かなりプライドの高い彼で、
自分から見た順位番付では
父

母

妹

彼(犬)

私
![[みんな:01]](https://emoji.ameba.jp/img/user/s0/s0111012/2508.gif)
要は私、犬以下扱いで全く懐かないどころか
噛まれた事も多々ありで
気まずいのであまり面倒を見ていませんでした。
とは言え、彼がいる生活は当然で
彼が家族の接着剤となっていました。
書くと長くなるのでやめますが、
家族がバラバラになってもそれぞれの心を癒した存在はボス君でした。
そんなボス君が徐々に年老いて
咽頭ガンになり、手術にも耐えられない体力と言われ一年も生きていました。
11月に入ってから食事も水も受け付けなくなりついに昨日歩けなくなったと母から連絡がありました。
今朝、妹と駆け付けると
ガリガリの身体で喉を腫らし
片目は目やにで開かないボス君がただ横たわって、やっとの呼吸をしていました。
妹は目やにを拭き取り、
身体を丁寧に拭き、オムツを変えて、身体を撫でてはグスンとなり、
私は身体を撫でるしか出来なかったけどやっぱりボス君の暖かさを覚える様にしっかりとありがとうを伝えられました。
何度か首を持ち上げようと頑張ったり
かすれ声で鳴いたりボスは一生懸命答えてくれました。
私達が帰ってすぐ、
母からボス君の訃報がありました。
母が席を外した少しの間に
動かなくなっていたそうです。
母が呼びかけ、お腹に手を当てて心臓の音を聞いても、そこは動かず、
ただ温もりだけが感じられたそうです。
彼の最後の日、
久しぶりに実家には家族全員が集まり一部屋ですごしていました。
こんな事はもう15年以上ありません。
ボス君、
あなたのお陰で、家族がまた一部屋で過ごせました。
最後まで、みんなの心を気遣ってくれてありがとう。
あなたが始めてうちにやって来た11月に、
家族は一部屋に集まって手に乗るほど小さく怯えたあなたを笑顔で迎え、
名前を決める家族会議をしたんだよね。
家族が一部屋に集まったのは、もしかしたら、それ以来だったかもしれないね。
最後まで、本当にありがとう。
ゆっくり眠ってね。