『あたし』 ちびまる子の気分になってみる |  碧い月のひとりごと(八月乃暖穏の覚書)

 碧い月のひとりごと(八月乃暖穏の覚書)

あることがきっかけで、記憶が長くもたなくなったことに気づきました。
だから、忘れないために。
大事な記録と記憶。 忘れたくない思い出。
気が向くままに書いていきます。



あのね、
たまに ぽつり書いてあることあるのよ

いい歳してさ 
『私』ってのを 『あたし』って書くやつ
あれ、ほんとバカっぽいよね(笑)


ってやつ


うん


言っとくけどさ、
あたしは『私(わたし)』って言うほど、
堅苦しくないし、賢くもないし、
クソまじめでもないわけよ

ちょっとだらしなくて、ぬけてて 
わりといい加減なわけよ

だからさ、『私』なんてゆーよりもさ
『あたし』でじゅうぶんなんだよねぇ

ちょっとダレてるくらいでいいし、
どあほうくらいでいいんだよね


うん


ダメなの?

『あたし』ってさ


いい歳したってさ、
いくら『私』って言ってたってさ

中身の伴わないおばかさんなんて、
ごまんといるわよね?

『いい歳』って何よ?

いい歳したってさ、くっだらない人間なんて
そこらじゅうにいるじゃん?

だいたいさ、

そのこだわりが、あたしには鬱陶しい

あぁ、そうかい そうかい

じゃ、あんたは『私』って
言い続ければいいじゃん?

あたしは『あたし』って
言い続けるだけのことだからさ

あたしから見りゃ、あんただってさ
じゅうぶん『あたし』って部類だよ(笑)


『あんたはひねくれものだね』なんて言われてもさ
別にとんがってるわけじゃないのよ

だって、あたしなんだもん

これが『あたし』なんだもん



ずっこけたって、ひねくれたって、
人生蹴っ飛ばしたって、
缶けりして寄り道したってさ

こかげで座り込んで本読み込んじゃったってさ

『あたし』なんだよ


ちょっとくらいだらけて生きたっていいじゃん

ちょっとくらいだらしなくたっていいじゃん

かっこよく生きなきゃいけないなんて法律はないんだからさ

ずっとずっとひとりぼっちで生きる淋しさを
くっだらないほど背負いこんで生きるより

ときおりすれ違う人が人生にいてくれる方が
ずっとずっと生きやすいんだよね

それに気づいて生きてるんだからさ


どうかほっといてくれ

あたしが『あたし』って言うことなんて

どーだっていいことだからさ