都立保谷高校を視察しました。 | 東京都議会議員 浜中のりかたのブログ

都立保谷高校を視察しました。

こんばんは
都立高校出身の浜中のりかたです。
本日は、先輩の田中のりあき議員のお招きで、
都立保谷高校のリニューアルした校舎
の視察に行かせて頂きました。
いわゆる学校の長寿命化です。

学校の建て替えには
約35億円ぐらいのお金がかかります。
作られた年代等にもよりますが、新築の建物だと
一般に耐久年数が約50年ぐらいだと言われております。

対して、現在流行りの長寿命化は
約17億円ぐらいかけて、
25年ぐらい耐久年数を延ばします。

全くの白紙の状態で、予算も無限にあるのであれば、
35億円の50年×2で
70億円で100年使えるとすれば、
年間のコストは7000万円です。

対して、長寿命化の年間コストは
物価も、条件も一概に比べられませんが、
仮に今の校舎が35億円で作られたとしたら、
35億円の40年(現時点で)+
17億円で25年延長できるので、
52億円で65年だとすると
年間のコストは8000万円です。

年間1000万円の差が大きいこともありますが、
この差額であれば、フルリフォームよりも
新築をと思い方も多いと思いますが、
現在、長寿命化改修が流行っています。
理由は財政難と少子高齢化に対応するためだと考えられます。

長寿命化は少ないコストで、沢山の学校を
新品同様にフルリフォームすることが出来るので、
財政的に重宝される上に、国からの特別な予算措置があり、
都道府県の負担が実質負担が26.7%になるなど、
非常に魅力的です。

最も、保谷高校は都立高校なので、
市内の公立小中学校にどこまで、財政的な条件が
適用されるかはもう少し調べてみないと定かではありませんが、
長寿命化改修は小中学校に限らずに、検討には値すると思います。

日本は超高齢化社会を迎えるにあたり、
人口動態が変わってきます。
公共施設の在り方も変わってくるはずなので、
短い年限で、綺麗なものを使うという方法は
これからの考え方として重要になってくると思われます。

以前にも紹介した朽ちるインフラの対応をどうするのか
ということは非常に難しい問題の1つです。


教育目標とAED

広い廊下

従来よりも配線関係の内装が若干増

備え付けの授業用プロジェクター

綺麗な剣道場

仮設校舎

本日は、お忙しい中、
視察を受け入れてくれた東京都教育委員会の皆様、
校長先生以下の現場の先生方
誠にありがとうございました。

非常に綺麗で、学習環境が整っているなぁと思いました。

保谷高校の皆さんのご活躍をお祈りします。