クレッセント |  碧い月のひとりごと(八月乃暖穏の覚書)

 碧い月のひとりごと(八月乃暖穏の覚書)

あることがきっかけで、記憶が長くもたなくなったことに気づきました。
だから、忘れないために。
大事な記録と記憶。 忘れたくない思い出。
気が向くままに書いていきます。




消え入りそうなほど
細く尖った月を

鋭く尖った爪のように
君の肌に這わせたい


君の透き通るほど蒼白い肌に
うっすらと滲む血

僕はそれを見てぞくぞくするのだ


この騒ぐ気持ちはなんだ

この昂る気持ちはなんだ


悲鳴に似た君の懇願に
僕は君の肌に口づけよう

ほんのりと湿る
君の肌に