4年前に連れてこられたTさんは

森の中で迷子になってわんわん泣いている子供のようでした

 

 

夫が蒸発して

父親が癌の中でも高度行動障害の孫の世話をしてくれました

 

俺が世話しないと

お前は仕事行けないから仕事に行ってこい、行け!!というんです(ありがたいですね)

 

母親は認知になっていました(会話はできます)

 

 

 

この時点では感謝は感じてません

 

 

 

母親を憎んで

母親が廊下で倒れた時も抱き上げることができなかったのです

 

 

子供たちが

ばあちゃん、大丈夫?と起こしてあげたのです

 

 

そのような家庭環境の中

長女は障害者の子供たちと関わっていく大学に行きました

当時は大学3年生です

 

 

 

次女は高校生でしたが孤独でした

学校の先生に嫌われていた時期だったといいます

とにかくどこからどうしてよいやら

どうにもなりませんでした

 

 

夫が帰ってくるかどうかだけ聞きたくて来たのに

カウンセリングを始めたのでびっくりしていましたが

それがTさんにとって

言葉を発すること

感情を出しても良いと許可を得た場所となっていったようです

 

 

生みの母親に対しての恋しい気持ちと憎しみ

育ての母親への怒りをとことん聞いていきました

 

 

間に挟むヒーリングがTさんにとっては心が軽くなっていったようでした

 

高度行動障害の三女がまったく寝てくれない

5日間も寝ないのです

外へ飛び出す

追いかける

ぐったりしていました

 

 

 

ではヒーリングをしてみようと試みました

バキューミングでその日から寝てくれて

ヒーリングの効果を感じてくれたようでした

 

 

ヒーリングは一回ではないですよ

続けてもらいました

 

 

とにかく何でも続けること

マジックのようにちちんぷいぷいと解決するのは難しいのです

 

 

養母の生い立ちを

養母の立場になってイメージしていく思考をレッスンしました

そのころから徐々に

相手の立場を考えることが出来てきました

 

一日に3回、有難いこと

助けてもらったことをメモしてきてもらいました

これを毎月毎月レッスンして定着していきました

地道な作業です

自分を育てなおすと言う感じですね

 

 

大っ嫌いな自分から

自分を受け止め

頑張ってきたことに気づき始めました

 

 

その間

父親が亡くなり、

母親が施設に入りました

 

 

 

高度行動障害の娘が18歳を機に卒業をしたので

今年から自宅に帰ってくることになり

毎日家にいて暴れたりしていました

到底一人で見ることはできません

   

 

 

仕事をやめることになり、生活が出来なくなってきたのです

今は危機的な状態です

 

 

市に相談しても

障害者支援に助けを求めても

引き取ることは難しいという実態です

この国の福祉はどうなっているのか

人数が足りません

 

 

 

市会議員や県会議員のつてを頼って

現状の障害者の状況を伝えてもらいました

動くしかありません(これ私が動きました)

 

 

少しずつTさんの意識が変わってきました

 

 

Tさんの心のひっかかりがとれたら

きっとすべてが変わるだろうと

最後のカウンセリングをラインでしました

 

 

感謝喜び感動が素直に出るようになったのです

だけど奥にざわめくのは何だろう

 

 

0歳から6歳

7歳から13歳

14歳から20歳ともう一度思い出してもらい

その都度私が質問をしました

 

 

そうすると

ある言葉がでてきました

 

 

 

 
 
 
 
 


 

 

捨てないで!が心に引っかかっていました

 

 

 

誰も捨ててなかったのです

 

養父母も

元夫は今でも子供たちを大切にしてくれていた

Tさんを心配してくれている

元夫の母、元姑も心配してくれている

 

 

あ〜捨てられてなかった

いつも助けてもらえていたという意識が生まれました

その上で

夫から帰ってきて欲しいのですが

捨てないでという意識ではなく

感謝お礼の言葉が出てきました

 

 

潜在意識は隠れています

 

良い時期にちゃんと顔を出してくれます

今の違和感を見逃さないで

どうしたの?と自分に聞いてあげていくという訓練が定着してきましたラブラブ

 

潜在意識がブロックとなることがあります

表面の自分は気づいていません

 

この潜在意識が

大丈夫かな?と浮き上がってくるサインは違和感です

なんか嫌だぁ

なんか気持ち悪い

なんか

なんかさーーーです

 

皆さんも見逃さないでね

 

今日の私はなんかさーーはなかったでしたラブラブ