翌週、早速聖路加に抗がん剤治療を受けに行った。

受付を済ませ、スタバでコーヒーを買って、ケモ室へ。

当時は、聖路加のスタバが、がんの世界からわたしを日常につなぐ架け橋みたいだった。

ありがとう、スターバックス。

 

聖路加では、オペをする先生、抗がん剤治療を診てくれる先生が分かれている。乳腺外科と、腫瘍内科、と行った具合に。それぞれのエキスパートが連携しながらそれぞれの仕事をこなす。

 

聖路加デビューの日、ちょっと緊張気味のわたしを、腫瘍内科の先生は笑顔で迎え入れてくれた。

前の病院で受けた、腫れ物扱いは一切なし。

さらには、

 

抗がん剤ってさー、怖いイメージあるじゃない?

「アドリアマイシン」って赤くて特にみんなに評判わるいけど、アドリア海の夕日の色から名前がついてるんだよね〜

 

とダンディーなトリビアまで披露してくれた。

面白い先生で、終始にこやか。

気づくとわたしも笑っていた。

 

病院の綺麗な雰囲気、先生や看護師さんのやわらかくも迅速な対応、全てに感謝しかなかった。

がんなのは、そんなに悲惨なことじゃないんだって思わせてくれた。

 

余談ですが、抗がん剤投与中、長い時間を終始ドラマを見ることで潰していたわたし。i Padは必需品。

いろいろ余計なことを考えなくて良いから、なるべく続きが気になって面白いドラマがよかった。

おすすめを一応書いておきます。

 

1、グッドワイフ

2、アグリーベティー

3、SEX AND THE CITY(まだの方はぜひ!)

4、リベンジ

5、デスパレードな妻たち

 

とか、ボーッと見れるし、面白いのでおすすめです。

 

漫画はすぐ読み終わっちゃうけど、

 

東村アキコ「ママはテンパリスト」

わたしの笑った漫画ランキング1位

 

 

 

ジョージ朝倉「ピースオブケーク」

主人公がタイプすぎるランキング1位

 

 

 

アフロ田中

ガンとか、一瞬どうでもよくなる、バカな内容1位

童貞のアホ高校生の話。

 

 

 

は全部読破しました。w

 

なるべくストーリーに集中。心の中から乳がんを追い出す。

当時の抗がん剤中のスローガン。

なかなかできなかったけど。。

 

わたしは、泣きたい時は泣いていいと思ってましたし、今も思っています。泣くと、すっきりする。

悲しい時は泣けばいいんです。

でも乳がんを忘れる時間が1日に少しづつできていくといいな、と思っていました。

 

4年経ち、今、「乳がん」と向き合うのは、このブログを書いている間だけ。

 

このブログは、わたしの乳がん忘備録でもあります。