父親の知人である深谷さんから、年末ジャンボ宝くじバラ10枚が送られてきた。ジャンボ宝くじとなると毎回のように送ってくる。ロト6も送られたことがあったが、家では新聞をとっていないため、調べるのが面倒なのだ。

今日はそんな深谷さんの話をする。

深谷さんから誘われて、家族で旅行したことが2度あった。

1回目は1996年。自分が中学3年の夏休みの時に、福島県内で合流して会津地方の山の宿に泊まった事がある。

その日の夕食で出された川魚の刺身がとてもおいしかったのを覚えている。幼いの頃、近所の法事で出された刺身に当たり、生ものが食べられなくなっていたが、新鮮な味を覚えた私は刺身を食べることができるようになった。夜はゆっくり温泉に入った。

2回目は2007年の2月。新幹線で大宮に向かい、駅前で合流して箱根に向かうことにした。深谷さんの車にはカーナビがある。どうゆうふうに行くんだろうとワクワクしながらカーナビを見ていたが、カーナビの案内ナビを完全無視する形で移動したため、頭が混乱して車酔いしてしまった。

深野さんはナビより近い道は分かっていると親はよく言っていたが、こっちはナビ通りに進んでくれると思ったのでガッカリした。おかげで夕食の懐石料理は口にすることができなかった。

翌日は大涌谷へ向かうことにした。ロープウェイには中国人の観光客がたくさんいた。その日は中国の暦で正月の時期だったらしい。

ロープウェイに乗ってしばらくすると、私はウォゥ!と今まで経験もないような声を出してしまい、正面に座ってい父親を驚かせてしまった。

私の目の前に、美しい姿をした富士山が目に写ったのだった。大声をあげない理由がない。

大涌谷にて携帯電話のカメラで富士山を撮影した。

実に美しいいいものを見させてもらった。前日の車酔いもふっとんだ。大涌谷には1個食べると7年長生きすると言われている黒たまごがある。もちろん1個いただいた。

帰りの大宮へ向かう道路はかなりのノロノロ運転だった。しかし両親はなぜか賑やかだった。その時は走っていた道は、箱根駅伝のコースだったからだ。両親は箱根駅伝が大好きだ。記念にと走っているポーズをして写真撮影している人達を見かけた。自分もやるべきだったかなぁ・・・。

深谷さんと一緒に旅行したのはそれっきりだ。父親はよくメールをしているが、また旅行のお誘いがないか楽しみにしている。宝くじはもう勘弁だ。