我が家のめがみちゃん |  碧い月のひとりごと(八月乃暖穏の覚書)

 碧い月のひとりごと(八月乃暖穏の覚書)

あることがきっかけで、記憶が長くもたなくなったことに気づきました。
だから、忘れないために。
大事な記録と記憶。 忘れたくない思い出。
気が向くままに書いていきます。

なぜ、このタイトルかって?
 
 
我が家には女神ちゃんがいるのですのりごろうのひとりごと(覚書)-07A0158.gif
 
 
我が家のめがみちゃんは、お姉ちゃんですのりごろうのひとりごと(覚書)-07A0740.gif
 
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なぜって?
とびきり可愛いから?のりごろうのひとりごと(覚書)-07A0313.gif
 
ん~…
それもあるけど、うちのお姉ちゃんは障害があるのよ
 
別に言うことではないと思ってたのよ
 
でもね、こういう障害が存在するんだよ~と、知って欲しかったから
 
 
お姉ちゃんは、苦痛をあまり感じることが出来ません
 
いいなぁ~のりごろうのひとりごと(覚書)-image0003.gifって、思う?
逆よのりごろうのひとりごと(覚書)-07A0721.gif
怪我や病気は重体化してしまうのよ
 
自分で気付けないから、お姉ちゃんが自覚できるレベルに達した時には、重体化してるの
 
あまり痛みを感じない。あまり苦しみがわからない。って怖いこと
 
突然吐いて、なぜ吐いたのかわからない。吐いて苦しいと感じない
 
下痢をしても、おなか痛いがわからないから、突然の下痢に戸惑う
 
具合が悪いがわからなくて、体が急に動かなくなって驚く
 
 
苦しまなくていいよね~って、思った?
本当はすごく辛いんだよ
 
社交的で明るくて、元気で人懐っこい
誰とでも仲良くなれて、たくさんの愛情を受けている
 
お姉ちゃんは女神だから、苦しみから解放されているのかもしれないねのりごろうのひとりごと(覚書)-07A0269.gifと説明してある
 
 
お姉ちゃんは味覚異常もある
 
本当に苦労した
 
健康のために、食べさせなきゃいけない!!必死になって戦った
 
でも戦う相手を間違えてた
私はお姉ちゃんをやっつけるかの如く、嫌がるお姉ちゃんに食べさせようとしていた
 
食育セミナーや相談も山程行った
 
答えはいつもおなじ
『食べられるように調理を工夫する』だった
 
 
ほとほと困り果て、何度も挫折して、鬼のようにお姉ちゃんの口に捩じ込んでたか…
 
育児放棄したい!!何度叫んだか
 
責められるのは、いつだって母親
 
泣いて泣いて泣いて…
それでもお姉ちゃんの手をひいて生きてきた
 
それは、これからもだけど
食育は、本当の食育は、私の中にあった
 
本当の敵は、溢れる情報に惑わされていた私
 
人に頼ってダメなら、私は私の食育を確立すればいい
 
『味覚がわからない』
 
言葉が理解できて、会話が成立するようになり、文字や絵がかけるようになってから始めた
 
とにかくかじらせる
食感や触感を言葉や絵や文字にする
飲み込めなくていいから、不味くていいから、どんなか表現することから始まった
 
不思議だね、楽しいね、面白いね、ビックリしたね~硬い軟らかいカリカリする、ツルツルとかから…
 
…長かった
 
それからお姉ちゃんは変わった
 
今は栄養学的に話をして、『生きるために必要なもの』と捉えて食事をしている
葛藤はすごい
 
でも克服できたものは、たくさん増えた
 
うちでも外でも幼稚園や学校でも食事を投げ飛ばしたことは、数えられんほどだ
 
他にもいろんな障害を抱えているんだけど、そんでもたくさん乗り越えて、今も生きている
  
 
お姉ちゃんの人生に比べたら、私なんてあまっちょろい人生だ
 
 
人生に嵐や壁はつきものだ
 
嵐なら、飛び込むんじゃなくて過ぎ去るのを待て
 
壁なら、ぶつかるんじゃなくて、乗り越えろ
 
 
今のお姉ちゃんの目の前の目標は料理が上手になりたいらしいよ(ただし、味見はしないに限るガーン)
 
頑張ろう~
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