先日、お姉ちゃんと買い物に行った
夕方で 主婦たちは 夕飯の支度をひかえ いそいそと買い物を急いでいた
買い物客も多い
レジの読み上げの声と ピッという機械音
慌ただしく買い物荷物を詰め込む音
窓ガラスから夕日が射し込み、うろうろと夜の帳が降り始めていた
長く待ったレジ
ちょっと疲れた店員と私
やっとあと少しで会計
携帯が鳴った…
パパからだ~
嬉しそうに電話に出たお姉ちゃん
うん、うん…今お買い物中
え?中ム〇屋?あるよ?
え?何買ってくるの?
え?ふしあわせ?
え?ふしあわせでいいの!?
何?ママならふしあわせ知ってるの?
ママ~パパが、中ム〇屋のふしあわせ10個買ってこいって~!
はぁ~
何いってんの!?
レジの店員さん、後ろに並んでたおじいさん、隣の列に並ぶおばちゃん、袋詰めしてたお姉さん…
みんな笑い出した
なんせ、聞き取りにくかったせいで、大声でしゃべっていたお姉ちゃん
も~う違うでしょ
うすあわせじゃないの
すぐパパに聞いてよ
……え?
ママがうすあわせでいいかって?
え?
やっぱふしあわせだよねぇ?
え?違うの~?
みんなに笑われちゃったよ~
パパ~ふしあわせってなに?
なんてトドメをさすようなことを聞いている
もう…恥ずかしくて、慌てて帰ったわよ~
聞き間違いには、気を付けようね~