古都に伝わる文化遺産を披露する
秋の「京都非公開文化財特別公開」が
今月30日に始まるのご存知でしたか?☺︎
今回、京都の各所を廻らせていただきましたが、
たくさんの「幸せな出会い」がありましたよ☺︎
まずは
東寺・灌頂院へ。
五重塔でおなじみの京都南区にある
世界遺産・東寺ですが、普段は本堂にあたる金堂で本尊の薬師如来像(国重要文化財)の台座の周りを囲む十二神将像が、
今回の特別公開では
真言密教の儀式の舞台の灌頂院へ移され、
通常は細部が見えづらい像も、
ごく間近から、しかも360度ぐるりと鑑賞できる特別な機会なのです。
灌頂院の暗闇の中にライトアップされて浮かぶ十二神将像。威風堂々です。
十二神将像は甲冑や武具をまとい、躍動感あふれる姿で1体1体、凛々しいです。こんなボディーガードがいたらお薬師さんも心強いですよね☺︎
自分の干支の像を細かく観察するのも面白いですね
私の干支は亥。亥神将の前で。
400年以上を経てなお鮮やかな姿の十二神将像など、このような国宝の数々を見ているといつも、
2002年夏にアフガニスタンのバーミヤンを訪問した時のことを思い出します。
世界的にも素晴らしく貴重なものなのに破壊されてしまった石仏や、石窟に残されたそれは見事な仏教壁画の鮮やかな色など。。。
日本は平和で、文化財を残せる国。
だからこそ、もっと後世に伝えるためにどうしたらいいのかを考える機会になればいいですね☺︎
拝観料収入は、
文化財の修理や保存に役立てられています。
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