テレビで紹介されました！とあんぱんの前にひらひら紙が貼ってあった
この艶のない小豆
飛びつくほど好きではないが、コーヒーと一緒に食べたくなった
１８０円は普通である
安い方かもしれない
美味いからテレビで紹介されたのか、たまたま紹介されたのか
しかし人の心の針は美味しいだろうに傾くのものです
そこに疑いがなかった
あんぱんの失敗というよりあんこの失敗がよくある
買わなきゃ良かったと
そうならない事を期待して一口パクリ
すぐにコーヒーで流し込んだ
甘っ！
どうしたら小豆が硬くなるまで砂糖を入れたのだろうか
もちろん好みはあるだろう
舌触りが悪かった
ガッカリだ
１８０円が勿体無いと思った
私の勘違いかも知れない
もう一口パクリ
皮の部分だけパクリ
この艶のない小豆
パン生地が甘い
この小豆や小麦粉のせいではないのだ
こんなボロクソに言われた小豆ちゃんごめんなさい
仙台に美味しいおはぎを売っているところがある
小豆はしっとりしている
もち米の上に大量にふわっと乗っている
美味しいと評判だ
私の母のおはぎに似ている
母のおはぎの方が美味い！
なぜ美味しいと感じたのか、甘さと塩気の超絶バランスである
これは舌が感じるものだ
このあんぱんにはそれがない
甘さだけが前にくる
あーぁ１８０円！とケチなことを思う
そして胃が嫌がった
もしあんぱんが美味しいならば幾らまで出せるか
不味いあんぱん食べながらオークションのように競り上げた
500円 イエス！
1000円 評判と行列と賛美があればイエス
3000円 凄く悩むが出会えないような味わいならばイエス
5000円から10000円 これは物珍しい珍品領域にイエスである
あんぱんにこんな力を注いだ
130円もったいなかった
でもご馳走さまです
私にはいいも悪いも語る毒舌の傷官というどストレートの星があるのです
あんぱん一つで自分の反応を確認できるのでした
今度は美味しいあんぱん紹介します
あんぱんにお付き合いありがとうございます