苦しくも爛漫の恋 |  碧い月のひとりごと(八月乃暖穏の覚書)

 碧い月のひとりごと(八月乃暖穏の覚書)

あることがきっかけで、記憶が長くもたなくなったことに気づきました。
だから、忘れないために。
大事な記録と記憶。 忘れたくない思い出。
気が向くままに書いていきます。




あなたを

好きにならなきゃならない
だなんてことはない



だって

あなたを好きになると

狂おしいほどに胸が痛むから



心臓を鷲掴みにされて

ぎゅうっと痛む胸と

頬にこぼれる涙と

溢れ出す想いに


私は激しく悶絶するのです


きらきらとして
眩しかったあのころ…





『愛していたよ…』



あんなに煌めいていた
あなたの言葉が

過去形になったあの日から


私は

桜を見る度に


あなたを

苦しく思い出さずには

いられないのです