人工尾びれをつけて泳げるようになった美ら海水族館のあの有名な「フジ」が亡くなりました…
私は、フジのドキュメンタリーを何度も繰り返し見る度に 泣いて、そして、勇気をもらっていたよ。
9月半ばにフジにちょうど会ってきたばかりだったの。
この日のフジは、人工尾びれをつけていない日で、ずっと水槽の窓のところにいて動かなかった。
人がちょうどいなくて、大きな声で
「フジ~!フジ~!いつも見てるよ!頑張るんだよー!応援してるからねー」
って水中に聞こえるほどに叫んだら、水槽を廻ってそばに来てくれたフジ!
そして、またすぐに 窓のところに戻り、他のイルカたちが楽しそうに泳ぐなか、なんだかしょんぼりしてた。
だから今度は私から、フジがずっといる丸い窓のところに会いにいったの。
はじめは、お顔が見えなくて、そのままパワーをフジに送っていたら、目をつぶっているはずなのに、すーと、お顔が見えるところまで下がってきてくれたフジ。感動したよ。
今思えば、調子悪くて辛かったのかな。
だけどね、
本当に愛おしいレスポンスと仕草は一生忘れない。
亡くなる前に、一瞬でも会えて良かった。
人の声が、言葉が届く フジだった
きっと人工尾びれの何度ものチャレンジで、
ずっとずっと、
多くの人の愛と声を聞き続けたフジだからこそ、
私の声も届いたのだと思う。
諦めない気持ちと愛は、
全てを超えて届くと言うことを
教えてくれたフジ
本当にありがとう
最後に…
この写真は美ら海水族館HPから引用した写真だけれど、
人工尾ひれをつけて.めちゃくちゃ嬉しそうなフジの大好きなショットをみなさんに届けます。
哀しみや辛さだけじゃない、感動の中で
お休みね。。。安らかにフジ
追伸。
いつも取材などで答えてることだけれど、
小学校の頃の夢は、
「イルカを飼育したり、ショーをしたりするお姉さん。」
だったんだよ。
の。