国旗についての議論 | 東京都議会議員 浜中のりかたのブログ

国旗についての議論

昨日、たまたま南極大陸を見ました。

木村拓哉さん主演のドラマで、
年上の人には
高倉健さんの『南極物語』とか、
タロ、ジロの話と言った方
が馴染みがあるかもしれません。

私が印象に残ったシーンが
木村拓哉さんが日本の国旗をみつめ、
その後、
南極に残されて、亡くなってしまった犬たちを
日本国旗に包んで、
水葬しているシーンでした。

丁度、議会で
日の丸の日本国旗と市旗を議場に掲げるかどうかを
議論しているところだったので色々と思うことがありました。

本日、国旗を議場に掲げるかどうかを
決議という形で可決しました。

提案者は自民党の稲垣幹事長だったので、
他の議員から、
『何故、議場に国旗を掲げるのか?』
という質問等に答えていました。


正直、国旗に対する思いは
別に誰に強制されるわけでもありません。
これは憲法でしっかりと保障されていることです。

私が違和感を感じたのは

『日本の侵略戦争の象徴である!!』

『金日成が死去したり、従軍慰安婦の問題で情勢が揺れているんだから、国際化を意識するならば、国旗を掲げるべきではない!!』

『国旗に対して、憎悪や嫌悪感を持つ市民もいるのだから、配慮が必要』

『議論が性急過ぎる』

『民主主義なんだから、しっかり話して、少数派の話も聞け!!』

『議場に国旗があったら、しっかり議論が出来ない。』

『今までやっていないんだから、今やる必要はない。』

『戦争で敵の陣地を取ったら、日の丸をたてる!!』

『日の丸は侵略戦争の装置である。』

等々です。

誰がそういうことを言っているのかというと
録画中継や議事録、
議会報をみればよく分かるので、
誰が賛成で、誰が反対か、
興味のある方は見ると面白いですよ。
退席者(義務の放棄)をされた方も多数います。

私は戦争を賛美するつもりも
思想、信条の自由を犯すつもりも
日の丸を強制するつもりもありません。

ただ、自分の国が、この街が好きなだけです。

テレビで日の丸の国旗を燃やされて、
踏みつけられると、悲しい気持ちになります。

だからと言って、日の丸の国旗を議場に掲げる必要があるのか?
と言われたら、絶対条件ではないかもしれません。

ただ、おかげ様で合併以来10年間以上も
市役所の正面玄関に
威風堂々と掲揚されている日の丸と市旗に関して、
誰からも文句を聞いたことが無いし、
引きずりおろされたということも聞いたことがありません。


だからと言っても、議場に掲げる必要がないだろう
と言われてしまえば、見解の相違ですから、仕方がありません。

日本人が自分の国に尊敬を持てないのに
憲法でもうたわれている国際社会で名誉ある地位を占めることはできないと思います。

私は日の丸は日本の象徴だと考えます。
だから、敬います。

そこまで、自らの国を
否定する必要があるのかということを考えさせられました。

今回の1件で色々なことを勉強させて頂きました。
難しいですね。

長文を読んで頂き、誠にありがとうございました。