Cavolo Nero とは
イタリア、トスカーナ州のお野菜
黒キャベツです。


イタリアで旬は冬なのですが、最近スーパーで見つけたので迷わず購入しました。


真っ先にこのお野菜で作りたいと思ったのは、トスカーナの郷土料理である “ Ribollita “




黒キャベツが無くては成立しないお料理です。



こちらが黒キャベツ↓




トスカーナでは、このお料理は主に冬の料理で夏は作りません。

イタリアのチョコレートと一緒です♪



材料は

•トスカーナパン
•白インゲン豆
•人参
•セロリ
•ズッキーニ
•ジャガイモ
•キャベツ
•黒キャベツ
•玉ねぎ




野菜のスープを作ってから、オーブンで焼いたパンを入れてコトコトと煮込む料理です。


隠し味はあるのですが、基本お塩のみ


お皿に盛り付けたら、赤玉ねぎ、白インゲン豆を乗せて、たっぷりのトスカーナのオリーブオイル、そして黒胡椒をガリっと。


ほっこりするお味です。



レストランで働き始めた時は、正直あまりこの料理は好きではありませんでした。


なんだか食感が中途半端だし、白インゲン豆は甘く味付けしたものに慣れていたから。



でも、郷土料理を理解すると同時にだんだんと美味しさを噛み締める様になり、今では大好きな料理の一つになりました。






もう一品

黒キャベツのペーストのパスタです。

イタリアのレストランでは、トスカーナの太くて長いうどんの様なパスタ “ Pici “ をよく組み合わせて使っていたのですが、今回は約20分茹でる私が大好きなトスカーナを代表する Fabbri の Spaghettoniを。






黒キャベツは真ん中の芯は使わず、葉の部分だけを茹でてから、塩、胡椒、松の実、にんにく、パルミジャーノ、オリーブオイルでペーストを作ります。



このペーストには味の決め手となる上質なオリーブが必須ですよ



オススメはこちら!

トスカーナ原種のオリーブの味と香りを最大限に引き出した世界が認めるオリーブオイルです。

もしペーストが残ったら、少し深みのあるお皿に入れてその上にオリーブオイルで蓋をするようにたっぷりとかけて保存して下さいね。



今日も最後まで読んでくださってありがとうございました!