私のラコメタに付けておりますK.T.Fのクーリングプロップナットですが、勿論ポン付けは出来ません。
このプロップナットをラコメタに取り付ける為には、プロップナットの雌ねじ径を

M9→M10

に変換する必要があります。
もしかしたら、ハイガーのエレキオーナーの方も応用出来るかも知れません。

まず必要なのがタップです。
普通は下穴を開けてからタップを切るのですが、このプロップナットは内径がM9なのに実測値がM10に近いので最初からゴリゴリタップを立てて行きます。

使うのはM10 P1.5のタップです。
垂直になるように少しずつタップを切っては戻します。
最後までタップを切れたら、そこから一手間です。
10mmのドリルで約6mm程ネジ穴を拡張します。
これはサファリプロペラを取り付けた時に、ネジを切ってない9.7ミリのシャフトがプロップナットに干渉するのを回避する為です。

削りカスを綺麗に取ってから再度タップでネジ山の掛かりを確認して、いよいよインサートナットを仕込みます。
今回私が使用したインサートナットは切り込みのあるレデューサーナットという物でマイナスドライバーでクルクルとインサートできます。

インサートの注意点としては、プロップナットの内側にネジロック剤を綿棒で塗ってからインサートします。
そしてネジロック剤の完全硬化を待ってから取り付けます。


※プロップナットの改造は全て自己責任で行ってください。万が一の怪我や事故、エレキモーターの故障等について一切の保証はありません。