抑えられる理由はここにある | 野球放浪記『百聞不如一見』

抑えられる理由はここにある

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150キロ近い球というのは簡単に投げられるものなのでしょうか?


JFE東日本の三橋投手のこの日のMAXは148キロ。田面(たなぼ)投手は150キロを計測しました。


しかも、こんな球でもJFE西日本の打者は弾き返してしまう。しっかり見極めるところは見極めていました。この人たち、さりげなくすごいです。


一概に比較はできませんが、一昨日に観た香川OG-愛媛MPの試合は一体何やったんやろうって思ってしまいます。


第55回JABA岡山大会 決勝

JFE西日本-JFE東日本


少し触れましたが、JFE東日本はスポニチ大会のJR東日本東北戦でノーヒットノーランを達成した三橋投手が先発。


対するJFE西日本の先発は3月に行われた広島東洋カープ-社会人選抜オール広島の試合で先発した岩澤投手でした。


いきなりチャンスを作ったのは東日本でした。1回裏、先頭の木村選手が二塁打を放ち岩崎選手がバントで送り一死3塁とします。


大澤選手は外の緩いカーブに空振り三振。岩澤投手は続く岡崎選手に四球を与えてしまうものの、トマセン選手には、インコースをズバッとつくストレートで見逃し三振。このピンチを無失点で切り抜けます。


すると2回表の西日本の攻撃。岡選手、大崎選手の連続安打、中本選手の送りバントで一死2、3塁とすると、谷選手がライトに犠牲フライを放ち、西日本が先制します。


その後は三橋投手、岩澤投手がお互いの持ち味を発揮し、3塁を踏ませないピッチングで終盤まで進みます。


再びチャンスが訪れたのは東日本。7回裏、津留選手、中野選手の連打と長谷川選手の送りバントで一死2、3塁でバッターは丹羽選手。


ここでセーフティスクイズを試みますが2球連続で失敗。1ボール2ストライクからの4球目。岩澤投手の真骨頂でもある右打者の外角、精密にコントロールされた球でセカンドゴロ。ランナー釘付け。


木村選手が死球で二死満塁となるものの、岩崎選手がショートゴロ二塁封殺で、ここも得点が奪えません。


1点のリードだけでは心もとない西日本は8回表にチャンスを作ります。この回頭から東日本は田面投手がマウンドへ。


山本選手がライト前ヒットで出塁し、盗塁と暴投で一死3塁。


しかし、橋本拓選手が空振り三振。高岡選手がサードゴロ。3番、4番で追加点が奪えません。


残すは9回の1イニング。表の西日本の攻撃。岡選手の二塁打、大崎選手の四球、大北選手の送りバントで一死2、3塁。


ここで迎えるは先制の犠牲フライを放っている谷選手。しかし空振り三振。二死2、3塁。


ここで追加点が奪えないと、1点リードしているとはいえ、嫌な空気が流れそうなものでした。続く打者は松浦選手。


2ストライクと追い込まれるものの、1球ファールのあと、2球連続でフォークを見極め、カウントは2ボール2ストライク。6球目でした。


外角のストレートを振り抜いた打球は右中間真っ二つの2点タイムリー三塁打。優勝をグッと手繰り寄せる貴重な追加点で3-0とします。


9回裏も岩澤投手がマウンドに上がり東日本の攻撃を3人で抑え、西日本が優勝しました。岩澤投手は119球の6安打完封勝利でした。


JFE西 010 000 002:3
JFE東 000 000 000:0


岩澤投手は三橋投手や田面投手のように速い球があるわけではありません。洗練された制球力は本当に素晴らしいものがあります。


JFE東日本もいい投手が多いですね。


なお、岩澤投手は最高殊勲選手と最優秀投手に選ばれました。


【各表彰選手】

最高殊勲選手賞 岩澤 正登投手(JFE西日本)

敢闘賞 鹿沼 圭佑投手(JFE東日本)

首位打者賞 岡崎 祥昊選手(JFE東日本)

最優秀投手賞 岩澤 正登投手(JFE西日本)


がんばろう日本!


“new challenges and my new style” NORI