野球放浪記『百聞不如一見』 -293ページ目

一瞬イチローに見えた

長いプロ野球の歴史の中で半世紀以上も存在しなかった。


52年ぶりに高卒新人外野手として開幕戦スタメン出場を果たしたのはオリックス・駿太選手。


9番ライト。
開幕前夜の報道ステーションで予告先発ならぬ予告スタメンが発表され、そこで明らかになった。


今日の試合の1回表、一死2塁の場面。3番内川選手の打球はライトへのフライ。タッチアップを試みた本多選手を、素晴らしい返球をして三塁で刺した。


イチロー選手のようにダイレクトのレーザービームではなかった。綺麗なワンバウンド送球だった。


大袈裟かもしれないが、本当にイチロー選手のように見えた。


このプレーよりも、自分の送りバントが先制点に繋がったことが何よりも嬉しかったことだろう。


1-0と緊迫した場面が続き、8回裏に北川選手のタイムリーやスンヨプ選手の3ランでリードを広げ、寺原投手が完封で締めた瞬間、はりつめていた緊張が解けた。


駿太選手も間違いなくチームの今季勝利に貢献しているし、さぞかし嬉しいことだろう。


明日、目が覚めると体がパンパンに張ってるかもしれない。でも、それは心地よい張りであるに違いない。


チャンスの場面で三振してしまったことは悔しかったかもしれない。


昨日の試合のプロ初打席。初球から思いきり振れた。しかし昨日、今日と1軍レベルの投手の球についていけてない印象はある。


とは言っても高卒からプロになって間もない選手。そこは一歩ずつ階段を登っていけばいい。


入団の際は「外れ外れ外れ1位」が話題になった。今は覚えることも多くて、がむしゃらにやってると思う。この先、壁にぶつかることもある。でも、1つずつ壁を乗り越えていけば、間違いなく「大当たり」の選手になると思う。


今日は守備とバントでチームの勝利に貢献した。次はプロ初ヒットがほしいところだろうか。


今年のパリーグの新人で注目度が高いのは何と言っても日本ハム・斎藤佑樹投手。だけど、駿太選手からも目が離せなくなってきた。あとは岡田監督が、どこまで我慢して起用できるかにかかっている。


そうそう、「初」と言えばT-岡田選手。プロ初盗塁おめでとう。


がんばろう日本! のり


粘ったと言うより

もったいないなぁ。


せっかくスレッジ選手が3本塁打7打点の大当たりだったのに。


個人としてはいいんだけど、チームとしては勝ちに結びつけないと意味がない。


先発の大家投手が2回5失点と誤算だった。


2番手のハミルトン投手も同点に追いついた直後に森野選手にホームラン打たれて失点。ここをピシッと抑えてくれればよかったのだが。


先発投手には踏ん張って試合をつくってもらいたい。


横浜7-8中日


がんばろう日本! のり


8年ぶり

「がんばろう!日本」のスローガンのもと、約3週間遅れで開幕したプロ野球。


横浜スタジアムには平日デーゲームにも関わらず、多くの方が球場に足を運んでくださった。


その期待に応えようとする姿勢が伝わってきた。


1回裏、村田選手のタイムリーで幸先よく先制。2回裏にも吉村選手のレフト線二塁打で一塁ランナーひちょり選手が一気にホームイン。なおも一死満塁のチャンスを作り渡辺選手の併殺崩れの間にもう1点。序盤は横浜ペースで試合が進む。


初の開幕投手となった山本投手は3回までパーフェクトピッチング。ところが4回に捕まる。3連打で満塁とすると、和田選手に犠牲フライを打たれ、続くグスマン選手に3ランを打たれ逆転される。


これと同時に緊急地震速報が入る。数分後、ハマスタも同じく関東のQVCも揺れがあり試合が中断。安心できない状態は続く。


山本投手のあとを継いだ中継ぎ投手が踏ん張り、7回裏に村田選手の激走二塁打を足掛かりに、ひちょり選手の犠牲フライで同点に追いつく。


8回から登板した加賀投手が素晴らしかった。スピードはなくても変化球を巧みに操り三振を奪う投球にはうっとりした。2イニング無失点。


加賀投手好投のあとの9回裏、吉村選手の本日4安打目となる二塁打と代打金城選手の内野安打で一死1、3塁となり、代打内藤選手のセンター前ヒットでサヨナラ。


横浜は8年ぶりの開幕戦白星。


ヒットを打つたびに、一塁ランナーコーチの米村さんとハイタッチしたり、抱き合ったり


山本投手がバントを決めると尾花監督が手を叩き大きな声をあげたりと喜びを体一杯に表現していた。ベンチを含め、チームの雰囲気は終始よかった。


ただこれは144試合の1試合にすぎない。長いシーズンには浮き沈みがある。チームの状態が悪いときにも、これくらいの雰囲気が出せればいいのだが。


それにしても今日はいい試合だった。


横浜5x-4中日


がんばろう日本! のり