反ポピュリズム論 | 東京都議会議員 浜中のりかたのブログ

反ポピュリズム論

今、自民党の総裁選挙や、
維新の会の動向など、国政が騒がしくなっている。

今日は午前中で市議会が散会になったので、

昼にワイドショーを見る機会があったが、

コメンテーターたちが面白おかしく、政争について批評していた。

また、杉ちゃんの事故の報道もあったが、

政治の話よりも、その時間の方が長かったようにも感じる。

私も杉ちゃんは好きだし、心配だけど。

僭越ながら、私が今の日本に大切だと思うことは

『誰がするかではなくて、何をするか?』

ではないだろうか。

揺らぐ日米同盟、韓国、中国との外交問題で日本の安全が脅かされている。

経済・金融政策の低迷で中小企業は言うに及ばず

誰もが知っている世界的なメーカーですら、明日が見えない。

少子高齢化で、歳出に占める社会保障のお金は右肩上がりで

財政的にも慢性的な赤字で、国債の発行額残高は過去最高で

税収よりも赤字国債の発行額が2年連続で多いのは

終戦の年以来というおまけ付き。

消費税増税をしても、お金が足りない。

それでも、一度、給付した社会保障は削るわけにはいかず、

若者世代が割を食う。

内憂外患状態である。

政界再編は大いに結構だと思うが、

好き嫌いではなく、政策本位でやってほしいものである。



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私は渡邉恒雄さんに

悪の親玉のようなイメージを持っていただが、

現実主義者で、非常に頭の良い人だと思った。

良い本だと思うので、

同業者の人には是非読んで頂ければと思います。