2.基礎力アップ
この時期は1問も自力で解けなくてもかまいません。
大事なのは解説が理解できているかです。
理解できたなら、あとは繰り返すだけ(まずはすぐ3回転)です。
何度か繰り返しても理解できないものは先生へ質問をし、1冊の弱点ファイルを作り、整理していきましょう。
科目ごとにファイルを作成するのではなく、すべての科目を1冊のファイルにまとめてください。
1冊にすることで持ち運びがしやすくなります。
質問した問題は、何度も気になります。
この弱点ファイルは常に携帯し、いつでもどこでも確認できるようにしましょう。
そして確実に理解できたものは、ファイルの後半へ克服済みコーナーを作っておき、そこへ移動させます。
そして、1ヵ月後にもう一度確認し正確に理解できていれば、その問題は完璧になっています。
毎日学習する科目は4つ
「数的処理」「経済原論」「文章理解」「時事」です。
*もちろん休むことも大事ですから、週に1~2日完全休養日を作ってください。
ただし、休みの日でも、数的処理1問と時事は取り組むようにしてください。
そのためには、勉強ではなく一日の生活習慣の中の一部といえるぐらいにしていきましょう。
朝起きて数的処理を1問解いてから顔を洗う、朝食をとりながらニュースを見る、電車の中で新聞(スマホ新聞でOK)を読むなどと、時間帯や場所を決めることで生活として取り組みができるようになってきます。
□数的処理
判断推理、数的推理、図形、資料解釈、合計で10問以上を毎日続けてください。
現時点で判断推理のみ受講中の方は、判断推理だけで10問以上です。
判断推理と数的推理まで受講している方は、2科目の合計で10問以上です。
資料解釈の受講が済んだ場合、この科目は1問に時間がかかるため、一日1問ペースで取り組みましょう。
最初は1問1問に時間がかかりますが、ある時から100%解ける科目になりますので、あきらめずに取り組んでください。
判断推理、数的推理、図形は、苦手な科目の時間を多く(理想は問題数を多くですが、苦手な科目は1問に時間がかかるので、まずは時間を多くしましょう)取り組むことで、克服できるようにしていきましょう。
自力で克服することがきびしい場合
個別授業がついているコースを受講の方は、ゆっくり丁寧に指導を受けるようにしてください。
個別授業がついていないコースの方は、無料の科目質問やLINE質問を積極的に利用しましょう。
今申込み受付中の夏期講習の受講もおすすめします。
□経済原論
ミクロのみの場合は一日5~10問、マクロも受講するようになったら一日10問以上(数的処理と同様に苦手な方の時間を多く)、毎日取り組んでください。
この科目を一番苦手にしてしまう受講生が多いです。
先生に積極的に質問をする、もう一度WEBで受講するなどあきらずめ粘り強く取り組むことで、克服できる科目です。
自力で克服することがきびしい場合
個別授業がついているコースを受講の方は、ゆっくり丁寧に指導を受けるようにしてください。
個別授業がついていないコースの方は、無料の科目質問やLINE質問を積極的に利用しましょう。
今申込み受付中の夏期講習の受講もおすすめします。
□文章理解
市販の問題集を1冊購入しましょう。
地上・国家一般用で、自分にとって解説が理解しやすい問題集を購入してください。
文章理解に限らず市販の問題集を購入する場合は、自分にとって解説が理解しやすい問題集を選ぶようにしてください。
なお、合格者が使用している問題集は「新スーパー過去問ゼミ」「解きまくり」が多いです。
今日は現代文1問、明日は英文1問・・・というように現代文、英文を交互にすすめていきましょう。
英文がなかなか解けない場合は、英文の能力を上げるために、英単語を覚える時間を一日10分、最終的に1000語ぐらい暗記してください。
ただし、英単語を覚えるのは優先度は低いです。
他の学習ができていなければ、取り組まないでください。
英文が非常に苦手な方は、現段階では取り組まず、授業が始まってから、授業中に先生がアドバイスするテクニックだけを頼って得点力をつけてください。
□時事
新聞を毎日読んでください。
一人暮らしの方などは新聞を購読することはきびしいでしょうが、今はスマホで無料で読めたりします。
ただし、無料なので数か所しか読むことができませんが、まずは数か所レベルでよいので読むようにしましょう。
「法の改正」について、「決定」したことに関しては本試験で出題される可能性があります。
名前とどうして改正するのか理由だけはインプットしておきましょう。
ここで時間をかけて覚える必要はないです。
何となく意識しておくと、その後ニュースなどで何度も同じ話題がでてくるので、そこで明確にインプットできます。
社説を読んで、まとめてください。
「背景、定義」「問題点」「解決策」について、何を書いてあるかを頭の中で整理してください。
時事対策だけでなく、流れのよい論文(論文は背景・定義→問題点→解決策の流れで書きます)を書く能力も身についてきます。
時事が弱いと思った場合は「速攻の時事」という参考書を購入し、一日1テーマペースで読んでください。
この時も流れを意識しながら読んでみてください。
論文対策を兼ねます。
一日15分~30分はニュース番組を見て、世の中の動きを把握しておきましょう。
週3~4日ペースで取組む科目
□憲法、民法
各科目、1回10問前後。
1回転目は、正解の肢を「正確」に覚える。
2回転目以降は、正解だけでなく不正解の選択肢もチェックをし「どうして不正解なのか」、「どうしたら正解になるのか」などと検討し、「質」を高めていきましょう。
その他、早目に取り組んで欲しいこと
□小(時事)論文対策
新聞や「速攻の時事(参考書)」を読みながら、時事の知識を増やしてください。
読みながら、「背景・定義」「問題点」「解決策」について確認したり考えたりしてください。
どのような流れで書いているかも意識して読んでいきましょう。
これは、新聞や速攻の時事に限らず、現代文とかでも流れを意識してみてください。
そうすることで、論文の書く時の構成がうまくできるようになってきます。
日常生活の中でも、友人と話をしている時、メールで連絡をする時などに「どのようにすればわかりやすく伝えられるか」を考えるようにしてみましょう。
わかりやすい論文を書ける能力が身についてきます。
例えば1つの方法として・・・「今日は話したいことが3つあります。1つ目・・・2つ目・・・3つ目・・・」と話した後に、具体的に話していくとわかりやすく伝わります。
*特別区や東京都を受験する方は、小論文の配点が非常に高いです。
論文が書ければ、万一択一の点数が低くてもカバーしてくれます。
つづく・・・