なぜ、このタイトルかって?
我が家には女神ちゃんがいるのです
我が家のめがみちゃんは、お姉ちゃんです
なぜって?
とびきり可愛いから?
ん~…
それもあるけど、うちのお姉ちゃんは障害があるのよ
別に言うことではないと思ってたのよ
でもね、こういう障害が存在するんだよ~と、知って欲しかったから
お姉ちゃんは、苦痛をあまり感じることが出来ません
いいなぁ~って、思う?
逆よ
怪我や病気は重体化してしまうのよ
自分で気付けないから、お姉ちゃんが自覚できるレベルに達した時には、重体化してるの
あまり痛みを感じない。あまり苦しみがわからない。って怖いこと
突然吐いて、なぜ吐いたのかわからない。吐いて苦しいと感じない
下痢をしても、おなか痛いがわからないから、突然の下痢に戸惑う
具合が悪いがわからなくて、体が急に動かなくなって驚く
苦しまなくていいよね~って、思った?
本当はすごく辛いんだよ
社交的で明るくて、元気で人懐っこい
誰とでも仲良くなれて、たくさんの愛情を受けている
お姉ちゃんは女神だから、苦しみから解放されているのかもしれないねと説明してある
お姉ちゃんは味覚異常もある
本当に苦労した
健康のために、食べさせなきゃいけない!!必死になって戦った
でも戦う相手を間違えてた
私はお姉ちゃんをやっつけるかの如く、嫌がるお姉ちゃんに食べさせようとしていた
食育セミナーや相談も山程行った
答えはいつもおなじ
『食べられるように調理を工夫する』だった
ほとほと困り果て、何度も挫折して、鬼のようにお姉ちゃんの口に捩じ込んでたか…
育児放棄したい!!何度叫んだか
責められるのは、いつだって母親
泣いて泣いて泣いて…
それでもお姉ちゃんの手をひいて生きてきた
それは、これからもだけど
食育は、本当の食育は、私の中にあった
本当の敵は、溢れる情報に惑わされていた私
人に頼ってダメなら、私は私の食育を確立すればいい
『味覚がわからない』
言葉が理解できて、会話が成立するようになり、文字や絵がかけるようになってから始めた
とにかくかじらせる
食感や触感を言葉や絵や文字にする
飲み込めなくていいから、不味くていいから、どんなか表現することから始まった
不思議だね、楽しいね、面白いね、ビックリしたね~硬い軟らかいカリカリする、ツルツルとかから…
…長かった
それからお姉ちゃんは変わった
今は栄養学的に話をして、『生きるために必要なもの』と捉えて食事をしている
葛藤はすごい
でも克服できたものは、たくさん増えた
うちでも外でも幼稚園や学校でも食事を投げ飛ばしたことは、数えられんほどだ
他にもいろんな障害を抱えているんだけど、そんでもたくさん乗り越えて、今も生きている
お姉ちゃんの人生に比べたら、私なんてあまっちょろい人生だ
人生に嵐や壁はつきものだ
嵐なら、飛び込むんじゃなくて過ぎ去るのを待て
壁なら、ぶつかるんじゃなくて、乗り越えろ
今のお姉ちゃんの目の前の目標は料理が上手になりたいらしいよ(ただし、味見はしないに限る)
頑張ろう~
我が家の女神ちゃん