっとこれからも
マイペースなわたしだけど
どうぞヨロシクね!

 

のんびりしている印象の強いひなたですが、アイドルとして上手くいかないこと、悩み事も当然あります。

そんなひなたの拠り所になっているのが遠く離れた所にいる地元の友達の存在です。

そんな友達と電話をして他愛ないことや悩み事、辛かったことを話すことでひなたはまたアイドルとして頑張ろうと思えるのです。

 

そして2番の歌詞です。

駄目なとこちゃんと叱ってね
逃げないよ もっと頑張るから
⑤キミに出会えて 自分のこと
好きになれそう

 

ここでの『キミ』はプロデューサーのことです。

頑張っているひなたは時にプロデューサーからの厳しい言葉も受け止めようとします。

そして、自分に自信がなかったひなたですが、アイドルとしてプロデューサーと共に歩んでいくことで自分を好きになることができました。

 

今夜もまた 長電話して たわいないこと話したいな
明日 寝不足でも ⑥キミがいれば平気!
いつもの場所で いつもの笑顔
なんだかそれだけで 元気になっちゃう!

 

ここはちょっとややこしいなと思ったのですが、長電話する相手は地元の友達である『キミ』です。しかし、たとえ寝不足でもプロデューサーとなら頑張れるということではないでしょうか。

遠く離れた北海道にもひなたにとっての「いつもの場所」があると思いますが、東京のひなたにとってのいつもの場所とは劇場であり、「いつもの笑顔」とはそこにいる他のアイドルやプロデューサーのことだと考えられます。

 

言葉ではうまく言えないんだけど
勇気をくれる ⑦キミこそがマイ・フレンド
誰よりも”わたし”を理解っててくれる
いつまでも変わらない この距離で
そういつでも大事な思い出を
そっと分けあおうよ
宝物は心の中 ⑧キミがくれたの

 

1番の『キミ』には言葉にするのは照れる、という歌詞が使われている一方で2番の『キミ』には言葉ではうまく言えないという歌詞になっています。

本当に仲の良い友達だからこそわざわざ言葉にして伝えるのは照れるのに対して、プロデューサーに対しては心の距離があるのでまだ上手く伝えられない、ということではないでしょうか。

 

さらに1番のサビでは「友情」というフレーズが出てきましたが、2番には出てきません。

その代わりプロデューサーである『キミ』はひなたの理解者として表現されています。

いつまでも変わらない「アイドルとプロデューサー」という距離でいつまでも歩んでいきたいというのが、ひなたの気持ちです。

まあ一番最初の曲なので距離があっても仕方ないですね。

 

1番の歌詞では電話を通しての描写が多い一方で、2番の歌詞には現在のひなたのことが中心に描かれているように考えられます。

「1番の心の距離は誰よりも近いけど遠く離れてしまってる『キミ』と、2番のいつでも会える近い距離にいるけど心はまだ距離があるままである『キミ』の対比」がこの曲の一番好きなとこです。

 

指先にコード絡ませて
⑨キミと約束
いつかわたしから
とびきりの元気をあげる!

言葉ではなんとなく照れるけど
いくつになっても わたしたちベスト・フレンド
⑩キミもきっとおんなじ気持ちでいるよね
心から伝えたいありがとう
リボンかけて 届けたい想いを
きゅっと結んだら
ありきたりな言葉だけど
どうぞヨロシクね!

 

しかし、Cメロから大サビにかけて登場する⑨⑩の『キミ』は地元の友達のことです。

ここまで、『キミ』が指しているのは二人だという解釈をしてきましたが

最終的に地元の友達である『キミ』が出てくるということは、やはりこの曲は『友達』に向けたメッセージがメインの曲なんじゃないかなと思います。

 

(完全な創作ですが元々上京してきたアイドルということでこういう地元に向けた曲したけどひなたからの要望で2番の歌詞をPに向けたメッセージみたいにしたとかだったらエモいですね。完全な創作であり妄想ですが。)

 

まあでもひなたには遠く離れた地元にも、今いる東京にも「あのね、聞いてほしいことがあるんだ」と言える人がいるって考えると感動しますね~~~~;;;;;;;;

 

 

冒頭にも書きましたが完全に個人的な解釈で、無限に反論できるスカスカな内容ですけど共感してもらえると幸せです。

あとひなたPが元々この曲をどう解釈していたのか気になります。ひなたPの間でこの考え方が当たり前だったりしたらめっちゃ恥ずかしいですね。

まだ1年経ってない新人Pなんで許してください。

 

 

 

 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 

 

 

 

 

木下ビーダマンです。

 

 

 

 

 

 

マイガ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッッッッ