「地球外生命体」(UFO、ネッシー、カッパ等)見たことある?

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自分は霊感が無いせいか、「地球外生命体」というものを見たことが無い。

(C)高橋克彦、原哲夫/小学館

うちの地元ではカッパが有名で、「カッパ注意」という標識を帰宅時に見る。雪の季節だと「スリップ注意」に変更されるけれど・・・。

うちの母親はUFOを見たことがあると言う。だけど、自分は見えるものが真実だと思っているから、その話は信じることができないでいる。


昭和32年に「地球防衛軍」という東宝特撮映画をDVDで見たことがある。東宝初のシネマスコープ作品であった。

その映画で、地球を侵略しに来たエイリアンのリーダーを土屋嘉男が演じていた。ただし、仮面で顔が全然見えない。

本人にとっては出演したくてたまらない作品だったけれど、「顔が見えないから」という理由でスタッフは大反対。しかし、監督の本多猪四郎は彼を起用したのである。

お遊びで宇宙人をやる時、「ワレワレワ宇宙人ダ」と片言のセリフみたいな言葉で言うけれど、もしかしたら土屋嘉男が最初の人間らしい。

そして、エイリアンのリーダーの色は赤だった。戦隊ヒーローモノで赤がリーダーなのは、あの映画の影響だと思っている。


土屋嘉男はSFに敏感だった。

「宇宙大戦争」という映画にて、月に到着して普通に歩いている光景に違和感を感じていた。「月の重力は地球の何分の1のはずで、体が軽く浮くはずだ」とスタッフに訴えたけれど、誰にも相手にされなかった。

その後、アポロ11号が月に降り立ち、体が宙に浮きながら月を歩く宇宙飛行士の姿を大阪のホテルのテレビで見ていて、「ブラボー!」と声を出しながら拍手をすると、周囲も大きな拍手で包まれた。

しかし、彼が言う「ブラボー!」とは、「オレの言った通りだろ。ざまーみろ!」という意味だったのである。


そんな土屋嘉男の(本格的な)デビュー作は黒澤明監督の名作「七人の侍」だった。「金は無いけれど飯はいっぱい食わせてやる」と言って腕の立つ野武士を集める百姓の若者だった。

そんな黒沢明と出会った場所は、意外にもパチンコ屋のトイレだったと言う。自分より大きな身体が印象に残ったと言う。

「七人の侍」の撮影の最中に、「G映画」という謎の映画撮影が行われていることを知る。それがあのゴジラだったのである。

そこで特撮の神様である円谷英二と親しくなり、撮影中に「黒澤さん、おしっこ」と嘘をついて、別の撮影スタジオに行ってゴジラが動く姿を見学したのである。

そんな縁もあって、第1作公開から約半年後に公開された「ゴジラの逆襲」に出演にすることになるのです。


その時期は映画全盛期。土屋嘉男はクセのある役で色々な映画に出演していました。

彼が出演する映画で1番好きなのは「ガス人間第一号」です。八千草薫さんが凄くお綺麗です。


今日はほとんど映画の話をしてしまいましたね。けど、その頃のSF映画って結構面白いですよ。オーディオコメンタリーで聞くと、その時の時代背景を知ることができてさらに面白いです。

「シン・ゴジラ」に次ぐ新たな特撮映画が出るのを楽しみにしています。