木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)
神様の性格
絶世の美女で、桜の花や富士山の女神です。しかし、皇室の祖先である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)が、彼女だけを妻にして姉の岩長姫を拒んだので、人間の寿命は桜のように短くなったという話もあり、はかなさの象徴でもあります。
神話
瓊瓊杵尊に一目ぼれされて結婚した木花開耶姫は、一晩で妊娠しました。ところがそれを知った夫は、「一晩で妊娠するなんて、浮気をしただろう」と疑います。それを聞いた姫は激怒!「では子供を生むとき産室に火を放ちます。もしあなたの子供なら私も子供も無事なはず」と宣言し、無事出産しました。瓊瓊杵尊は謝りますが、姫は死ぬまで夫と口をきかなかったそうです。