チェリスト山口徳花のブログ

チェリスト山口徳花のブログ

チェリスト&チェロ講師/ベルリン&デュッセルドルフ/Duo Axia(スタジオピオティータ・レジデントアーティスト)/東京藝大・ベルリン芸大卒/

こんにちは。チェリストの山口徳花です。


最近は他のSNSメインになってしまっており、ブログになかなか手をつけられずにおりました…。

その間に見にきてくださった方がいらっしゃったら大変申し訳ありませんでした。


さて、今月私は35歳というちょっとした節目(曲がり角…?)を迎えますが、時を同じくして大切なご報告と大きな演奏会のお知らせがあります。


【ご報告】

2024年9月1日付にて、ドイツ・ブランデンブルク州のエバースヴァルデに拠点を置くBrandenburgisches  Konzertorchester Eberswalde(ブランデンブルク・コンサートオーケストラ・エバースヴァルデ)のソロ・チェリストに就任いたしました。


画像:オーケストラの公式サイトより


学生を終えてから約7年間、フリーランス奏者・指導者として様々な場で働きながらドイツのオーケストラのオーディションを受け続けてきましたが、学生時代に受けていたオーケストラアカデミーのオーディションと合わせると落ちた回数は50回を優に超え、「オケに落ち続けた回数でギネスに載れるんじゃないか」という怖いもの知らず(⁉︎)な境地になってきた今年6月に他のオケのオーディションで初めて最終審査に残る経験ができ、その後7月に行われたオーディションで今回のポストに選んでいただきました。


職場はベルリンの自宅から片道1時間強の距離なので、ひとまずベルリンから通う形になります。


まずは半年間の試用期間に気を引き締めて臨むもともに、今後も引き続き真摯に音楽に向き合ってまいります。



【演奏会情報】

来年1月19日(日)14時より、かつしかシンフォニーヒルズモーツァルトホールにて開催される

『MASUO the 16th concert』

にて、ドヴォルザークのチェロコンチェルトのソリストを務めさせていただきます!





多くのチェリストにとって最も重要なレパートリーとも言える“ドヴォコン"、私もこれまで試験やコンクール、オーディションなどで何度も演奏してきましたが、この曲をオーケストラとの共演で演奏するというのは夢のまた夢、非現実的なことだとずっと思っていました。


しかし、チェロを始めてまもない中学生の頃にこの曲を初めて聴いたときの胸の高鳴りが忘れられず、今回MASUOさんからコンチェルトのお話をいただいた時、最初で最後のチャンスだと思い、この曲での出演を決めました。


この夏には長年お世話になっているグレゴール・ホルシュ先生(世界で最も優れたオーケストラの一つ、コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者)にも集中的にレッスンしていただき、着々と準備を進めています。




MASUOさんは東京を中心に活動されているアマチュアオーケストラで、私と同世代の方が多く、前回の演奏会に伺った際にはとても意欲的でフレッシュな演奏を聴かせていただきました。


私が出演するドヴォコンの前に演奏されるドヴォルザークの「謝肉祭」もまた私にとって思い出の曲で、チェロを始めて一番最初の本番(中学校の管弦楽部が出演した音楽祭)で演奏した曲です。


私の20年越しの夢が叶う日、特別な想いを持って臨みます。

ホールは 1300席以上あるようなので、ぜひ皆様お誘い合わせのうえお越しいただけましたら幸いです。(入場無料ですが、こちらから予約をお願いいたします。)


よろしくお願いいたします!


追伸:Twitterは2~3日に一回、Instagramは一ヶ月に一回(ストーリーは一週間に数回)程度更新しています。よかったらそちらもフォローしていただけたら嬉しいです。