父親の大好きな時代劇

うちの父親は２０１２年３月３１日まで時代劇専門チャンネルを夢中で見ていた。一番好きだったのが鬼平犯科帳である。

しかし４月１日になって突然見られなくなった。東日本大震災の影響で岩手、宮城、福島の３県は特例としてアナログ放送終了の期間を延長したのだ。

鬼平犯科帳にハマった父親は、原作本が欲しいと私にお使いを命じた。被災証明書を使って高速道路に無料で乗り、県内各地の古本屋を回って全２４巻を集めることができた。


アナログ放送が終了した事で、父親の心にはぽっかりと穴が開いた。地元のGEOの時代劇コーナーはいいのが揃っていない。なので車で１時間のGEOやTUTAYAに向かって父親が好みそうな時代劇を探した。

一番のお気に入りはやっぱり鬼平犯科帳だった。劇場版のDVDを借りて見せたところ、とても気にいったらしく、夢中で見てしまって笑点を見るのを忘れてしまったほどだった。

鬼平犯科帳のスペシャルがあると決まって私にDVDの録画を依頼する。実は今日、鬼平犯科帳の再放送があって録画予約したのだけど、DVDのディスクが良くないのか、全く録画されなかった。

とりあえずよく使っているDVDのディスクを使って翌日の録画予約をした。上手く録画できて父親が満足してくれればいいんだけど・・・。