ひと山ふた山越えた年齢のご婦人たちからランチをご馳走になりました
不定期ですが
お誘いいただいてます
未亡人会です
なんとも言葉は奥ゆかしそうですが
実は笑ったり笑ったりたまに泣いたり(笑いすぎての笑い)
哀愁ただよう集まりです
私は実は聞き役に徹しています
今から行く道です
長い間介護でお見送りした方は亡くなった後に
やっと終わったぁと呟いたのをお嫁さんに聞かれたそうです
終わったとはこれ以上もう無理ではなく
夫がこれ以上苦しまないで済むという意味です
生きていた時はなんてひどい夫だろうと
ほぼ全員が悪口をいっていたのを聞いていました
亡くなった
1年くらいはご主人の若い時のやんちゃに顔をしかめてしゃべっていた
しかし年数を重ねたら
よいご主人に変身しているのである
今の話題はコロッと死にたいという話である
その割には
絨毯の段差はよくないとか
ところどころに椅子を置いて転びそうなときに掴むとよい
風呂で具合が悪くなったら
栓をグイっと抜く
そうすると溺死しない
というすご技が詰まっていた
年寄りの知恵袋はものすごくためになった
後半の話がまたすごい
2年前にイルディーボのコンサートに行ってきたのだ→イギリスでデビューした4人組ボーカルグループである
みんなハンサムなんですよ
そして驚きの告白である
追っかけでイギリスのプレミア付きコンサートに行くのである
英語は話せるので通訳いらないというかっこよさだ
だからイギリス旅行は怖くない
ツアーで行くのだが6人しか集まらず
うち3人が未亡人会である
フォーマルの衣装は何にするとか
お金はどのくらいもっていくか
パスポートを盗まれないようにとか
少女のようにはしゃいでいた
みんな英語ができる70代と80代である
すごいでしょ!
ころっと死にたいといいながら
生命力はんぱない
シャーシャーと生命力がはみ出ている
エコノミーは嫌だ!と言い、旅行会社に交渉したが一人分しか空いてない
キャンセル待ちであったが、念力で三人トリオはビジネスクラスを確保した
自分たちは運が良いのだ!と言い張る
コンサートの終わりにはハグ付きで写真オッケーもおまけであるので
背伸びをしてハグの練習をしていた
みんな背が低い
イルディーボーのメンバーは高身長であるからだ
本当に元気である
まだまだこのご婦人たちの武勇伝は続くのである
この未亡人会は
よーーし!とか
頑張るぞ!という言葉が飛び交うのだ
もう他人のことは気にしていないのだ
ゆってぃの
小さいことは気にするな!ワカチコ ワカチコ
を思い出すのだ
ワカチコって
若さ、力、根性だそうです
知っていましたか?
歳を取るのも悪くないなぁ
上等の赤肉のステーキはニンニクたっぷり、シャンパンをジューっ
あとは塩、胡椒
焼いたフライパンでご飯をいため、醤油をジューです
私は肉はあまりいただかないのですが、久しぶりで美味しかった
元気良い人は赤肉食べるっていうけど、そうかもね
見えないけど
パプリカをオーブンで黒く焼いて皮を剥いてくれました
甘かったですよ