小学生2年生の頃、友達が居なさすぎた俺はことあるごとに近所の図書館に行っていた。
そんな図書館通いの暗い少年時代を肯定的に考えて、俺は自分のことを読書家だと思うようにしていた。
しかし大学生になって活字の多い本が読めなさすぎて、自分が読書家というのは勘違いであることに気付いた。

よく考えてみたら、今まで読んでたのも基本的にラノベばっかりだった。
図書館ではブギーポップシリーズとかいう厨ニラノベの先駆けみたいなものを借りるか、パンツマンとかいう文字が極端に少ないアホみたいな本を借りていただけだった。
あと、小学校で学園キノを読んでたらクラスの女子にキモがられたのを思い出した。

でも学年が上がり一緒に図書館に行く友達ができた俺だったが、図書館に行く道中そいつと「自民党と公明党が色々な競技で戦ったらどうなるか」という話で盛り上がっていた。
当時、政治家なんて首相くらいしか知らないのに、近所の政治家のポスターを見てそいつらを登場人物にして盛り上がっていた。

ここまでをまとめると、ノリキは「図書館に通い、友人と政治家の話で盛り上がっていた小学生時代を過ごした」ということになる。

就活ってこういうことをするんですよね。