快挙&あの伝説が蘇る | 野球放浪記『百聞不如一見』

快挙&あの伝説が蘇る

54年ぶり2人目の大記録が生まれました。


都市対抗野球3日目の第1試合、仙台市・JR東日本東北の森内寿春投手が横浜市・三菱重工横浜戦で完全試合の快挙を成し遂げました。


三菱重工横浜は昨年の都市対抗ベスト4、一昨年の日本選手権もベスト4という強豪チームです。すごいの一言です。


今年のJR東日本東北のチームスローガンは『勝利への執念』


森内投手自身、「勝たないとエースとは言えない。お前はまだエースじゃない」と監督から叱責されたこともあったそうです。


「おまえがゼロに抑えれば負けることはない」とも言われ、投げる試合は完封指令。


そんな高いハードル、ノルマを課せられた中で、これ以上ない素晴らしい完封劇をやってのけました。


プロ入り志向が強い投手でもあります。


昨年は七十七銀行の小林敦投手(千葉ロッテ)、日本製紙石巻の久古投手(東京ヤクルト)、TDKの大原慎投手(横浜)といった東北の社会人チームを代表するエースたちが揃ってプロ入り。森内投手は悔しさを味わいました。


26歳という年齢を考えると、これがラストチャンスになるかもしれません。


被災地に届ける勝利はもちろん、プロ入りへの今年最後の猛アピールもなりましたし、自分自身にとっても大きな1勝になったに違いありません。


あとは運命の日を待つのみです。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇


第3試合の門真市・パナソニック-浜松市・ヤマハの試合は一死満塁からスタートの延長タイブレークにもつれこみました。


ヤマハでタイブレークと言って思い出すのは昨年の日本選手権です。


日本新薬戦でヤマハはタイブレーク表の攻撃で4点勝ち越したものの、日本新薬に4点取られて追いつかれました。


この試合はヤマハが勝ったのですが、最終スコアは16-12、試合時間が4時間を越える凄まじい試合を演じました。


そんなことも頭をよぎりました。


この試合はヤマハが12回表に6点取って大きく突き放しました。何点取ってもいいって言うような感じでした。


その裏のパナソニックの反撃は1点止まりでヤマハの勝利となりました。


パナソニックが右中間への犠牲フライで1点返した場面、解説者の方が仰っていました。


「6点差があるから外野は後ろで守れた。点差が少ないと外野手は(バックホームに備えて)前にきていて、(右中間を)抜けてたかもしれない」


なるほどなと思いました。
タイブレークの奥深さを知りました。


一般的に延長戦はサヨナラがある後攻の方が有利と言われていますが、タイブレークとなると少し違います。


たくさん点を取って後攻チームにプレッシャーをかけるという意味では先攻の方が有利なのかもしれません。


がんばろう日本!


“Dash on” NORI