今年はミンミンゼミが鳴き出したと思ったら、すぐに梅雨明けが宣言されたという具合でした。2日前に梅雨明けしてからはミンミンゼミが元気に鳴いています。写真は円海山の麓の公園の樹木にいたミンミンゼミです。ちなみに、ミンミンゼミは中国語で斑透翅蝉(bantouchichan)と呼ばれるそうですが、これはミンミンゼミの翅の様態に由来しているものです。日本語が鳴き声に由来しているのとは異なっているというのは、日中間の感性の違いを感じさせられます。
下の写真は円海山中腹の畑の近くにいたシャクトリムシです。非常に急いでシャクリながら、私の視線から逃れようとしていました。シャクトリムシはシャクガ科のガの幼虫の総称です。このシャクトリムシが何シャクガの幼虫なのかはよくわかりません。
円海山頂上附近の路傍の藪にシオヤアブがいました。どうやら小さいアブを捕まえて体液を吸っているところのようでした。シオヤアブはチョウ、ハエ、アブ、コガネムシなどを捕まえては体液を吸うという恐ろしいアブなのです。ときには自分より大きなスズメバチやオニヤンマをも捕まえるそうです。ただ、農業にとっては害虫を捕まえてくれることから、シオヤアブは益虫とされています。
中の写真は円海山ハイキングコースの港南台口を入ってすぐの路傍にいたアカボシゴマダラです。翅を大きく開いてポーズをとってくれていました。そういえば、この辺りでは毎年、この時期にアカボシゴマダラを見ることができます。
下の写真は同じく円海山ハイキングコースの港南台口を入ってすぐの路傍にいたヒカゲチョウです。ヒカゲチョウは止まっているときに翅を開いてくれませんので、翅の表側はまだ見たことがありません。