バッタが飛んできた

 

 

 

ひえーーと娘が叫ぶ

 

 


私が素手でとる

 

 


バッタが車のフロントガラスについていた

 

 


もーーー!と娘は怒るのだ

 

 



虫が全部だめなのだ

 

 


私も好きではないけど触れる

 


 

20代の頃に牛舎が会社の裏にあった

 

 


くるわくるわハエが絶え間なくくるのだ

 


 

一発で仕留めていたグラサン

 

 


会社を辞めてもハエ退治に来てくれと言われた(笑)

 

 


フロントガラスにしがみついていたバッタを見て

 

 


これカマキリじゃないの?大きいよ!



大きさでカマキリかバッタを区別している私の知識である

 

 

 

違うってば!!



顔が違う

カマキリは三角の顔をしている

足が違う

緑の色が違うとたくさんの言葉が出てくるのだ

 

 


凄すぎだ

観察しているとしか思えない

 

 

観察しているねぇーーーとからかった

うっしっしニヤリ

 

 

 

娘が反撃した


 

 

お母さんだってハト嫌いなのに観察しているじゃん

 

 

 

 

そういえばハトのことを知っているかも



 

ハトの体の色を一色にすればいいのに

首に輪っかなんかつけちゃっていやらしい

羽広げると表はグレーなのに白くなっているの知ってる?とか

足が赤いの気に食わないとか

ブログを書きながらざわざわしているのである

 

 


嫌いなのになぜに観察するのだ

 

 

 

じっとみているのだ

憎しみを込めてみているのかもしれない

 

 


娘はバッタの気配を感じるのだ

いち早く気づくのだ

 

 


 

私もそうだ

その角を曲がると

あの場所は

ハトがいるかもしれないとアンテナが察知するのだ

 

(感じでハトはかけない パソコンの変換で漢字のハトが一番にでてこないようになっている)

 

 


 

駅周辺はきょろきょろする

油断禁物だ

こんちわーーーーと近づいてくるのだ

 

 


好きだから観察しなくても良い

嫌いだと

ここが嫌だあそこが嫌だとわけわからない理由をつけてしまう

 

 


嫌いなんだから放っておけばよいのに変なの

 

 


自分に危害が加えられないかとじっと観察しているようだ

 

 

 

 

 

お天気が良かったので

やっぱりベランダにバッタがいた



人差し指にのせたらしっかりとつかんできた


途中にひっくり返りそうになったら裏返しでも指をつかんできた


かわいいなぁと感じたのでした

ゆっくりゆっくり外の公園に運んであげた


 長生きするんだよと声かけた