~蔦屋発祥の地から発信するクラフトビール 枚方編~
京都鴨川沿いの出町柳駅から、大阪淀屋橋駅を結ぶ京阪電車。この沿線であり、京都と大阪の中間あたりにある「枚方(ひらかた)」。関西に住まわれた経験でもないと、なかなか読めない地名です。昔は淀川を経由し上方から京都へ物資を運ぶ水運の要所で、船舶の乗員に食べ物などの物販をする「くらわんか船」が往来する場所だったとか。
枚方というと、ここ出身のタレント岡田准一さんがCMに出演した遊園地「ひらかたパーク(ひらパー)」があります。また今や関東のおしゃれエリアにも展開している、ビデオレンタルの「TUTAYA(蔦屋)」発祥の地であったりもします。
私はもともとここに住んでいた時期があり、先般出張で枚方を再訪することに。訪れてみて、あっとびっくり!寂れていた駅南が再開発され、まさに発祥の地に、大規模な「蔦屋」の複合施設が建設され、にぎやかなスポットに様変わりしていました。
(写真上:蔦屋の複合施設 写真下:店内のあった店舗でもクラフトビール)
店舗の中や周辺には、関西発のワイナリーである「フジマル醸造所」のレストランや、大阪上本町発の高級食パン「乃がみ」の食パン店など、関東でも列ができるようなショップが並んでいます。
さてクラフト事情ですが、この枚方駅を挟んで、駅の表裏に、自店でも「枚方ビール」というクラフトビールを醸造されている系列のお店が姉妹店で2店舗あります。まず1店舗目。「Beer House Hobbit」さんです。
唐揚げをいただきましたが、ビールにしっかりと合う濃い目の味付けで、美味です。
お店の中では熱いビール談義が聞こえてきたり、隣のお客さんとビールの好みについてお話できたり、お店の方も親切で、関西ならではの、人懐っこい雰囲気。
そして2店舗目。こちらは先ほどのHobbitさんの姉妹店だそうで、ビルの狭い階段を登った先に入口があります。入ると長いカウンターがあり、席の背後にある大きな窓から、街中の様子が観察でき、さながら「隠れ家」っぽい雰囲気です。
Hobbitさんが国内クラフト中心であれば、2店舗目のこちらは、海外勢の生も取りいれた展開にされているとのことでした。
最後に蛇足ですが、枚方グルメをもう一品。大阪在住のスィーツ好きの女子は案外と知られたお店なのですが、枚方駅中に「ジョフラン」というケーキ屋さんがあります。そこのシュークリーム何と1個100円。コスパも高く、たっぷとカスタードの入ったシュークリームは絶品で、夕方には全部売り切れてしまいます。
(写真:駅内ジョフランの店舗)
訪れる機会がありましたら、蔦屋発祥とクラフトビール。是非味わってみてはいかがですか。
落ち着いたよい街です。
<クラフトビール店舗情報>
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Beer House Hobbit
(電 話) 072-841-1640
(住 所) 枚方市川原町11-10川原町第一ビル101
(営業時間) 月~日 17:00~翌2:00
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ビアバルガレット
(電 話) 072-843-8110
(住 所) 枚方市新町1-7-2 枚新ビル 4F
(営業時間) 月~日 17:00~翌2:00 ※月曜日定休
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