日本人はなぜ戦争へと向かったのか 外交・陸軍編 | 東京都議会議員 浜中のりかたのブログ

日本人はなぜ戦争へと向かったのか 外交・陸軍編

こんにちは
浜中のりかたです。

日本人はなぜ戦争へと向かったのか: 外交・陸軍編 (新潮文庫)/新潮社


戦後70年、現在、安全保障について国論が二分しているように見えますが、
私は先の大戦について、なぜ戦争へ向かったのかとうことを
分析して、これからのわが国のあり方を
見つめないとなかなか未来への思考が踏み出せないと考え、
今まで勉強してきたことに補足する形で
この夏を使って、研究をしております。

この本はNHKスペシャルを書籍化したもので、
映像はこれから拝見させて頂く予定ですが、
備忘録的にいくつか感想を書き留めたいと思います。

そもそも、圧倒的な国力の差があり、
『負ける』と軍部ですら予想した戦争をなぜ行ったのか
ということは非常に興味深いことだと思います。

陸軍の出先機関である関東軍を統制することが出来ず、
満州事変が起きて、満州国建国という
今の日本の感覚からではありえないことが起きます。

この本ではその過程やどういうバックグランドで
そういうことが起きるのかということを述べています。
『昭和16年夏の敗戦』
『失敗の本質』等の本も読みましたが、
新たに勉強になることが多くあり、有意義な本でした。

次は民衆・指導者編と果てしなき戦線拡大編がありますので、
三冊をしっかり読んで、深く考察をして行きたいと思います。