なぜ、どうして?
が頭につくとつい相手の行動に批判が出てしまうのです





そんなことしなくても



そんな風にいわなくても



つい私だったらという思いが湧き出てしまう






私は三姉妹です





上に姉が二人です



どの兄弟姉妹にも共通です



上は我慢させられ、真ん中は自由で寂しがりやで
3番目は甘やかされといわれますよね



上の姉はこんな風にいいます


ずっと我慢していた
優しい言葉をもらえなかった
それに比べてあんた達は……



月に一回実家を借りて仕事をしています



ほぼ一日中ベッドで横になっている母に挨拶をするとニコッとします


それを見ていた姉は
私にそんな笑顔を見せない
ブツブツ文句をいいます



姉はヤキモチ焼いています



母のことを好きでなかった姉が結婚せずに母と一緒に暮らしているから笑えます



姉は母に可愛がってもらいたかった
小さい時のことを考えるとイライラして少し母に意地悪することがあります




私が作る料理は
母はおいし〜い!というそうです




姉は
私が作っても一回も美味しいなんて言わないのにと怒ります💢





しかしそんなことはありません
ちゃんと母は美味しいと言ってます

母は気を使って言ってるだけで本心じゃないからといじけている


いじけ虫がたくさん潜んでいる


食事、トイレは自分でできます




お母さんはオムツしているわけでないから感謝だよと言うと




まぁそうだけどね!というのです





それなのに
どうして不満ばっかりいうのだろうか
そんな姉に不満がありました







あれ?








私も姉に不満をもっていた





もしかして似ているかもです






夫と金沢の兼六公園に行った時に
三すくみというものがあった



蛇、蛙、なめくじがお互いを見ている銅像だ




蛇は蛙を食べ、蛙はなめくじを食べる
なめくじは蛇を溶かすらしい
天敵です
三者立ちすくみ身動きできない様子です



私たちも三すくみ姉妹だ





次女姉のように自由すぎて親を困らせてはいけない
上の姉のように怒りを飛ばしてはいけない
人には優しく親切にしなければならない
二人はセンスよくてスタイルがよくて羨ましかった




次女姉は
私をみて遊ばない人間は面白くない
頑張らなくてもよい




長女姉をみて人を窮屈にしてはいけない、コントロールしてはいけない



長女姉は

すぐ下の次女姉をみて自由すぎては痛い目にあう


私をみては融通がきかない窮屈である
見抜かれているように思い近づけない





それぞれこんなりっぱな石のような固定観念が出来上がったのだ
三すくみの銅像だ





もしかしたら



私は姉たちがいなかったら



自由奔放で
感情を暴発しているものをもっているに違いない



それが三すくみで抑えられていたのだ





私は姉たちである



姉たちは私である




簡単だ





どうして?なぜ?という思いは相手の行動を阻んでしまう
相手のエネルギーを奪うのです





長女姉は正直ではっきりして行動的である


次女姉は自由で柔らかく優しいのです



私が三すくみをやめれば解決したのでした




今でも
姉たちはおしゃれでカッコ良いのですラブラブ